ヒトはなぜ太りやすいのか?
序章.私たちは太るようにデザインされている
『ダイエットにチャレンジしても続かないのはなぜだろう?』
『ダイエットを始めた当初は減量出来たのに、3ヶ月後にはリバウンドしてしまった』
『お菓子を食べたら太ると分かっているのに、つい手が伸びてしまうのはなぜ?』
健康の為に、魅力的な体を作るために、ところが、思い通りにダイエットを進める事ができるヒトは少数派です。自分でも出来ると思ってはじめたのに挫折すると、殆どの人は自分を責めてしまいます。ダイエットがうまくいかない上に、自尊心まで傷ついて、踏んだり蹴ったりでしょう。
では、なぜダイエットに失敗してしまうのでしょう?
断言しましょう。ダイエットが続かないのは、アナタの問題ではありません。そもそも、私たちの心や身体は太るようにデザインされているのです。
数百年前の旧石器時代、ヒトは狩猟民族として、食うや食わずの半飢餓状態を生きていました。そのため、とりわけ脂肪として蓄えられる糖類や脂質をできるだけ多く食べようと進化してきました。私たちが砂糖や脂を美味しく感じるのは、こうした進化のプログラムがあるからなのです。
現代の私たちは、こうした進化のプログラムを生得的にインストールされたまま、飽食の時代を生きています。ダイエットが続かないのは、アナタが悪いわけではなく、そこには、『太らせるメカニズム』があるのです。
この記事では、私たちが本来備えている『太るメカニズム』について詳しく解説します。まずは、ダイエットを妨げる敵の正体を知ることからはじめましょう。
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