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私がなりたかった大人 青春時代に多大な影響をくれた2人


何者にもならなくていい。

ただ強い心を持った、
世界に生きる女性になろう。


あの時の私のヒーローに、
今度は私がならなくっちゃ。

そんな漠然としたイメージを持つことになった
6年前の19歳の私。


**


人生で初めて一人旅をしたのは、19歳になったばかりの冬。

大学の冬休みを使って行った”リゾートバイト”が、
その後の私の人生を丸っと変えてしまうのでした。


伊豆にある、海の目の前の温泉で働いた3週間。

そこにいたグローバルなお兄さんお姉さんと、
中国と台湾、ネパールから働きに来ていた私と同い年くらいの子達。


初めてのリゾートバイトを経て、
のちの数年間たくさんの場所で働くことを経験することになる私ですが、

今思い返しても、
あの最初の時ほど国際的な仲間に恵まれたことはなかったです。


**



まだひとりで実家を出たこともなかった私。

自由になりたくて、英語を勉強し、いつか世界に出ることを
ざっくり夢見ていただけの私に

現実的に大きな世界を見せてくれた2人が
今でもずっと心にいます。

心に衝撃が走るほど、全力で尊敬したくなった2人だったのです。


海外在住歴が2人とも長く、そして時間の縛りも全然ない。
持てるものは少なくても、自分の時間を何より大切にして生きていた。

キラキラした肩書きで繕うこともなく、
それなのに誰から見てもかっこいい経験をたくさんしてきていて。

でもたくさん持っているのに、どこか自信がなくて。


語りはじめたらキリがないですが、


その2人が持っていたのは、

自分。


そして、人間味。


夜中3人、一緒に屋上で星を見た時、

うちあけてくれた悩みやぼやきがとてもリアルで、
でもそれがなんともかっこよく見えて。


かっこよくない部分がコーティングされていなくて、とてもリアルで。

でも誰よりも大きな世界で生きていた2人。

心の器も、とても広かった。

アメリカ留学を控えていた私に話すときも、
19歳だった私と同じ視点に立って、真摯に向き合ってくれて、

今まで経験してきたことを上から教えるわけでもなく、
ただこれから私に待っているであろう広い世界を教えてくれた。


心で感じたメッセージは、


人間らしいありのままで生きる大人って、こんなにかっこいいんだ。



当たり前のように思い描くであろう”完璧な大人”とは程遠い大人を目指すことをその場で決めた私。

(完璧な大人なんて、もちろんいないけれど。それでも。)


25歳になった今あの2人には感謝しかなくて、
私はありがたいことに、思い描いた通りの道を辿っています。

いつも自分に「ありがとう」と言いたくなる時、
あの2人の像がパッと浮かぶ。


たとえ大人になろうとも
いつまでも感情は生々しくて、

そんな葛藤や希望の中で生きる日々が、不思議ととても愛おしくて。


こんな私の話を聞きたいと思ってくれる私より若い子たちが、
あの時の私と同じ感情を抱いてくれることがあるなら、

そんな幸せなことはないなと
心から思います。


**


今読んでくださっているあなたに
多大な影響を与えてくれた人はいますか?


こんなふうになりたい
この人素敵
大好き
尊敬が止まらない
かっこいい


そんな気持ちをくれた人や環境、もの、ことがあるなら
それは未来のあなたそのものなのかもしれません。


必然的に憧れているものに人は近づいていくものだし、
イメージできるものにしか人はなれないと思うから。

心が大きく動く何かがあるなら、
それこそがあなたが目指すべきものなのかもしれません。


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私の人生を変えてくれた5つのもの

・旅

・人との出会い

・世界を飛び回る人たち

・言語習得

・自然いっぱいの環境


6年後の今、まさにこの5つに囲まれている。

その事実を実感する度に、私は自分を好きになり、自信が持てて、

心の底から幸せを感じられる。


たとえ日頃のストレスに悩まされることがあっても、

時間をかけて育んだ何かは急に崩れ落ちたりしない。


それが何よりの救いであり、
時間をかけて何かを育むことの大切さに立ちかえらされる。


全ては0からはじまる。

これからまた6年後先の私が喜ぶために、今を生きればいい。


愛する人をめいいっぱい愛している自分がいい。

たくさんの人に出会い、旅をし、心から笑っている私がいい。

大好きな自然の中で、ありのままを生きている自分がいい。


今はざっと、こんなアイディアが沸きました。


あなたの未来の自分像は、どんな感じですか?


今の延長線上にいる未来の自分が、大好きな自分でありますように❤️


美沙紀



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