誰がなんと言おうとミュンヘンでもエールビール。ちょっとだけラガー。
2024/04/12~15でミュンヘンに行ってきた。
大親友がドイツに旅行に来ると知らせを受け、せっかくなら!の気持ちでミュンヘンで集合することに。パリ旅行同様、ミュンヘン大聖堂、レジデンツ、ノイシュヴァンシュタイン城などの有名観光名所に目もくれず、街歩き&酒飲みぶらり旅。ビール。そしてできるだけエール。
もちろんラガー、ピルスナー、下面発行ビール大好き。だけどイギリスでエールを楽しむ民として、ミュンヘンクラフトビール、エールを中心に巡りました。
そもそもドイツでエール飲めるの?
ドイツといえばラガービール。ミュンヘンでは「ヘレス」が多く飲まれている。
苦味が少なく喉越しがするん、少し麦芽が香るこのビールは、天気の良い昼下がりから手が伸びてしまう。
しかし、私はエールに酔心する人間。ドイツのヘレスも楽しむ予定でありつつ、ドイツのエールも見出したいのだ、もちろん。
旅行を決めたその瞬間からミュンヘンでクラフトビールを飲めるスポットを一心不乱に探した。
けれど、そもそもこの国にはラガー種以外の需要はあるのだろうか?イギリスのブリュワリーではエールの占有率が70~80%。そう考えると、ドイツのブリュワリーで、好みのエールを見つけるのはなんだか難しそう…。
お腹チャプチャプ、ミュンヘン発見と満足。
ブリュワリー、ボトルショップ、タップルームを合計で10軒巡った。
初日はフライトが遅れたことにより滑り込みで1軒、二日目は7軒、三日目は2軒。時折ワインとコーヒを交えながら、快晴のもと大成功のビール旅となった。
3軒はTHE GERMANY!!って感じのブリュワリー。そして残り7軒がクラフトビールを扱うお店。
あ、大切な1軒を忘れていた。マクドナルドでもビールを飲んだ。マクドナルドにビールあることに感激。日本でも提供してー!
イギリスのエールより、しっかり目。
降り立つ前はドイツビールの味わいに近しいクラフトビールの味を想像していた。イギリスよりも、軽くてするする飲めるエールが多いのではないかと。ドイツのラガービールの如く、皆するするスタイルがきっと好きなんだろうと。
そんな想像から180度ひっくり返されたのが、今回のビール旅だった。
普段イギリスで飲む物よりしっかりしていた。
ってかこんなに濃い!? IPAって書いてるけどDIPA、ものによってはTIPA感まであるぞ!?と感じものも。
驚きを隠せない中、思ったよりも濃い印象の理由を探るために思考を巡らせた。結果、2つの解にたどり着いた。(超主観)
①ラガーの国だからこそ、エールにはしっかりを求める。
②ビールに混じり気が許されない。
①は、するするヘレスにもブリュワリーによって様々な味わいがあるんだもの。喉越し重視系、香り立ち系などなど。それならエールにするするを求める必要はないのかも。マーケティング視点でも、普段手にするものとは違う味わいを目指した方が差別化ができるよね。
②は、ビール純粋令によりビールの原料は「麦芽・ホップ・水・酵母」に限られていた。ドイツでは近年ルールが緩和されたが、引き続き伝統やブランディングの観点でルールを守り続けられているブリュワリーが多いらしい。
イギリスでは材料の規定がない。自由度高く香りや味わいに個性を出すためハーブや果汁が添加されることがしばしばある。
材料の物価が高騰し続ける中でビールの品質を維持する難易度が上がり、様々な材料を投下し濃度が低下しているのかもしれない。・・・憶測だけど。
詳しい方がいたら、教えてください。
また行きたい!ミュンヘンビールスポット3選!
ホテルから最も近く、23:00まで空いていたので閉店間際に滑り込んだのが【Hagiins Ale Works】。シンプルな内装で気取らない雰囲気、フレンドリーなアメリカ出身のブリュワーが開設しているミュンヘンでは異色のタップルーム。タップ数は5~7種類と多くないが、様々な種類のエールが楽しめる。
店内に入るとすぐに金ピカタンクがお出迎えしてくれる【True Brew Brewing Co.】。ラガーとエールは3:7の割合で用意されており、お土産用に嬉しい缶ビールが10種類ほど。ビールによく合うハーフサイズほどのピザも人気のお店。
巡っている最中、いくつかのお店の人に「オススメの場所ある?」と聞いたら必ず出てきたのが【BewsLi】。グリーン基調でモダンなデザイン、コージーな家具、ビールのラインナップはスケートボードのような黒板に書かれていてオシャレな空間。ビール以外のドリンクもありデート使いにも良さそう。
こんな場所にも行きました。
番外編 田舎と青空とビールののんびり半日旅。
ミュンヘン中心地から南へ、電車とバスを乗り継いで片道約1.5時間。 現地の滞在時間は約3時間。トータル6時間でのんびりできるこのアンデクス修道院ではビールの醸造が行われている。
4月上旬にお邪魔して、快晴の22度。都心から田舎までのうつり変わる景色に冒険欲と好奇心がかき立てられる。丘の上から穏やかな田舎町を見下ろし、爽やかな風を纏い、小ぶりながらも煌びやかな装飾の教会に出会えた喜びに心震え、同時にフレッシュなビールを味わえる最高の半日になった。
ミュンヘンのブリュワーが教えてくたかからこそ、辿り着けた秘境の地。アジア人グループは1組しか確認できず、90%が白人の観光客。英語のメニューは一切なし。食事を頼むときはショーケースを指差してなんとなく注文した。
天気が良ければ心の底からおすすめしたい、友達も大絶賛のスポット。
おまけ
Hagiins Ale Worksのオーナーが教えてくれた、ミュンヘンのクラフトビールがマップになってる超優良ページ!これからミュンヘン訪れる方はチェックしてみて!
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