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『Beep21』AM2研でRPGを作り続けた男 - クリエイター・リユニオン・ファイル Vol.3 岡安啓司インタビュー

かつてセガハード専門誌の誌面を賑わせた
有名タイトルの創り手が久しぶりに登場する
クリエイター・リユニオン・ファイル

▼Vol.1 「パンツァードラグーン」を創った二木幸生氏

▼Vol.2「電脳戦機バーチャロン」を生み出した亙重郎氏

今回は鈴木裕氏率いるセガAM2研で
「バーチャファイター」シリーズの
セガサターン移植を担当する一方、

数々のRPGタイトルを手がけてきた
岡安啓司氏が登場!

メガドライブで体感RPG
「ヴァーミリオン」を制作したのち
「レンタヒーロー」を手がけ
その経歴はのちの大作「シェンムー」へと
つながっていく。

セガ初の家庭用ゲームソフトで
ミリオンタイトルとなった
「バーチャファイター2」

そしてオープンワールドの先駆けと
言われ、壮大な世界を生み出した
「シェンムー」の開発現場で岡安氏が
見たものとは?

今回のインタビューを読むと
当時の点と点が線に結びついていく
感覚を感じるはず。

セガAM2研のRPGの系譜のキーマンである
岡安啓司氏のルーツとともに、お届けします。

どうぞ最後までお楽しみください。

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【岡安啓司 (おかやす けいじ) 】1966年2月11日生まれ。1988年に新卒でセガに入社。鈴木裕氏率いるAM2研で数々のタイトルに関わり、セガサターンでは「バーチャファイター」「バーチャファイター2」の移植を担当し、当時の誌面に何回も登場したことで覚えている人も多いはず。AM2研にいながら、実はメガドライブの「ヴァーミリオン」や「レンタヒーロー」などのオリジナルRPGをてがけ、ドリームキャストでは「シェンムー」を担当。今回はAM2研の過去のRPGの数々が点と点、それらが線につながるインタビューとなっている。岡安氏自身は、1999年セガを独立して20年以上となるが、最近社名をスタジオフェイクから新たにファンコーポレーションに変更。同社の社外取締役にはあの小口久雄氏もいるという話も含め、久々に岡安氏へのロングインタビューとなった。メガドライブ版「レンタヒーロー」の幻の企画書も本邦初公開!みなさん、ぜひお見逃しなく!

岡安氏の近況

──岡安さんへの取材はずいぶん久しぶりとなりますが、セガを独立後”スタジオフェイク”を立ち上げてから、今年になって社名を”ファンコーポレーション”に変えたというのを聞きました。まずはそのへんの近況からお伺いできますと。
岡安 もう20年以上前になりますが、セガを独立して会社(スタジオフェイク)を作った当時(2000年)は、とにかくゲームが全部リアル志向にいっていた感じがあって。僕らがやりたいのはリアルなゲームというより、もっと”ゲームゲームしたもの”を作りたいねっていうのがあったんです。何かいい意味で期待を裏切りたいという想いでつけた名前が”フェイク”だったんです。それ以来ずっとその名前で会社を続けてきたんですが、近年ロシアのウクライナ侵攻が始まったりして”フェイク”という言葉が、どこか”フェイクニュース”など、悪いイメージで広がってきてしまいましたよね。そんなこともあって、ちょうど今水面下で進めている新しい案件をやるにあたっても「会社名がフェイクだとやっぱりイメージ良くないよね」となりまして。あとは、20年もこの社名でやってきたから、一度ちょっと会社の名前を変えてみようか?というのもあって、このタイミングで社名を変えることにしたんです。実際、会社を立ち上げた当時に、スタジオフェイクという名前でイメージしていたものと、今は時代が変わってきちゃったな、というのも大きかったので、ここで社名を変えることにしたんです。

▼参考
ファンコーポレーションのHP

社外取締役にあの小口久雄氏がいる理由

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