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『Beep21』「電脳戦機バーチャロン」の生みの親 -クリエイター・リユニオン・ファイル Vol.2- 亙重郎インタビュー

『Beep21』で2023年から
始まったリレーインタビュー
「クリエイター・リユニオン・ファイルズ」

当時の誌面を飾った数々の名作を
生み出したクリエイターたちが
久しぶりに登場していきます。

▼第1回はこちら(本邦初公開の「パンツァードラグーン」試作デモ動画も必見です!)

1993年の「バーチャファイター」で
CGゲームブームがやってきた当時、
画期的なロボットアクションゲーム
として一世を風靡ふうびした
「電脳戦機バーチャロン」を生み出した
亙重郎氏が登場します!

亙氏は、1991年にセガに企画職として入社。
小口久雄氏率いるAM3研で
「ウォーリーをさがせ!」を作ったのち
社内ではまだ理解がされにくかった
ロボットアクションゲームの企画に挑戦。

紆余曲折と試行錯誤を重ね
「電脳戦機バーチャロン」を完成。

2本のスティックを使った操作系をはじめ
その後のロボットゲームのパイオニア
なりました。

1995年の初代「バーチャロン」
1998年の「オラトリオ・タングラム」
2001年の「フォース」
2003年の「マーズ」と

シリーズを重ね、コラボ作品
電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(2018年)」をリリースしたのち、
亙氏は2021年2月末にセガを退職

セガ退職から今に至る近況が
気になるファンも多い中、
今回『Beep21』の取材で
久しぶりにその姿を見せてくれました。

初代「電脳戦機バーチャロン」が世に出て
四半世紀以上ったにもかかわらず
TANITA CUPタニタカップ 2023」のような
大会が開催されているこの人気の秘密は
どこにあるのか?

当時の話を振り返りながら
その魅力にも迫っていきます。

2023年3月26日に「電脳戦機バーチャロン マスターピース1995~2001(PS4)」を使用したeスポーツ大会「電脳戦機バーチャロン マスターピース1995~2001 TANITA CUP 2023」がタニタ主催でオンライン開催される。この大会は2018年にスタートした「TANITAツインスティック・プロジェクト」を起点とした取り組みで、今回で3回目。板橋区内の企業・学校と連携するとともに板橋区の後援を受け、板橋区発のイベントとしてeスポーツの魅力を発信する。大会では、新企画として「魅せるプレー」を競う「パフォーマンス・コンテスト」を実施するほか、当日は『バーチャロン』シリーズの生みの親である亙重郎氏が特別ゲストとして登場。大会の模様は、タニタのYouTube公式チャンネルでライブ配信された。 ©SEGA CHARACTERS ©SEGA/AUTOMUSS CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME
いつもの亙節とも言える明快な話ぶりは健在。あっという間に時間が過ぎた、久しぶりのインタビューです。気になる亙氏の近況はもちろん、亙重郎氏の幼少期からの話を交えて掲載された「クリエイター列伝」の再掲載や、「バーチャロン」誕生までの裏話の詳細と各シリーズの振り返り等々、ファンには見逃せない永久保存版的な内容となっています。ぜひ最後までご覧ください。

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亙重郎氏の近況

──亙さんには『セガサターンマガジン』時代以降、誌面にはインタビューなどで何度も登場していただいて、「バーチャロン」に関しては、亙さん自身にご執筆していただいた連載コーナーもあったりしましたが、直接お会いするのは本当に久しぶりです。まずは改めてというところもあるのですが、近況をお伺いしてもよろしいでしょうか?

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