いろいろあるね、そしていろいろ忘れる

2021.7.20（火曜日） All's Well That Ends Well

気が遠くなる。

暑さの話である。毎朝、「暑い」というテーマが日記に出てくるようになった。ブログネタがないときは「気候の話」と相場が決まっているが、自分でも「また気候の話題かよ...」と自分の凡庸さに辟易する。でも今朝は気が遠くなるような暑さだった。朝一番で洗濯をして干した。バスタオルに洗濯バサミを取り付けながらふらっとする。蝉の声だけが耳元で聞こえて他は何も聞こえなくなった。ふと我にかえると無意識ながらも洗濯バサミを全部のバスタオルに取り付け干す作業は終わっていた。人間のポテンシャルの凄さに感嘆しながらも、今日は陽の高いうちはベランダにも外にも決して出るまいと心に誓った。

よくおばさんたちの会話で「今年の夏は一段と暑いわね」「そうねぇ」という会話がある。これは毎年同じように交わされる。おばさんたちにとってはどんなに涼しい夏であっても「今年の夏は...」なのだ。私もそう思っていた今年の夏は例年より暑いと...でもよくよく考えると昨年も一昨年もかなり暑かった。それでも食欲だけはあってモリモリ食べてガンガン飲んでいたのだが、どうやら今年はそのモリモリ感が出ない。おばさんたちの会話には信憑性がないが、私のモリモリ感は事実だ。だから今年の夏は例年とは違う（ただ私の体力が落ちただけだという人もいるが）そんな思いでベランダから帰還したら、夫がコロナワクチン2回目を打ちに行ってくる」と言って出かけていった。私より若いのに職域接種とやらでいいなぁと思う。私はまだ1回目の予約さえ取れていない状態。どうせこの暑さで遊びに行く気さえ起きないから家に籠るのは平気だ。気長に待とう。

お昼はまたもやキュウリとトマト。それにプラスブロッコリー。

＊

午後、宅配便が来た。名古屋の友人からの差し入れだった。桂新堂の夏の風物詩を模したえびせんべい。お皿に並べて楽しむ。『何かいいことないかしら...』と思っていたところにうれしい出来事。

スイカは最後まで残しておいた。

今日は遠雷も鳴らず、エアコンと冷蔵庫のモーターの音が響く部屋で夕暮れを迎えている。静かでなかなかよろし。