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ギスギス、ガサガサと時間が流れる

2021.5.28(金曜日) early morning

始まりは午前4時。

まだ外は暗い。目が覚めて眠れなくなってしまった(現在4時15分)毎朝4時に起きて執筆活動を始める作家さんを知っている。今頃その人もパソコンに向かって書き始めたんだろうなと想像しながら私はこれを書いている。遠くから救急車のサイレンが聞こえていて、どこかの誰かの苦痛がだんだん近づいてくる。都会ではひっきりなしにそういうことが起こっていて誰もサイレンの音だどには気を止めないが、こんな時間の静けさの中でそれに遭遇すると乗っている人のことを少し考えてしまう。その他に聞こえてくるのは車の走る音、鳥の鳴き声。そして私の耳鳴り。

外が黒からブルーグレーに変わった。

そろそろ夜中から夜明けへと移り変わる時だ。

眠れないまま本を読んで過ごす。気がつくと外は明るくなっていた。でもまだ5時48分。カーテンを開けて読書灯を消す。人工の光に変わって自然の光がベッドの上を照らしていく。

さあ、またいち日が始まる。

朝早く起きるといち日が長い。もうお昼前くらいかなと思って時計を見るとまだ9時45分だった。一瞬時計が止まっているのかと思ったがスマホの時計を見るとやっぱり9時45分だった。先が長い。

午前中だけで3件の宅配便が来る。どれもこれも私が注文した商品ばかりでダンボール箱を開ける瞬間は楽しみではあるけど、商品を出した後のダンボール箱を潰すのが嫌いだ。うまくつぶれなくてイライラしてくる。そうなると余計に潰すのに時間がかかってしまう。わぁーわぁーぎゃーぎゃー言いながら潰す。そして潰したダンボール箱を紐でくくってマンションのダンボール箱置き場に持っていく。そこにはうず高くダンボールが積まれていて、自分のことは棚に上げて「みんな通販が好きなんだなぁ」と思う。ダンボールを出したついでに向かいのコンビニに行って雑誌の立ち読みをする。立ち読みをさせてもらったお返しにアイスコーヒーを1個買う。

これだけやってもまだお昼にならない。

遠くに住む友人が庭に咲いた花の写真をLINEで送ってきた。1枚だけかと思っていたら、次から次へと合計12枚。途中で「もういいよ」と思う。自分が良いと思ったら相手も良いと思うはずだという固定観念が困ったものだ。私も送るときは気をつけよう。1枚送って相手の反応をみてもう1枚送るかこれでやめにするかを決めようと思う。どの写真も私の好きなタイプじゃなかった(花の種類ではなく写真の撮り方のこと)

そんなことを考えていると眠くなって昼寝をする。

1時間寝た。

やっとお昼になった。






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