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夕焼けに染まって雲が桃の色

2021.11.27(土曜日) Saturday evening

朝は誰でも眠いのよ。

朝から皆さん(夫&猫)眠たいようで、朝ごはんを食べたら夫は自室で猫は猫用こたつの上で眠ってしまった。私は下り坂らしい空を見つめ「何時くらいに雨になるのだろう」と、洗濯物を外に干すか乾燥機にかけるかで悩んでいた。テレビでは北の国の豪雪の様子を流していて、「あらまぁ」と素直にびっくりしている。日本は狭いと言われているが、意外と広いのではないかとさえ思う。雪の中を背中を丸めて歩く北の国の人もいれば、私のようにまだブラウス1枚で過ごす人もいる。もっと南の人はきっとTシャツ姿で歩いていることだろう。

朝寝する猫

昨日、大騒ぎした変な体調不良も今朝になると何でもなかったように治っていた。予兆か警告か、何かの罰か、それはわからずじまいだが人間は突然どうなってしまうかもわからないということを思った。でも、いつどうなってしまうかわからないから準備しておこうという気にはなれない。『いつどうなってしまうかもわからない』という事実だけを知っていればいい。11時30分、夫が起きてきた。どこかにランチを食べに行こうと誘われる。どこに行こうか悩んで近所のカフェに行く。肉じゃが定食が美味しそうなのでふたりして肉じゃが定食を頼んだら、「あとひとり分しか残ってません」と言われて夫は豚の生姜焼き定食に変更した。肉じゃがの味付け自体はとても良かったが、大きなじゃがいもの中で煮えてなくて少し芯が残っていた。ちょっと残念な気持ちで帰宅する。天気は下り坂どころかいい天気になっていた。
午後から読書をする。
今読んでいる本の中に、「ヘテロジニアスで二人の組み合わせを、あらわすならば…」という文章が出てきた。この「ヘテロジニアス」意味を知らなかったので調べたら、IT用語で「異種の、異質な、混成の、不均一な」という意味があるらしい。その小説ではIT用語を人間同士の性の結びつき(男女のあるいは男と男、女と女、それ以外の何か)を指してヘテロジニアスを用いて表現していた。なんかとても近未来な感じがした。こうやって文章も昔は存在しなかった言葉などがどんどん的確に使われていくのだなと文学の時代の流れを感じた。現在の性のあり方などは昔の言葉ではもう表現できない。世の中もずいぶん進んでいったという感じ。

晴れたまま夕暮れを迎える。
雲がうっすら桃色に染まっている。



読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。