幸先良いな?頼れるルームメイトと最高な街メルボルン【回顧録15】
ルームメイトの女の子はAちゃんと言った。
Aちゃんは、中部地方出身の28歳。
年齢も近く、私達の距離は一気に縮まった。
話を聞くと、コロナ以前にもオーストラリアに1年以上留学していたとのことで、
私からしたらもう海外生活大ベテランであった。
この家には前日着いたばかりということだったが、
家の中の説明から、近くのスーパーまでの道のり、公共交通機関の乗り方、更には携帯の契約方法まで、何でも教えてくれた。
その頃ちょうどイースター休暇の時期で、
語学学校が始まるまで、3日間ほど予定が無かった私達。
Aちゃんが行きたいところがあるとの事で、
メルボルン市内から、少し外れた街の方まで、
冒険に付き合わせてくれた。
そこで初めて見たメルボルンの全貌。
ーーー私の胸は高鳴った。
ターミナル駅のすぐ横に流れる大きな川と、
その川沿いに並ぶ素敵なレストラン。
いくつもの歴史的建造物。
市内ど真ん中に建つ由緒ある図書館と、
その前にそびえる大きな階段。
中心部から少し外れた所にある、
おしゃれで落ち着いた街並み。
たくさんの可愛らしいカフェ。
街中の至る所にある、緑豊かで広大な公園。
そして、その所々で各々にチルするたくさんの人々ーーー。
なんて素敵な街ーーー。
メルボルンにして正解だったーーー。
到着してたった数日で、私はそう確信してしまったのであった。
続く
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