メルボルン、そしてシェアハウス、到着【回顧録14】
涙ながらになんとか乗り込んだ、シドニー発の国内線。
メルボルンに到着すると、事前予約していた送迎のおじさんが待っていてくれた。
その時点で昼の11時。
日本を出発してから15時間が経過していた。
ふんだりけったりの長旅に疲労も困憊。
やっとの思いで辿り着いた新境地に心躍りながらも、疲弊した私は、ただ茫然と窓の外を眺めていた。
空港を出発して約1時間、やっとメルボルンの市内が見えてきた。
近代的なビル群と歴史的建造物が入り混じり、すぐ横には緑豊かで広大な公園。
ここがメルボルンかー。と、じわじわと実感が湧いてきた。
そして遂に、シェアハウス到着。
大きな一軒家である。
エージェントを介して契約したこの家、学生寮とは聞いていたが、ハウスメイトについての情報は何も聞かされていなかった。
玄関前に着くと、そこには乱雑に置かれた泥まみれのいかつい安全靴達…。
なんか嫌な予感…。
恐る恐る家の中に入るが、真っ昼間ということもあってか人の気配なし。
用意されていた自分の部屋は2階。
クソほど重いスーツケース2個を引きずりながら、階段を登る。
そして部屋の前に到着。
私がとっていたのは2人部屋のシェアルーム。
ルームメイトについての情報も、同性であるということしか分かっておらず、
どんな人なのか、はたまたどこの国の人なのか、は全くの未知であった。
緊張の面持ちで部屋の扉をノック。
そして出てきたのは、
優しそうな日本人の女の子だった。
(やったーー!当たりー!!!!!)
続く
※サムネで使わせてもらってる画像、
多分本当にメルボルンの街並みです。
違ってたらごめんなさい。笑
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