オーストラリア留学を決意するまでの経緯④【回顧録4】

カナダ留学計画があっけなく終了した後、ほどなくしてオーストラリアがワーホリビザ及び学生ビザ発行を再開し始めた。
2021年12月のことだった。

正直、この頃海外留学について調べすぎて(?)、オーストラリアとか王道過ぎてどうなん…日本人多いし…と持ち前のあまのじゃくを発揮して(いやそれで言ったらカナダも王道中の王道…)応募を躊躇する気持ちもあった。

でもはっきり言って選択肢無いし(まだ留学受け入れ再開してない国は多かった)、ヨーロッパ留学の夢も捨てがたいけど、物価や仕事探し、その他の環境の面で、コロナも相まって結構大変そう…(その頃ヨーロッパでコロナが爆発的に流行していた)等と色々考えた結果、結局安心安全のオーストラリアを留学先とすることに決めたのであった。

しかし、そこで一筋縄ではいかないのが優柔不断で定評のある私。

良さそうな留学エージェントも見つけ、都市もメルボルンに決まり、相性の良さそうな語学学校もおすすめしてもらい、さぁエージェントにもろもろのお金を払うぞというタイミングで、チキった。

ゆうてもまだコロナ真っ只中だった。

国境は開き留学受け入れが再開したものの、またいつコロナが再拡大し国境が閉じてしまうかも分からないし(オーストラリアは長い間国境を閉じていた経緯があったため、なおさら不安だった)、そうなったら今払ったお金が全て返金される保証はない。
国境を閉じるまでいかなくとも、コロナが再拡大したらオーストラリアに渡航できたとしても語学学校が休校になってしまうかもしれない、仕事も見つからないかもしれない、そしたら留学に行く意味がないし、生きていける保証もない…。
しかもオーストラリア政府が、もうロックダウンしないし大袈裟な規制もかけない、といういわゆるwithコロナ宣言をしてから、それに伴い感染者数も右肩上がりであったため、私としては不安を拭いきれなかったのである。

そんなありとあらゆる不安が私を襲い、遂にはエージェントへの送金締切日に申し込みをキャンセルするという決断に至ったのであった。


続く

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