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【JTCビジネスフレーズ】一見わけのわからないビジネスワードの教科書


みなさんこんにちわ、うめめです。

今回はビジネスで使われることばの解説です。といってもありふれた横文字やアルファベットではなく、主に辞書にも載っていなくビジネス書にも出てこない、でも仕事では使われている謎のフレーズたちです。(ちなみにググってもほとんど出てきません)

例えばこんなフレーズを聞いたことはありませんか?

「この議論は空中戦になってきたからえいやで決めてしまおうか」

「Aさんはふるふるで稼働しているから新規アサインは難しいね」

実際に見聞きしたり使ったりしているベテランのビジネスパーソンならわかると思いますが、カルチャーが違ったり新卒で慣れていない場合にはわけがわからないと思います。


私も理解していませんが、可能な範囲でご紹介していきましょう。


繰り返しフレーズ

いまいま

これは頻出フレーズ、テストに出ます。社会人は今のことをいまいまと言います。大事なことなので2回言っているんだと思います。

凡例
「その案件はいまいま動いています」


ほぼほぼ

これも繰り返しフレーズです。2回繰り返すことで曖昧さを出している気がします。

凡例
「資料は、ほぼほぼ出来上がりました」

70%なのか90%なのかを明言しないことで突っ込みを回避、社会人の基本です。


ふるふる

おそらくFullから来ていると思いますが、いっぱいっぱいということです。

凡例
「Aチームは稼働がふるふるだから別チームに依頼しましょう」


じゃぶじゃぶ

リソースに余裕がある様子を指します。もしかしたら受け取り方が違うケースがあるかもしれません。

凡例
「このサーバはメモリ使用率じゃぶじゃぶだから、まだ処理起動できそうですね」

擬音フレーズ

イケイケドンドン

擬音のパターンもあるようです。まずはイケイケドンドン。何だか勢いがありますが、その感覚であっています。勢いよく進める時に使うようです。

凡例
「1件移行が成功したら、後はイケイケドンドンで進めよう」

がらがらぽん

続いてがらがらぽん。何かの抽選をするということではなく、一度ゼロにして整理しようという意味です。ちょっと音がかわいい。

凡例
「組織再編があったのでこの企画も一回がらがらぽんして整理しましょうか。」

ガッチャンコ

ガッチャンコです、イメージしやすいですね。何かと何かを合わせる時にガッチャンコと表現します。

凡例
「設計書のファイルが分かれてしまっているので、後でガッチャンコしておきますね」



たたき台

有名なフレーズ、たたき台です。別名を骨子、ドラフトとも言います。イメージ的には叩いてブラッシュアップしていくための元となる資料を指します。

凡例
「提案書のたたき台を作ったらレビュー会議の設定をお願いできる?」

初見殺しの意味不明ワード

空中戦

実際に空中で戦っているわけじゃないけど、そんなイメージ。会議などで議論がすれ違い認識がなかなか合わない、結論がでないことを言います。お仕事は基本これです。

凡例
「さっきから話がずれていて空中戦になってるから一回ホワイトボードに整理してみましょうか」

鉛筆なめなめ

ビジネスシーンで鉛筆をペロリ…?文字だけ見ると変態的ですね。
この言葉だけ見ていてもなかなか理解できませんが、どうも机上で辻褄を合わせる時に使うようです。

凡例
「最終的には鉛筆なめなめで合わせておこう」

ポンチ絵

ポンチって何なんでしょうね。ちょっと可愛らしい響き。元々は漫画や浮世絵のことだったらしいのですが、ビジネスでは概略図を指すようです。建築や製造業で多く使われるようです。

凡例
「次の会議で新サービスを別部署に説明するから、ポンチ絵だけ作っておいてください」

正直ベース
正直はわかるとして、ベースとは何なのでしょうね。正直ベース、とくにベースに意味はないと思われます。正直に腹を割って話すということです。

凡例
「工数厳しそうですか?正直ベースでどんな感覚か教えてください」

決めの問題
決めの問題という分かるようでわからない言葉、一度は聞いたことがあるでしょう。決めてしまえばそれに従うだけだからねといった文脈で使われることが多いようです。

凡例
「まあ、要は決めの問題だからさ」


仁義を切る

なんだか仰々しい言葉ですが、日本企業では頻出です。ビジネスシーンでは、ステークホルダーに筋を通すという意味でよく使われます。

凡例
「この方針で進める前に一応事業部長に仁義を切っておいたほうがいいかもね」

真水

名前の通り、まみず。飲む水のこと?いえいえ実は実際に出入りするお金のことを言うようです。一応経済用語らしいのですが初見殺しですね。

凡例
「今期は真水で1億積めます、3,000万円は不確定の案件です」


カニバる

カニではなくてカニバリズム(人間が人間を食べること)が動詞になった形です。なんでビジネスでこんな怖い言葉が?...真意はわかりませんが、主に比喩としてビジネスでのぶつかり合いを指します。

凡例
「この案件は取りたいけれど、そうするとA部署のサービスとカニバるから微妙ですね。」

この例では、案件をとると身内であるA部署のサービスを奪ってしまう、つまり仲間の売上を食べてしまうという意味になります。


一丁目一番地

住所です。イメージ的には中心地っぽいですがその通りで最優先課題を指します。

凡例
「コスト削減施策の一丁目一番地は人数の多いA部署ですね。」


さて、いかがでしたでしょうか。

業種や業界でいろいろなバリエーションがあったり、同じことばでも意味の異なる場合があると思いますが、整理してみるとおもしろいですね。

実際仕事で使うかどうかの論点はあると思いますが、真面目に知りたい場合はビジネスワードに関する本を1冊本を買ってみるのも良いかもしれません。

最後に、仕事での語彙力を高められる本を3つだけ紹介しておきます。

1. ビジネス最重要ワード100

ビジネスでよく使われる言葉が100入っています。横文字が多めですが、わからないで何となく使ってしまっている言葉がないか、見直すのにも良いかもしれません。

2. 大人の語彙力ノート

こちらは単語よりも文章にフォーカスされています。例えば「なるほど」ではなく「おっしゃるとおりです」といった文体の練習。日々使うからこそ気をつけたいですね。

3. 読まずにわかる ニュアンス図鑑

最後に英語です。英語も微妙なニュアンスがわからなかったりします。簡単な言葉でもあまりわかっていなかったりするので、一度見直しておくことをおすすめします。


今回の記事は以上になります、如何でしたでしょうか。もしお時間があれば、他の記事も見ていってもらえると嬉しいです。

こちらの記事は仕事をスポーツの言葉で表している表現をまとめています。暇があったら目を通してみてください。


https://note.com/beconjuror/n/n0179bd54bf76


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