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あの失敗があったから-未来の自分へ-

#あの失敗があったから

私にとってターニングポイントというか
振り返ってみればあの時、失敗したから岐路が大きく変わったんだなという
ことがあったので、
今回は未来の自分に宛てるつもりで書いてみます。

はじめに

当時は必死というか、周りが見えなくなっていて
失敗したんだという意識も無かったように思う。

人は常に最善策を選びたいと思うのは当たり前で
その結果がどうであれ、自分を正当化するために自分は間違っていなかったと思い込むこともある。でも思い返すたび、きゅーっと心を締め付ける感覚もあったりする。私は自分を正当化し慰めながらも、思い返すたび自分を追い込んでいました。


きっかけ


24歳で友人とデザイン事務所を開業しました。
10代の頃から起業を目標にしていたので、とても苦しく大変な時期もありましたが、今までに無い経験を積んでいくことが毎日凄く楽しかった。
その頃はよく途方も無いほどの大きな夢ばかり語っていました。

収入面も年々、少しずつ上がってきて、軌道に乗り始めた感覚がありました。それが突然畳むことになったのです。
起業して6年目のことでした。
喧嘩したわけではなく、お互いの意識が日々少しずつすれ違っていったことが一番の原因かと思います。鈍感な私は普段何も考えていなかったので、友人は1人で苦しんでいたかもしれません。話し合いの結果、お互い了承して新たな道を進むことになりました。
※相手とは今も仲良しですよ!

1人になった。さぁ、これからどうしようか。

そのまま会社を継続することも可能でした。
ですが、せっかくだから新しいジャンルでもう一度勉強することが最善策だと思い、再就職しました。それがゲーム制作を専門とするIT会社です。
ここでは自営業時代のノウハウが買われたのか、いきなりイラストチームのリーダーとして採用されました。ですが、初日で違和感を感じました。想像以上に自分が何かに怖がっている感じがしたのです。当時はそれが何なのか分かりませんでした。

人生の目標が見つからない1年半

再就職して半年。相変わらず自信のなさ200%全開フル疾走中です。
毎日が灰色の世界に見えました。もしかすると自分のスキルに対する自信喪失なのかと思い、毎日、朝晩業務につながる勉強をしました。
けれど、一向に変わらない。
また起業したら戻るのかとも思ったけど、そんな気力さえ無い。そんな中、周りはすごくキラキラして見えていました。それが一層、突き刺さった。
目標があれば少しはやる気が出るかもしれないと、無理矢理探してみました。けれど1年経ってもそれは見つかりませんでした。


環境を変えてみることにした

いっそ環境を変えてみようと決意し、転職をしました。同じくゲーム制作をする会社です。支店として設立されたスタートアップの会社でした。
まだ社員は少なかったですが、みんな、凄く前向きで明るく、部署間の垣根が無いように感じました。
組織のルールを皆で決めたり、うまく回らなければ新たな方法を試したり、
トライアル・アンド・エラーを何度も繰り返しました。そして漸く、自分が何をずっと怖がっていたのか気づいたのです。それは、

失敗して失う恐怖

でした、長い期間、色んなことへの興味の低下、自信喪失など全てこれが原因だったと考えると、すとんと胸に落ちました。
すると急にそこから創作意欲というか、自分でやってみたいことが増え始めたのです。

そして、現在。再び独立しました。

まとめ_復活の鍵はトライアル・アンド・エラー

今思えば、私にとっての大きな失敗は

自分を追い込み慰めることで、失敗への過剰な恐怖心を育ててしまったこと

でした。
会社を畳む際に、あの時こうしてれば良かったとか、分かりやすい原因があったわけではなく日々の積み重ねが廃業へとつながったために
延々と反省と慰めを繰りしてました。それがいつの間にか自分を追い詰めていたのかもしれません。

そして、私にとって復活のきっかけは

「トライアル・アンド・エラーを何度も繰り返したこと」

または、目の前でその光景を見たこと。でした。失敗しても次に活かせば良いということを繰り返し体験したことで自信へ繋がりました。そして失敗しても最善を求めて挑む姿はとてもカッコいい。とも思いました。


まだまだこれからの人生、さらにどん底を味わうこともあるかもしれないけれど、その時にまた、この頃を思い出して足掻きながらも挑み続けてほしいと思います。

おい、未来の自分、きいてますかー?

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