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駅で会ったおばあさんとUIの話

今日は日記みたいな内容なんだけど
今朝、駅のベンチで電車を待っていたら
隣に杖をついた白髪のおばあさんが座られたんです。

そのまま2分ほどぼーっとしていたら
隣のおばあさんが持っていた赤いスマホを私に差し出し、
「これ、どうやって使ったらいいのか教えてくれる?」と

画面を覗くと、
どうやらタイピング練習の画面のようで

文字を打ってもテキスト表示枠が真っ白のまま。
何も反応してないように見えました。

が、
実はテキスト枠と別に右上に小さい枠で
打った文字がプレビューされてたんです。

しかも、濁点のつくひらがなもプレビュー枠でしか変更できない。
さらに確定するには「改行」ボタンを押す手順。
PCのENTERキー的な感じですかね。
その他にも用途不明のボタンがいくつかあって
むむむ・・・っっ感じ。

UI自体は恐らく見やすさ重視でかなりシンプルな見た目なんですが、
シンプルすぎてユーザーに考えさせる負荷がとても大きい。
と同時にユニバーサルデザインの重要性も強く感じました。

(((そもそもタイピング練習に別枠プレビューを置いた意図がわからん)))

一通りの操作は説明はしたけれど
もっと電車が来るのが遅かったら
分かりやすいタイピング練習のアプリ探してあげたかったな〜。

という、UXのこと深く考えさせらる出来事でした。

余談ですが、おばあさん めちゃくちゃ品があり素敵でした。(語彙力行方不明
仕草とか話し方とか
髪のまとめ方も凝ってるわけでもなく清潔感のあるシンプルなまとめ方で
佇まいからも丁寧に生きてる感じが見えました!

ほんと、私もまずは毛玉靴下捨てような?

以上

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