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半年の休職を経て、届けたい人生のこと。〜結論休職は必要だった。未知な自分と仲良く生きよう。〜


2023年8月から休職を決め、昨日から復職しました。

驚くほどあっという間時は過ぎ、6ヶ月働いていなかったことがまるで夢だったのではないかと思うほど。嬉しいかな悲しいかな、わずか2時間で再び会社に1日いることに馴染んでいたのです。

半年の休職は一見長いお休みと思うかもしれないけれど、そんなことはなかった。
まだ完全に心は元気ではなく、半年で育てた優しいバリアがいつ崩れてしまうのだろう、気付かぬ内に自分でそのバリアを破壊しないだろうか、と弱さがひょっこり出やすくなった気持ちもある。



毎日を一生懸命生きるあなたへ。


毎日を一生懸命生きるあなたへ。


これから休職される方、休職を迷っている方、周りに休職を考えている方、復職される方へ。


世界は、
がんばることができちゃう、前向きで、なんでもやってみたい、気遣いができる、敏感、やさしい、
人が多くとても素敵なことだと思う。



と同時に、
いつどんなタイミングで心身が疲弊するほどの威力のあるドミノ倒しが来るか分からない。


感情がなくなったり、漠然とした未来に不安を感じ続けたり、人間の欲がなくなったり、必ずどこかの体調が悪かったり。全部同時に起こってしまうことがある。

鮮やかだった日々がいつからか色を失い、自分では気がつかないほどに毎日が残酷に変化している時が来るかもしれない。



巨大な波が次々に押し寄せて必死に逃げて、たまに潰されて、ぶつかって、傷ついて、限界に到達する時が。


だから一層、
残りわずかな力を絞ってそのまま生きていくことを選択するよりも、自分とゆっくり付き合っていくことを大切に育ててほしい。健康な時も不調なときも自分が自分の傍にいてあげられるから。


私の経験が少しでも多くの人の人生のヒントになりますように。


2023年38回のクリニック通い (計算: 約毎週1回)


約週1の病院通い

確定申告準備中に衝撃の発見があった。


それは、手元にあるレシートだけでも2023年分だけで38回病院に行っていたということ。


失くしたレシート分を考えるともっとあるので、約週1でどこかしらの病院へ行っていた計算になる。

38回?!

そんなことある?と驚いたけれど冷静になると納得する程体はボロボロだった。

症状はこちら。


さらに2024年には、今日は3月6日なのに既に3度症状に苦しんでいる。

2024早速の症状


•1月: 声を出さないと紛らわせない程の腹痛。救急外来は2度断られたため当日受診は断念。ストレスから腸が自発的に空気を再生していた異常が原因。

•2月: 右側の咽頭炎。突然の焼け野原的喉の痛み。飲み込む時より痰を出そうとする喉に似た動きが激痛。もっと奥が腫れていたら手術ものだった。

•3月: 花粉のアレルギー性鼻炎の影響で微熱、左側咽頭炎と外耳炎。鼻の軌道がなくなることで、喉と耳にも影響あるみたい。そして肌もごわごわ。


さすがに、自分でも自分が可哀想。

いつまで不調が続くのかな、と思いながらこんなに苦しんだのだから今年はもう元気なはず!と思って勇気づけている。


そして、受け入れてもいる。


体力も免疫も落ちている時期だから仕方ない。まずは、体と心をしっかりと休ませてからがスタートなんだから、と。


これは今でも本気で思う。



生き急ぎ癖や1人で世界を背負ってる!ほどの責任感が大きすぎるところがあるから、頻繁に自分にリマインドしないといけない。

4月以降は健康を維持できますように。
健康により感謝をするようになりました。



復帰日day1とday2の感想

day1


久しぶりに早起きをしてオフィスへ到着。

到着すると、デスクには復帰を待っていたよというチームメイトたちからのメモ、お菓子、手作りニュースレターが。とても嬉しい朝の始まり!

ちらほら出社してくる人が増えてきて、デスクに寄ってくれる人や声をかけてくれる人が多く本当に心から嬉しかった。

私は有難いことに、人に恵まれ、みんなと会うことが復職の1番の楽しみだった。

改めて、「人がいい」って宝物だと思った。

パソコンと携帯は充電していなかったのでまずはそこから始め、チームミーティング、ランチ、マネージャー1:1を終え、あっという間に1日が終わっていた。


休職直前は、朝からお昼、青空なのにコンクリートの中にいる自分が本当に嫌になっていた。希望もない牢獄にいる気持ちだった。


だけど、時間をたっぷりとった後の今、そこに嫌気がさしすぎるほどの気持ちにはならなかった。もちろん、青空のときは外に出たいし、自由に楽しく働きたい思いはあるけどね。たまにゆっくり外で大好きな友達とランチして気分転換しようかなって気楽に思えている。


帰りはちょうどタイミングがあった友達とエレベーターで下まで降りた。話しながら帰って懐かしい気持ちに。

出社から帰りまで寂しさや不安な気持ちにならなかったことはとても良かった。


帰りに不良品だったヘアピンをアクセサリーショップに返品。万単位じゃないけれど800円、ちゃんと返品返金の手間を行った自分を誇らしく思えた。



day2


朝から、体調を気にかけてくれる友達からのLINEでほっこりあたたまりながら出社。

今日は1:1が多く、アップデートされた情報や今後のキャリア相談をすることが多かった。

疲れちゃうかなと思ったスケジュールだったが、色んな人と1対1で話すことはいい慣らしにもなったし、単純に楽しむことができた。


2日目もまだエネルギー消耗大丈夫!

金曜日から忙しく夜まで残りそうなので自分がもう心配。学びを活かして、ちゃんと呼吸を忘れずに程よく肩の力を抜いて挑みたい。


週末に友人おすすめの自動ヘッドマッサージ機を購入したためお風呂上がりの癒しが増えて、入る前の葛藤が少なくなった。ナイスバイ!自分!本当に気分もすっきりするし、凝っている部分がわかるから頭皮もストレス抱えると大変なのね、と実感しています。今日も楽しみ。



好きになった自分

自分のここ好きになったな、上手になったなと思うこと。

ゆっくり丁寧になった

「ゆっくり」と言うと単純だが、ものごとをゆっくりできるようになった。スピードを見るとスローかもしれないが、総合的に見ると効率がいい。

例えば、資料提出やサブスク解約、口座開設、電話確認など。


今まではあぁやらなきゃ、
これとこれをして、でもあれが先かな?と頭でごちゃごちゃして考えている内にせっかちになり、一旦保留や一括で終わらないとイライラしてしまっていた。


今は、優先順位書いておいて、できるときに1日1個完結している。できたらすっきりする。

あとは思いついた時にやる。メモする。

「あとでやろう〜」って結構あとでになってしまうのでその時に行動したら意外とすぐに終わって気持ちよさがいい癖になった。


全体を見ると、ゆっくりしているけれどタスクは溜まっていないし自分を毎回褒めているから終わると毎回ハッピー、成長しました。

仕事にも活かしていきたい。


歩くスピードも家を出る時間も自分の好きなペースで選んでいる。それだけでも幸せを感じる。上手に生きていけるようになってきたかな?


いやになったこと


満員電車

通勤の満員電車が心から嫌になってしまった。

人混みは元々得意ではないけれど、なんだろう空気も薄くて人が多くて、2日とも間乗った瞬間から息苦しい。

換気の窓は大雪大雨以外開いていてほしいと願いながら通勤。


車はペーパーゴールド者なので車出社できないし(そもそも不可だけど)、自転車は季節と距離で自転車出勤もできない、会社の駅に住みたくない。ないない言っていて悲しくなる。


すごく早く行ってみるか時間をずらすかかな。ふう、満員電車、なくなってください、、。空飛ぶ個人タクシー開発されないかなと切実な願いです。


毎分毎秒が完璧じゃなくていい

27歳、社会人6年目。

新卒時の6年目の先輩は美しく仕事も熟していて到底自分には辿り着けない境地かと思っていた。

気がついたら、今、だ。

仕事、未来、心と体、まさか崩壊することがあるとは思わなかった。


少しずつ人生経験が増えると、予測ができるようになる。27歳はまだその予測が怖い。怖いよ。

だけど、女神様に見えた新卒時の6年目の先輩も、実は人生について思うことは多かったのかもしれない。そう考えると、みんななにかしら悩みを抱えているんだって思って自分もしっかり人間やってるね、と可愛く見えてきた。


子供の頃、
毎日なにかを成し遂げないとと思って砂遊びやかけっこをしていない。自分で感動を見つけだす天才だったし、ぽんぽん喜怒哀楽を剥き出しにしていた。


そのままでいい。


子供の頃まで遡らずとも、大学生のときも自分のペースで楽しく生きていた。


就職とか就職後の成績とか、頭で自分自身の評価ではないと分かっていてもどうしても数字やバリューが自分に響くようになってきた。

感情剥き出しは仕事に支障が出るけど、そのくらいの勢いで生きることにした。

生まれてからこうだったもの。

27歳から先ずっと真逆で生きるものか。


自分を受け止めて贅沢に時間を使っていく。必要ならばまた休職をするし、遅くまで寝たって、時間に生産性を求めなくてもいい。

気力が沸いてくる日が必ずやってくるから。


時間は限られているけど、自分なりの使い方ができるようになれば最高に幸せだと思う。

命を終える時に、もしも走馬灯がよぎるならば、笑って楽しい人生だったって言い切れると思う。



まだ27歳。


経験はできればしたくなかった底を経験して、人間は悩むものだと、そして自分を大切にすることは意識しないといかに難しいかを身をもって思い知った。


長い学びの1年の後、トンネルの光が見えてきた。


光に向かって加速して走っていきたいところだが、今は暗闇と光のグラデーションをあえて歩いて進みたいと思う。


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