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美容看護師として応募するクリニックの選び方

こんにちは、美容看護エージェント転職お悩み相談室です!
秋も深まって過ごしやすくなりましたね。
こんな時期は転職活動を始めるにも、ぴったりかもしれません。

今回のテーマは、前回から引き続き
「美容看護師として応募するクリニックの選び方」です。
前回は「大手と中小クリニックの違い」について説明しましたが、
今回は「美容科目によるクリニックごとの特徴」について
お話したいと思います。

美容看護師に興味をお持ちの方や、美容に詳しい方なら知っているかと思いますが、美容施術はとっても幅が広く、クリニックによっても専門分野がかなり違うのです。


前回ご紹介した大手美容クリニックは、全身のトータル施術を請け負っていることが多いものですが、それ以外をざっくり分けると以下の4つとなります。

・美容外科
・美容皮膚科
・脱毛専門
・男性専門

実際は病院長の方針や働くスタッフによって雰囲気は変わりますが、
多くのクリニックで見られる特徴をひとつひとつ丁寧に説明しますね。
まず、今回は美容外科&皮膚科編

「手術室経験がないから皮膚科がいいな~」
「ガッツリ稼ぎたいから美容外科一択!」

とイメージで決めつけてしまうと、転職の落とし穴にハマってしまうかも!そのようなことがないように、美容看護師の転職相談のプロである私たちの声に、少しだけ耳を傾けてもらえるととってもうれしいです♪

スキルを発揮できる!?でも厳しい?美容外科のメリット・デメリット

まず多くの人が思い浮かべる美容外科の特徴から見ていきましょう。
その名の通り、メスを使って人の見た目を良くする美容外科。
そんな美容外科の施術メニューはとっても幅広く、
代表的な施術だけでもこんなにたくさんあります!

・二重・目元整形
・鼻整形
・唇整形
・小顔整形
・豊胸術
・女性器整形
・傷跡・あざ・ほくろ
・わきが・多汗症
・脂肪注入・吸引

そして、多くの美容外科クリニックは皮膚の施術も行なっています。
これだけの施術に携わることができたら、
美容看護師として格段にスキルアップすること間違いないでしょう!
その意味で、美容看護師は上昇志向が高い方にぴったりです。
美容外科施術は患者様のビフォーアフターがはっきりとわかり、
看護師としてやりがいや達成感を覚えるところも魅力のひとつと言えます。

成功した患者様を見て
「いいな~私もこんなふうになれたらな…」と思ったら、
従業員割引で施術を受けられることも!
成功事例を自分の目で見ているので、「ちょっと怖いかも」とためらっていた外科手術にも踏み切れるかもしれません。
実際に勤務先のクリニックで施術を受けている看護師はとても多いです。
一般的に高額と言われる施術も格安で受けることができたら、
お得な気持ちになれますね。

その他にも、美容外科での施術は内容によって保険診療領域に戻れるため、これまでの病院やクリニック勤務で培ったスキルを活かすチャンスに恵まれそう。長年看護師をしている方であればあるほど、
「キャリアを積んできてよかった~」と実感するでしょう。


そんな美容外科の怖いところとは…


人気の美容施術に関われる美容外科は、まさに美容看護師の花形ともいえるポジションですが、その分背負う責任は非常に大きくなります。

施術メニューが多いということは、その分覚えることも多く、
常に勉強を求められることも。
術後の経過観察や麻酔対応など、イレギュラーの仕事もあり、
勤務シフトが変則的であるクリニックも珍しくないのです。
この辺りは応募をする前にしっかり確認しておきたいところ。
休日数や夜勤の有無は、必ず理解してから応募をしましょう。

そして、ドクターとの人間関係もとっても大切。
前回のコラムでは、中小規模のクリニックほどドクターや
他の看護師との連携が求められるとお伝えしましたが、
大手でも美容外科であれば、高いコミュニケーションスキルが求められます!
何といっても看護師は、失敗が許されない手術に取り掛かっている
ドクターをサポートするお仕事なのですから。

そのため、手術中はもちろん、診察や治療など普段の業務から
医師をよく観察し、好みやクセに合わせてあげられる看護師は
どこにいっても重宝されます。
反対に言えば、「気が利かない」「のんびりしている」
と言われがちな方は、ちょっとハードルが高いかもしれません。
この辺りはあなた自身の適性を客観的に見て、判断したいところですね。

最後にお伝えしたいのは、美容外科の看護師は体力勝負であるということ!二重まぶた埋没など、簡単な手術であれば30分もあれば終わりますが、
エラ削りなどの手術は2時間近く要することもあります。
その間は常に動き回っていなければならず、
体力だけではなく、神経も使ってヘトヘトに。
さらに、オペが立て込んでいる日であれば、
何件もこなさないといけませんよね。

ですので、美容外科の看護師を目指すのであれば、
心身共に健康であることがマストです!

皮膚に特化した美容皮膚科看護師のメリット・デメリット

美容外科について理解したところで、
ここからは美容皮膚科の特徴についてお話したいと思います。
今本当に美容皮膚科が多いですよね。
これまでアレルギーやニキビ、湿疹、やけどなど、
一般的な診療を主としていた皮膚科も、
美容分野にまで手を広げる時代になってきています。
つまり、それだけ美容皮膚科はニーズが高い分野であり、
美容看護師の求人も見つけやすいといえます。

そんな美容皮膚科で行われる主な施術は以下の通りです。

・ボトックス・ヒアルロン酸注射
・シミ取りレーザー
・ダーマペン
・美容点滴・注入
・医療レーザー脱毛

美容外科に比べると比較的どれも施術しやすいイメージがありますよね。

特に点滴や注射は、看護師の基礎業務であることから、
病棟勤務したことがある方であれば、
そのままスキルを生かすことができるのです
これは大きなメリットですよね。

また、ドクターの力によるところが大きい美容外科と違って、
美容皮膚科ではメインの施術を看護師が担うため、
「私の力で患者様をきれいにすることができた!」
という達成感を味わえるところもポイント。
美容皮膚科のナースは、患者様の”きれい”をダイレクトにお手伝いできる、素敵なお仕事なのです。

「白くて光輝くようなお肌」や
「すべすべでニキビや吹き出物がないお肌」、
「しわやたるみが目立たない、若々しいお肌」など、
美肌を求める人は後を絶ちません。
そのような患者様のニーズにお応えできるメニューは年々増えています。「美容外科ほどたくさんのメニューに対応できる自信はないけれど、脱毛専門店みたいにメニューが決まっていると、いずれマンネリになりそう」
と考える方に美容皮膚科はおすすめです。

ただし、メリットだけではなくデメリットもきちんと把握しておきましょう!
実際に足を運んでみるとわかりますが、
美容皮膚科は常に混雑していることが多いものです。
短時間で対応できてしまうこと、また外科ほど売上が立たないことから、
どうしても患者様の数の勝負になってしまうのですよね。

そんな美容皮膚科で看護師を続けるためには、テキパキと動けるだけではなく、
さまざまな患者様に対応できるコミュニケーションスキルが求められます。ときにはホームケアアイテムを勧めなければならないため、
営業力があるとなおさら◎です。

メリット・デメリットをまとめると、
美容皮膚科では看護師としての技量だけではなく、
コミュニケーションスキルや営業力、勉強へのモチベーションなど、
さまざまな要素が求められます。
突出している要素はなくとも、どのようなことにもある程度器用に対応できるオールラウンドプレーヤータイプにはぴったりと言えるでしょう。

本当は今回で4つの科目のすべてをご紹介したかったのですが、
ついつい熱が入ってしまい、長くなってしまいました…。ゴメンナサイ。

ここまで読んでいただいてありがとうございます!
次回、残りの2つの科目をご紹介させていただきますので、
そちらと今回を合わせてぜひ応募先を考えてみてくださいね。
次回もお楽しみに~。


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株式会社Parafeed/美容看護エージェント
https://biyou-kango.jp/
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