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転職先の美容クリニックの選び方

こんにちは、美容看護エージェント転職お悩み相談室です!
今回も張り切って、美容看護師への転職を目指すみなさんのお役に立つ転職情報をお届けしますね。

今回のテーマは、前回の最後に少しお話した
「転職先の美容クリニックの選び方」についてです。

今、美容クリニックの数はどんどん増えていて、
全国には美容外科が大体1,500院、美容皮膚科も同じくらいあると言われています。
美容クリニックの一種である脱毛クリニックも、毎日CMや広告を見ない日はない!というほどたくさんありますよね。

そのなかには全国展開している、いわゆる大手と呼ばれるクリニックもあれば、こじんまりとした中小規模のクリニックもあって、メニューや方針はさまざまです。

だ・か・ら・こ・そ!
応募する前にはそれぞれのクリニックの特徴をしっかりと理解して、面接を受けていただきたいのです。
これが、転職活動でよく言われる”企業研究”ですね。
応募するクリニックの研究は、看護師の転職活動においても欠かせません。

これが曖昧なまま応募しても、面接官が求める人物像と合わなかったり、
志望動機がクリニックのコンセプトに合わなかったりするおそれがあるのです。

合格したとしても、院内の人間関係をギクシャクさせてしまったり、
自分のやりたいことができなかったりして、
気づいたらまた転職を考え始めてしまっていた…なんていうことも。

「大げさに言っているんじゃないの?」
「看護師をすることに変わりはないんだから、ある程度どこに行っても同じでしょ?」
と、思っているあなたこそ要注意です!
美容看護エージェント転職お悩み相談室に訪れた看護師さんの多くは過去にクリニック研究を甘く見て、苦い経験をしているのですよ。

だからこそ、これから美容看護師を目指す方には、
クリニックの特徴を理解したうえで、
「ここならやっていけそう」と思えるクリニックを見つけてほしいと願っています。

それでは、美容クリニックのそれぞれの特徴をお話していきたいと思います!

まず知っておきたい美容クリニックの8つの分類

美容看護エージェント転職お悩み相談室では、
基本的に上の表を使って美容クリニックを8つに分類しています。

横軸の4種(美容外科・美容皮膚科・脱毛専門・男性専門)については、
次回以降でお話をするとして、今回注目していただきたいのは、
「大手」と「中小」クリニックの違いです!

このふたつにはっきりした定義はありませんが、美容看護エージェント転職お悩み相談室では以下のように分けて考えています。

・大手…全国に分院がある、社員100名以上のクリニック
・中小…分院5院以下程度、社員40名以下のクリニック

いかがでしょうか?何となくイメージが湧いてきたかと思います。
そして美容クリニックには大手にも中小にも、メリット・デメリットがそれぞれあるのです。ここからはそれぞれの特徴をみていきましょう。

大手美容クリニックのメリット


大手美容クリニックの代表的なメリットは以下の3つです。

・教育制度がしっかりしている
・キャリアプランも充実、苦手な人がいても異動ができる
・福利厚生が充実していて産休・育休・子育て時短勤務の実績が多く、結婚後も働きやすい

大手であればあるほど、どの医院に配属されても通用する基礎知識と接遇能力が必要となります。研修などの教育制度がしっかりしているのはそのためです。

「サポート体制が整っていて、悩みを相談できるOJTの存在に助けられた…」なんて話を聞くこともしばしば。
「〇〇院がどうしても合わなかったから△△院に変えてもらったら、自分らしく働けるようになった!」ということも少なくないのです。

さらに、大手美容クリニックは福利厚生の良さを売りにしていることが多いもの。

例えば某大手美容クリニックでは、

・産前産後・育児休暇
・育児短時間勤務制度
・保育料支援 
・健康診断(一般検診+女性特化検診プラン)

と、女性のワークライフバランスをサポートする制度が充実しています。

女性の割合が圧倒的に多い美容クリニックで看護師として働くのであれば、やっぱり結婚・出産関連の福利厚生が気になりますよね。
これから結婚や出産を考えている方、また仕事とプライベートを上手に両立させて働ける職場を求めている方にはおすすめです。

大手美容クリニックのデメリット


大手美容クリニックのデメリットは、以下のふたつです。

・出張や転勤がある病院も少なくない
・繁忙期(GW・夏休み・お正月)の長期連休は難しい

「いろんな医院で働けるのは気分転換になる!」
「異動で人間関係をリセットできる」
と、ポジティブに捉える方もいますが、
出張や転勤で環境がコロコロ変わることにストレスを覚える人も。
特にパートナーやお子さんがいる方は、
簡単に引っ越しというわけにはいきませんよね。

ある程度ライフスタイルを考慮してくれる大手クリニックは少なくありませんが、多少の転勤は覚悟しておいたほうがいいかも…です。

そして、大手美容クリニックは365日24時間体制で動いていることも珍しくありません。
特に美容外科は術後しばらく入院する患者さんがいるため、夜勤があるところもあったり、シフトの融通が利かないこともあります。
看護師の数も多く、そのなかでうまく出勤体制を調整しなければならないのは、ちょっとしたストレスに感じるかもしれませんね。

中小美容クリニックのメリット


大手のメリットを理解したところで、
ここからは中小規模のクリニックのメリットを見ていきましょう!
代表的なメリットは以下の3つです。

・大手よりも患者様にしっかり関われる
・柔軟な働き方がしやすく、休みも調整しやすい
・経営層とも近いため、自分の意見が仕事に反映されやすい

どれも大手にはないメリットですね。
大手は制度がしっかりしていて守ってもらえる反面、
勤務体制も業務内容も画一的で、
融通が利きにくいというデメリットがあります。

それも中小美容クリニックであれば組織がコンパクトにまとまっているため、ドクターや患者様との密なコミュニケーションを期待できるのです♪だから、コミュニケーション能力や実務経験に自信がある方にはおすすめ!

責任と権限を持って働くことで、仕事へのモチベーションも上がっていくでしょう。

中小美容クリニックのデメリット


中小美容クリニックのデメリットは、大手のメリットの裏返しと言えます。

・即戦力としての活躍が求められる
・経営層と近い分、相性が悪いとハード
・育休・産休が取りづらい場合がある

組織が小さいことから良くも悪くも距離が近く、人間関係の摩擦が起きてしまうことも珍しくないのです。実際、相談者様の中にも「中小美容クリニックのキラキラした雰囲気に憧れて入ったけど、ギスギスした人間関係で、全然イメージとは違った…」という声を聞く機会が多々あります!

「育休・産休が取りたいなら辞めてほしい」
と、ストレートに言われたという相談者様もいらっしゃいます。

この辺り、中小美容クリニックはドクターの色によってかなり待遇や仕事内容に差が出るため、中小への転職を目指す人ほどクリニック研究に力を入れて欲しいところですね。

大手・中小、それぞれ向いているのはこんな人!


それぞれのメリット・デメリットをまとめると、
大手・中小それぞれのクリニックに向いている看護師さんは、以下の通りです。

大手
・美容業界に初めて転職する人
・ライフスタイルの変化を見込んで長く働きたい人
・組織の中での行動が苦にならない柔軟な人

中小
・美容業界での実績がある程度ある人
・自分で考えながら責任と権限を持って仕事したい人

「中小美容クリニックのほうがアットホームな雰囲気で、まったり働けるのでは?」と思われる看護師さんも多いのですが、実は逆であることが多いのです。最小限の数の看護師さんで回していることが多い中小美容クリニックでは、即戦力を求めていることが圧倒的に多いです。

だから、私たちは初めて美容医療業界に転職する看護師さんには、
サポート体制が整った大手の美容クリニックをおすすめしています。

とはいえ、クリニックの規模だけで応募先を決めるのは、
ちょっとまだ早い!実際に自分が携わる業務内容についてもしっかりとチェックしておきたいですよね。

というわけで、
次回は「業務内容別に見る美容クリニックの特徴」がテーマです。
今人気の高い美容クリニックそれぞれの特徴がわかりますよ。
お楽しみに!

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株式会社Parafeed/美容看護エージェント
https://biyou-kango.jp/
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