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離婚、そして新たな生活

こんにちは。
Webライターのnicoです。

なんとも久しぶりのnote。これにはワケがありまして…。
タイトルにもある通り、離婚をしました。

現在の心境を正直に言うと、ひとり暮らし最高!(80%)まだ結婚生活続けたかったな(20%)という感じです。

元夫とは、マッチングアプリで出会い約3年ほどお付き合いをしてから結婚しました。結婚したのは2021年の夏。コロナ禍真っただ中のことでした。

両家の顔合わせもリモートで行い、結婚式も披露宴も挙げていません。

夫婦の仲に亀裂が生じたのは、2023年の11月頃。きっかけは、わたしが医療系の専門学校を退学したことです。専門学校を1年足らずで退学した理由は、校長に夫の収入や夫の価値観を否定されてしまったから。自分の大切な人を悪く言う人が代表を務めている学校へは行けない、そう感じ退学しました。今でも、この選択に後悔はありません。

しかし、元夫の考えは全く違いました。
「そんなことで辞めてほしくなかったし、普通に資格取って早く働いてほしかった」

…そんなことは分かってるんです。わたしだって、そうしたかった。でも、自分の一番大切な人の悪口を言われて、我慢できなかった。たしかに、世間からみたら、そんなことで辞めるなんてって思うかもしれません。でも、わたしには辞めるに値する理由だった、ただそれだけです。

わたしは学費も自分で払っていたので、辞めるのもわたしの自由だと思っていましたし、辞めたとしてもある程度の期間働いて学費を確保して、また進学しようと思っていました。もちろん、家庭の負担にならないようにするつもりでした。

しかし元夫は、やると決めたならどんなことがあってもその期間内でコミットすべきという考え方でした。なぜなら、相手だってその期間しんどい思いを少なからずしているし、その期間ならなんとか頑張ろうって思ってるはずだから、と。

元夫の考えは正しいと思うし、わたしの考えは甘かったと今なら思えます。しかし、当時のわたしは仕事を辞めて専門学校への進学を許してくれた元夫への罪悪感や、資格取得できていない自分への苛立ちで焦っていて常にイライラしていて冷静に考えることができませんでした。

学費を貯めるために派遣社員をしばらくしていましたが、契約期間が終了する前に辞めてしまった職場もあり、元夫には迷惑をかけてしまったこともあります。当時元夫は何も言わなかったけど、きっと苦しくてつらかったでしょう。

元夫はとても優しい人なので、わたしがその優しさに甘えすぎてしまっていたんですよね。それだけは、謝っても謝りきれないしとても後悔しています。

そして、離婚にさらに追い打ちをかけたのが、セックスレス。
わたし達は、結婚当初からレス気味でした。週に1回が月に1回に減り、離婚するまで2年半弱元夫とのセックスはありません。

なんでセックスしてくれないのか問い詰めた結果、とても言いにくそうにこう言われました。

「だって、お腹の肉が…無理」

正直、問い詰めなくても理由は分かっていました。とてつもない言い訳をするなら、前職の美容部員時代、精神的なストレスが多かったこともあり、毎日お酒を浴びるほど飲んでいたせいで20㎏の増量。当時着ていた洋服は全てサイズオーバーで、あの頃のわたしは見る影もありません。

でもいざ直接言われると、ショックが大きくて涙が止まりませんでした。自分のせいだとは分かっていましたが、ツラかったです。そこで痩せる努力をしなかったわたしが悪いんですけど、結局そうしなかったのはわたしも元夫とセックスしなくても良かったのかもしれません。

ちなみに現在は、ちょっとずつダイエットをしていて4㎏の減量に成功しています!(もっと頑張れ)

こんな感じで、2024年1月~2024年4月頃まで毎日地獄のような離婚の話し合いが続きました。離婚を経験したことのある方は理解していただけると思いますが、この話し合い期間が一番しんどかった…笑

わたしは、なんとか離婚だけは回避したかった。元夫のことは、本当に愛していて、わたしの人生の中で一番大切な人だから、ずっと一緒にいたかった。一緒に歳を重ねて、一緒に幸せを噛み締めたかった。だから、離婚になかなか同意できませんでした。同意してしまったら、わたしの中の何かが粉々に打ち砕かれてしまうような気がしたのです。

でも、元夫の決意は変わりませんでした。
結局、わたしが離婚に納得して合意できるまで3か月近くかかってしまいました。
不思議なことに、離婚を決断してから今までのモヤモヤが一気に晴れて、元夫とも新婚時代のように楽しくおしゃべりできるようになったんです。

4月中に新居を決め、転職活動も同時進行で行いました。転職に関しては、ゆっくりじっくり行おうと思っているので、アルバイトとライター業をしながら現在も続けています。

それまでの生活は、本当に穏やかでした。今までの険悪な雰囲気はなんだったのかと思うほど、夫婦仲は良かったように思います。離婚しなくてもいいのでは?と思うほどに、楽しかった。

そしていよいよ、その日を迎えます。2024年6月21日。
前日に区役所からもらってきた離婚届にサインをし、婚姻届を提出しにいった時と同じようにふたりで離婚届を提出しに区役所へ。

わたしは、離婚後も同じ苗字を名乗りたかったので旧姓に戻さない手続きや、新しい戸籍の作成手続きなど、諸々の手続きを済ませ離婚届が受理させるのを待ちます。離婚届って、受理されるまで結構時間かかるんですね…。おそらく1時間弱かかりました。元夫と談笑していたので、あっという間でしたが。

約1時間後、離婚届が無事受理され区役所をでた時、もっと喪失感とかあるのかなと思っていましたが、全くそんなことはなく素直に「今までありがとう。今日から他人だね!」と笑って言えました笑

離婚した今、元夫に言えることは
こんなわたしと結婚してくれて、家族になってくれてありがとう
ということと
出会った頃からずっと、あなたはわたしの大切な人でこれからもそれは変わらない
ということです。

約10年ぶりにひとり暮らしをしているのですが、今のところ快適に暮らしています。家電が全くそろっていないので、経済的に早く安定させて家具家電をそろえたいところですね。

幸い、同じ区内に引っ越したので生活がガラリと変わることはないし、飲み仲間も離婚をいじってくれるので精神的に落ち込むことはないです。(大阪のいいところ)

今回わたしがこのnoteで伝えたいことは、「離婚」という人生の大きなイベントは、世間一般にはネガティブなイベントだけど、案外そうでもないかもよということと、「結婚」も案外いいものだったよということです。

わたしは、元夫と結婚したことに対して全く後悔はしていません。
元夫にも聞きました。わたしと結婚して後悔しているか、と。
「そんなことは死んでも思わない。」との回答をいただけたので、まあよかったかなと思います。

たった3年11か月という短い結婚生活だったけど、とても幸せだったし大好きな人と結婚できて良かったなと思っています。

今のところ、彼氏をつくるつもりも結婚するつもりもないので、独りの時間を思う存分楽しもうと思います。





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