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NО、4 聞いてた話と違う

就活編

これまで美容学校で現実を突きつけられたお話をしてきましたが
実技にもだいぶ慣れてきた2年生、ついに就職活動が始まります。
もちろん東京の有名サロンも考えましたが、家族と相談し地元の
有名サロンへ就職することに
たくさんのサロンに電話をかけ足を運び、自分はどんなサロンに
入りたいのかをすり合わせる日々が続きました。
その結果あるサロンに目が留まります。
地域年間売り上げもトップクラス、スタイリストの方々も
おしゃれな方ばかりでとても良いサロンを見つけた!!
そう思い速攻電話、サロン見学に行くことに
その結果憧れの美容師さんと出会うことに
次の日に履歴書を送り、書類選考に応募しました。
人気サロンということもあり、倍率はかなり高く合格を
頂けるかドキドキしていると書類選考通過の通知が来て一安心
その後一次面接への挑戦!!
この時、後に明らかとなる罠に引っかかる。

面接編

待ちに待った一次面接。
実は滑り止めに何個か応募をしていた私
この時言われた言葉に騙され希望を抱いて二次面接
そして内定までを歩むのでした。
その言葉が【内は上下関係がなくすべて横のつながりでできている】
この一言でした。
意味は年長の者が先頭に立ってみんなで前に進む
という意味でした。学生の私はなんて良い会社なんだ。
こんなに美容に打ち込むことが出来るサロンは他にない
給与もそこそこ高い、絶対に合格してやる!!
そう決意しました。

内定後編

面接の結果無事内定を獲得することができ、安堵に包まれていた私に
とある電話がきます。それは入社後に即戦力になるための
入社前からシャンプー練習をして、アルバイト感覚で
仕事を覚えてほしいと、やる気満々だった私はもちろん行かせて
頂きます。そう答えました。
はじめて練習に行く日ウキウキしながらサロンに入ると
新卒生、いわゆる同期が集められていて、先輩からひとこと
【店に入るときは上着脱ぐのが常識だろ】
ん?あれこわ(笑)
と思いつつも確かに常識だな、社会人になるんだから当然だ
そう思っていました。
しかしここで更なる違和感を感じることとなります。
【シャンプー練習が終わり帰宅後は、その日教えてくれた先輩に必ずお礼のラインを入れること、返事は必ずかしこまりました】
そう面接の際に言われた上下関係について
蓋を開けてみると、ゴリゴリの体育会系先輩絶対サロンでした。
上下関係がないとは??
後に分かったことなのですが同期が全員思っていたそうです。
そのまま卒業までの期間を過ごし無事スパルタ美容室に入社することに・・

入社編

国家試験の合格発表も終わり無事入社
しかしあまり乗り気ではなく、かなりビビりながら初出勤を迎えました
そこでまた衝撃の事実が発覚。
朝礼の際まさかの。全員で社訓を読み上げる
いつの時代のブラック企業だよ。
ここから地獄の美容師1年目がスタートすることとなります。
それからというものの、朝は7時出勤、営業後のセミナーや練習
ミーティングなどがあり、月に一度ほどしか定時で上がることができず
23時半に帰宅する、そんな日々が続きました。
しかも、1日の反省を毎日先輩に送る。送るのを忘れてしまうと
その後は何をしても怒られる日々、そんな日々が続きます。
しかし、美容師の世界は厳しいものだ、そう聞いていた私は
これが当たり前、やって当然と思っていました。

ある日学生時代の同級生と大人数で飲み会に行くことに
その時の会話で自分が置かれている環境が以上であることに
気づくのでした。
そんな会社未だにあるんだ、宗教じゃんなどと
みんなドン引きの状態で、やっと現実に戻ることができ
そのまま転職へと向かうのでした。

退職決意

友人との会話で自分の状況が理解できた私
スタイリストになるまでは頑張ろう、そう決意し
毎日努力と我慢の日々を繰り返していました。しかし我慢を続けた結果
美容師として絶望的、、、、
ハゲてしまうのでした
結果入社から4カ月で退職を決意し転職することとなりました。

                         本日はここまで
                                 春




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