リスクヘッジ


今回は私が銀座でホステスをするにあたってのリスクヘッジについて。
水商売とは自分が商品で自分を売り込む営業職です。商品が自分であるからこそ起こりえるリスクは必ずあってそれは、避けては通れません。人気になればなるほ内容は違えどリスクは大きな物になります。そこで今回は私がしているリスクヘッジについて記事にしてみます。良かったら最後まで見てください。

売掛をしない

『売掛』問題はニュースにも取り上げられました。『売掛』とは、お客様がお店で使った飲食代を銀座では係と呼ばれる女性が一時的に負担する事です。

銀座では後日、会社に請求書を送って支払ってもらう流れになります。売掛が支払われなかった場合は係の女性が負担する事になっています。

ですので、係とお客様の間に信頼関係が必須です。銀座は会員制、紹介制ですので誰の繋がりでいらっしゃったか分かるようになっています。会社がしっかりされているお客様が多いので売掛が支払ってもらえないというケースは稀です。『売掛』というシステムは今だに存在します。

お店、ママ、女の子との信頼関係が成り立っているという意味で『売掛』がステータスに感じているお客様もいらっしゃいます。

ですが、中には自分のキャパを超える飲み方をして『売掛』をする方や、『売掛』を利用した駆け引きをする方もいらっしゃいます。

有難い事に私は銀座人生、売掛が飛ばされたり売掛を理由に駆け引きされた経験がありません。ですが『売掛』問題でお客様と揉めている女性は少なからず周りにいます。銀座から外れたらもっとたくさんの水商売をしている女性が悩んでいるはずです。

今はインフレですので、シャンパンの価格が高騰しています。銀座という街ではシャンパンやワイン、ボトルを一本入れたらお会計が最低15万、20万は当たり前です。

お会計が高額になればなるほど『売掛』のリスクも上がります。お客様を見極めて信頼関係を作るのも素敵ですが、基本的私は『売掛』をしない方向性をとっています。

お店以外で金品のやり取りをしない

水商売をしている女性なら誰しもいろんなオファーがあると思います。仕事ができる男性は特にお話も上手ですし女性を喜ばせるのも上手な方が多い印象です。

私の周りでもバックやシューズ、高額になると時計やジュエリーなどのプレゼント。食事やデートをする度にお手当をもらっている女性もいました。

銀座は『報連相』が当たり前です。自分のお客様以外は係の女性やママに報告しなくてはいけません。どこまで報告するかって凄く難しい話なんですが、係やママの性格によってはお客様とお店以外の金品のやり取りを嫌がる女性がいるのも事実です。

係やママからしたらお店でお金を落としてもらわなければ商売上がったりですので当たり前ですし、そのお客様とのご縁はどこからなのかを忘れてはいけません。お客様と出会える背景には、誰かが必ず来店に繋がるまでの営業努力をしています。

プレゼントを頂く事は決して悪い事ではないですし、それも才能です。ですが、度が過ぎれば裏っぴきと疑われてしまい、そうゆう噂ほどあっという間に広まります。すると、お客様のお席に呼ばれなくなってしまい将来自分のファンになるかもしれないお客様との出会いのチャンスを逃します。

ヘルプ時代は特に分母を増やさなければいけない時期ですが、ヘルプ時代に限ってそういうお誘いが多いので流されてしまう女性も少なくありません。

私が思うに銀座で働く上で可能性は一番潰してはいけません。ここで、流されず投資の目を持てるかで今後の銀座人生が大きく左右される気がします。

まず、個人感でのやり取りは当たり前ですが個人に対するリスクが上がります。
働き方や考え方、お客様との向き合い方はそれぞれですが、以上の事を踏まえると、私の中ではお店以外で金品のやり取りはしないという事はリスクヘッジに繋がると考えています。

嘘をつかない

多少の嘘であれば誰もがついたことがあると思いますが、「この人、いつも嘘ばかりだな」と感じる人と出会ったことはありませんか?

人として当たり前の話になってしまいますが、嘘をつかないって凄く大切な事だなと私は思っています。人間関係を作る上でも、仕事する上でも、自分と向き合う上でも『嘘』をついてしまうと言葉と現実に差が生まれてしまいます。その差が招いてしまうリスクはいずれ大きな癌となります。

反対に仕事に対しても人に対しても自分に対しても誠実でいると信用してもらえる人間になれますし、仕事はチャンスが増えます、自分と誠実に向き合うと自己成長につながります。

私はいろんな意味で『誠実』でいるという事は武器になると思っています。
自分が相手に誠実であろうとすると、言動や行動も変わってきますし周りに『誠実』な人が集まってきます。

自分が『嘘』をついていると周りも『嘘』をつく人が必ず寄ってきます。その空間こそがトラブルのもとになります。

『嘘』をつかないという事はリスクヘッジではなく当たり前の話ですが、改めて誠実な人間でありたいなと思いました。

教養を身につける

結局、何事も全てはこれに尽きると思います。
多くの知識と経験は、自分の資産となり人生のあらゆる場面で役に立ちますし、トラブルが起きた時なども、幅広い知識と経験で得られた指標をもとに、冷静に対応ができるはずです。

ひとつでも多くの知識と経験が学べるように、自分の物になるように、いろんな事に挑戦して行きたいなと思います。

違和感に気づく

ちょっとこの内容は感覚の話になってしまうのですが、『違和感』を感じた経験はないですか?

その違和感はお客様との間、キャストとの間、お店との間、自分との間、どんな違和感でもいいのですがその違和感を無視しない事がとっても大切です。この感覚は仕事だけでなく恋愛やプライベートも一緒です。

恋愛は特に、最初から違和感を感じていたり、お付き合いをしていく中で違和感を感じているとその恋愛は良い結果を産まない事がほとんどです。

女性は特に自己防衛本能が高い生き物という研究結果があります。
それは、子供を育てるために遺伝子レベルで備わっているそうです。

自分の感じた違和感を見逃さないように、自分の防衛本能にしっかり耳を傾けてください。この作業は生きていく上で大切なリスクヘッジだと私は考えます。

最後に

以上の事が私がホステスをする上でやってきたリスクヘッジになります。

私は有難いことに売掛問題はもちろん金銭トラブルも経験ありませんが、これからいつ自分に降りかかるかわかりません。

これからも、気をつけたいなと思います。最後まで見て頂きありがとうございます。今日も良い日にされてください








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