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地球温暖化だからこそ断熱工法

「猛暑」という字に説得力がなくなったのはいつからでしょうか?毎日が猛暑だと、緊張感というか、特別感がなくなってきますよね。
建築に関する法規が2025年から大きく変わります。断熱ができていないヤバい家を排除する方向へ。これは理にかなった良い方策だと思います。

断熱等級のイメージ図

2025年「省エネ基準適合の義務化」に伴い、今まで最高等級だった断熱等級4がいきなり最低等級になります。
図で見てわかる通り、世界的に見ても、なるほど最低等級ですよね。
ちなみに2030年からは等級5が最低等級になる見込みです。

だから等級5以下の家は建ててはいけません!

だって、「4」だと未来の基準以下、リセールバリュー(中古流通価格)が極端に悪くなる確率が高まります。中古で値崩れしやすいという意味です。この時期に4を勧める工務店さんは、知識が無いか、悪意があるかのどちらかなので、どちらにしろそのメーカーで建てないことを強くお勧めします。

等級7標準仕様です!もオーバートーク

あるメーカーさんにお話を聞きに行った時に「弊社は業界で初めて7の仕様が標準です!と鼻息荒く語られましたが、実はそれもオーバートーク。会社の研修、鼓舞する技術が高いか営業マンが残念かどちらかです。
どう考えても、「7」はコスパが悪いんです。
そのために、壁が分厚くなったり、窓が小さくなったり、玄関が小さくなったりする懸念があります。それを説明しないで、しかも多分達成も困難な仕様を看板として使う企業姿勢もどうなんでしょう。悪く無いんですよ、等級7。考えは悪く無いんですけどバランスがイマイチなんです。

コスパが悪すぎる

フランス以上の世界最高水準を規定したいとか(想像)大人の事情があったのかも知れませんが、結果として現実離れしています。

結果、等級は5。頑張れれば6がお勧め

日本の家庭内での死亡事故最多は実は溺死なんです、湯船で溺れるということですよね。ヒートショックでの死亡者数は推計1万7千人と言われています。若いうちはあまり意識しなくても、ちゃんとした家にしないと交通事故の4倍以上のリスクが発生してしまいます。というわけで断熱は超重要。夏の冷房の効きもよくなりますので、これから家を建てる方は意識しましょう!もう家を建ててしまった!という人にはお得な補助金(窓リノベ事業)なども活用して、リフォームなども検討してみましょうね


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