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50年ローンの魅力とリスク

20代でも持ち家は夢じゃない?50年ローンの実態とその魅力

最近、20代の持ち家率が30%を超えていることをご存知でしょうか?かつては家を持つことが30代以降のライフステージと考えられていましたが、状況は変わりつつあります。実際、多くの若い世代が「家賃を払うより住宅ローンを返済したほうが将来的に得だ」という考え方にシフトしています。
家を買う奴はバカって言っている有名人もいますが、今の若い世代の方がしっかり将来を比較し、考えているのかもしれません。

20代が家を買う理由。なぜ若者が買える?

国土交通省のデータによれば、20代がマイホームを購入する理由のトップは「家賃を払い続けるのがもったいない」というものです。確かに、家賃をいくら払っても最終的に自分の資産にはならない。そこで、将来の資産形成を視野に入れ、早めに住宅を購入しようと考える若者が増えているのです。

50年ローンという選択肢

近年注目されているのが「50年ローン」。この長期ローンの最大のメリットは、毎月の返済額を大幅に抑えられることです。若い世代にとっては、毎月の支払いの余裕が生活費や教育費、さらには趣味や自己投資に回せる大きな利点となっています。
実はこの制度2023年8月から導入され始めた比較的新しいローンです。
50年ローンでは団体信用生命保険(団信)が長期にわたり適用されるため、返済中にもしものことがあっても残債が免除されるという安心感があります。簡単に言えば「ローン期間が長くても、死んじゃったらもうそこで払わなくていいんでしょ?」といった考えですね。

具体的な支払いメリット

5000万円を金利2%の固定金利で借りた場合、
35年ローン: 約165,631円/月
50年ローン: 約131,895円/月  約3万5千円近く安くなります。

長期で返せば利子は高くなる。

しかし、長期ローンにはデメリットもあります。総返済額が大きくなり、特に利息の負担が重くなります。
35年ローン: 約1,956万円
50年ローン: 約2,914万円  958万円利子が多くなります。

しかし、10万円家賃で15年我慢した場合

若いうちはちゃんと貯金して、15年後、40歳で35年ローン組むぞ!って計画したとします。その場合、家賃だけで出費が
10万円×12ヶ月×15年=1,800万円 になります。
あれ?無理して頑張って、狭いアパートで子供の成長見守って、貯金一生懸命したのに、しかも800万円損をしていませんか?
しかも、利子の上昇、光熱費、管理費、駐車場代色々まだありますよね。

50年ローンを選ぶべきか?

50年ローンを選ぶのに向いている人は、若いうちに収入が少ないけれども、将来的に収入アップが見込める人や、ライフプランをしっかりと立てられる人です。逆に、家計管理が苦手な人や、不動産の知識が乏しい人にとってはリスクが大きい選択肢と言えるでしょう。全員におすすめではありません。
無理して高い買い物させようとする悪い大人もいます。
ちなみに家が欲しい若い人はノリノリでアルファードとか買っちゃダメですよ。他に借金ができなくなる地獄が始まります。

選択肢が増えたのは良いことです。

若い世代がマイホームを早く手に入れたいという願いは、今や現実のものとなりつつあります。そして、50年ローンはその一つの選択肢として、彼らの夢を支える役割を果たしています。しかし、メリットだけでなく、リスクもしっかりと理解した上で、冷静に判断することが重要です。
家を手に入れることは、家賃を払うだけの生活からの脱却を意味するだけでなく、将来的な安定を見据えた大きな決断です。
家づくりは楽しいですよ。


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