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農ファッション農ライフ no fashion no life vol.22(2/2)

引き続き、農ファッション農ライフvol.22 後半戦いきます!

前半はファッションと柿。
後半は小淵沢的な農的ライフと、清水家ライフにチューーイン!

・生活の中の農と保存食

干し柿が一斉に蔵の二階の窓に並ぶ姿が秋の風物詩なら、ココ山梨県小渕沢町には沢山の名物がある。
海がなく山にぐるり囲まれた「八ヶ岳系」のジャンルに位置するココは、ルバーブやフルーツほおずき等、気候を生かした作物はときめきポイントがありすぎる。

蔵の二階に干し柿のある風景
農グッズの宝庫
冬場は寒さが厳しい土地 薪があると良い
ひろ~い畑!栗の木やビニールハウスもあり豊かな場所

山梨の農産物にとにかく興味があって前のめりで聞いたところ、以下のような農作物があるよー、と返答をいただきコレはヤバい!となった。

春に採れる赤ウド めちゃめちゃ食べてみたい
 PHOTO SAE SHIMIZU
畑には大きな栗の木が!
PHOTO SAE SHIMIZU
初めてお目にかかった夕顔
PHOTO SAE SHIMIZU
↑の夕顔のかんぴょう 現物が見たい食べたい
PHOTO SAE SHIMIZU

その土地その土地で保存食というのも違ってくるけれど、夕顔のかんぴょうとは驚いた。
小淵沢では夕顔を作っている人達はいるが、かんぴょう作りをする人は稀。

私の地元、秋田県では[「干し餅」という物があったがアレも地方独特の保存食だったんだな、、、となんだか地元を懐かしく思った。

庭にストーブ 
コンポストがいくつか並んでいた
庭のミント 以前はミントティーを作って販売もしていた
干し芋も当たり前なかんじで
自然パワーで発酵&分解!そして肥やしへ
必殺干しネット!
これ便利すぎる田舎暮らしには必須ではないだろうか

農作物はお母さんと役割分担をしながら自然にやっている生活の中の取り組み。
農業の形態的には有機農業ということになるのだが、「ぼかし」を作ってそれを畑に入れるようになったら野菜の味が変わった!のだそう。

まだまだ知らない小淵沢。
春夏秋冬全ての季節を体感したい。
赤ウドと夕顔のかんぴょう、絶対食べたい!

・SHIMIZU FAMILY EXHIBITION @アトリエShimizu

自宅の横に清水家のアトリエ

SNSで「清水家の家族展」というものをやっている、と知った。
題して「SHIMIZU FAMILY EXHIBITION」

2022年10/15〜11/13まで開催

「家族展」と言われると、一見おかんアート的なほっこり系・・・?と想像したのだが、全然ほっこりしてねー!
どっちかっつうと前衛的家族展絶賛開催中だった「SHIMIZU FAMILY EXHIBITION」・・・これにはグッと心を掴まれてしまった。

・清水家のアトリエ

アトリエ内に家族4人それぞれの展示

佐絵ちゃんの両親は画家。
基本独学で学んだ作風で子供たちには絵を教えてこなかったらしいが、佐絵ちゃんと妹の中乃さんも作品を作るアート一家だ。

・Sae Shimizu/Sae Rotten Head/切り絵

Sae Rotten Head 切り絵
音楽はパンクやロックが好きな佐絵ちゃん 作品も鋭さが凄い
Tシャツもあります!カッコ良し!
こちらは切り絵制作スペース
今後は動植物や昆虫に挑戦したいそう
切り絵の制作をしたくなっている時期だそう


佐絵ちゃんは切り絵の他に映像も制作する。
映像は今回時間の関係で見れなかったのでまた次回に期待。

・Nakano Shimizu/Nakano Dawn/絵本

「ASTRO VIOLENCE」絵とお話で創られた絵本
サイケでドキッとする影のある絵柄と不思議なお話し
1つ1つの設定がすこぶる面白い
ハードサイケファンタジー

今回の展示では処女作である「ASTRO VIOLENCE」を販売していた。
イラストは中乃さん。
ストーリーは佐絵さん。
繊細で濃ゆい姉妹コンビネーションを楽しませてもらった。

・Hideko Shimizu/Oil Painting

母 秀子さんの作品
1999年以降、26sounds(A to Z)というコンセプトを元にミニマルアートを展開し続けている

平面分割のバランスと色彩の効果を使って見る人との抵抗する関係の絵画を目指している
話し方もアーティスティックで素敵な秀子さん
左が秀子さん

音楽はオーケストラのクラシックもあれば打ち込みだけで作られたテクノも存在する。

秀子さんの作品はミニマルアートで、一定の音を刻んでいたかと思うと少しづつ変化球が加わってきて・・・という音楽でいうミニマルテクノのあれ?今どこだっけ?的な感覚とほんと近いなぁと思った。


・Seiichi Shimizu/Oil Painting

秀子さんが「これが一番好き」と言っていた作品
写真で小さくなってしまったが大きな現物を是非見ていただきたいっす!
歯?って思ったが、入れ歯ってとこが最高
どの作品が誰のなのか分かるが、不思議と波長は合うもんだなぁと
使用されていた筆や画材もオブジェのように佇んでいた
60歳を前に抽象画から駄洒落具象画へと急にシフトしたらしい

哲学とユーモアをこよなく愛した画家だった誠一さん。
ニルヴァーナとモーツァルトが好きだったと聞き、アヴァンギャルドなカッコ良い人だったんだろうなぁと思った。


絵や音楽、写真、、、表現をしている人たちにとって認められることはきっと胸が膨らむような嬉しさがあるだろう。

佐絵ちゃんは「こんなに素晴らしい表現をしている人たちが世間に知られていないなんて!」という想いでこの家族展を企画したと言う。

動のエネルギーは人の気持ちも身体も同時に動かすことが出来るんだ。
その活動力というか、「やるぞー!」というパワーそのものがめちゃくちゃカッコ良く大変刺激をもらった。

アトリエに入り込む光が眩しくて小沢健二の「ある光」を何度も思い出していた


2022年秋清水家
豊作の柿よありがとうございました


さてさて、なんだか長く長くなってしまった今回vol.22でした。
前々から記事がどうしても長くなっちゃうからどうしたもんかなーと悩み、今回あえて分けてみたのですがいかがでしたでしょうか、、、?
すげー個人的な企画を最後まで読んでくれて本当にありがとうございます。

Love the life you live
Live the life you love
そんな気持ちで農ファッション農ライフを書いています。
是非また覗いてみてください!

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