砂糖中毒、現代病『シューガー・ハイ』な僕
シュガー・ハイとは
シュガー・ハイ。糖分の過剰摂取による興奮状態
砂糖、カフェイン、タバコ、アルコール、ポルノ。
「マイルドドラッグ」と定義される、薬物並の中毒性・依存性を持ちながらも法的規制が欠如している嗜好品たち。上記のもの全て自分に当てはまるのだが、その中でも特に砂糖依存が顕著で、毎晩深夜は枕元にお菓子を並べて食べながら寝ないと落ち着かないほど。
ストレスまみれのこの日々の中で、マイルドドラッグに依存し、脳に褒美を与え続けることを唯一の精神安定方法にしているのは僕だけではないはず。
現代をサバイブするために不可欠でありながら、同時に自分の精神衛生も健康状態も蝕んでしまうマイルドドラッグ依存に対する僕の懺悔と悲鳴の歌を書いた。
SUGAR_HIGH
1st、2nd Full Albumを経てオルタナティブなバンドサウンドから、デジコア、ハイパーポップ、エモラップ的なクラブサウンドへとアップデートした僕らBearwear。
今作のサウンド面は、バンドサウンドから離れた打ち込みサウンドをベースにオープン・チューニングの滑らかなギター・フレーズや、ビットクラッシュによる角の立った音像が耳を刺激する楽曲に仕上げた。
Kazma(Vo.)がBearwearの作業部屋で深夜に暴食している様子を収めたリリック・ビデオも公開。ドンキでひたすら甘いものを買い集め、ひたすらそれを食べるという過去1シンプルなMVだが、3テイク目ぐらいで吐きそうになるほどハードな撮影だった。
歌詞&和訳
Sped up ver., slowed + reverb ver.
今回は通常バージョンに加え、テンポを早めた「SUGAR_HIGH_(Sped Up ver.)」と、テンポを遅めてリヴァーブの効いた音像にアレンジした「SUGAR_HIGH_(slowed + reverb ver.)」の計3バージョンで配信。
原曲よりも再生速度を速めた「Sped Up ver.」はTikTokなどのSNSでここ数年で爆速に広まった文化。ショート動画との相性がよく現代の若者にハマったSped Upムーブメントだが、このBPMとボーカルピッチを上げる手法は、2000年代頃に流行ったアニソンのナイトコアREMIXと近しく、僕らにとってもともと馴染み深いもので懐かしさも感じた。
今作『SUGAR_HIGH』を作り始めていた今年の年始には、すでに様々なポップスやKPOPアーティストがシングル配信に「Sped Up ver.」を入れており、それを受けて僕らも曲作り構想段階から、Sped Upもslowed + reverbも作ることを決めていた。
アッパーな気分になりたい時にはSped Up、落ち着きたい時はslowed + reverbといったように、シーンに合わせてそれぞれのバージョンを楽しんでほしい。
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