【note私設賞】「野郎どもが互いの名を絶叫しながら殺し合う小説大賞」略して「絶叫杯」開催のお知らせ #拡散希望
お前は。
彼女と共に在れた時代を、そんな風にして悔いるのか。
出会ったことが間違いであったと、愛されたことは過ちだったと、そんな風に切り捨てるのか。
彼女が、どれほどの思いでお前を選んだのかも知らず。
俺が、どれほどお前をうらやみ、同時にお前のことが誇らしかったかも知らず。
「お前がッ」
濁った声が、喉を引き裂く。
「何を背負いこんだかは知っている……何を護りたかったかもわかっている……ッ」
だけど。それでも。
それでも問おう。
「どうして去った! どうして彼