#awsbasics がきっかけで #AWS認定クラウドプラクティショナー ( #CLF )を在宅受験した記録

Journeymanと呼ばれている。仮想化基盤のサービスを担当した経験もあり、クラウドの良さを感じていたがずっと「無免」だった。いくつかのきっかけで「無免」を解消し「仮免」を目指した話しを書く。これから初めて目指す方の参考になれば幸いだ。

AWS Community Builders Advent Calendar 2022 の5日目の記事。主催の #jawsug_chiba のEnomotoさんに確認したら「Community Builders」でない方も空いているので書いて欲しいとのお話しだったのでお邪魔した。


2021年12月

年間施策の一環で上長の面談をした。自分が「向いている」と感じるコトを話した。それがスタートラインだった。でも、今までにない取り組みで、動き出しが遅く、もやもやしていた時期でもあった。平たく言うと「ピンとこなかった」。


2022年1月前半

自分が「向いている」コトに近くなるための具体的なアクションをした。残念ながら空振りだった。具体的なアクションは本来の価値を出せずに空振りだったが、新たに自分が「向いているコト」を行える「B案」を提示してもらった。オプションを用意いただけて嬉しかった。


2022年1月後半

結果「B案」に携わる。全く知らない部署の予備知識がないサービスの提案をサポートするコトになった。そのサービスのコア技術が「AWS」だった。業務でメトリクスのサービス「CloudWatch」を見るコトはあったが見るだけだった。この時、初めて業務で使う開発用のアカウントを払い出された。

ここまでがきっかけと言うか経緯だ。以後、実際の受験までの過程だ。記録として曜日が大事なので、日付曜日でアクションを残す。日付のリンクは当日の日記だ。勉強のコトは書いていないが記録なので、自分用に使いやすいようにしている。土日や休みはイベント参加以外は勉強していない。


2022/03/12(土)

「基本のキ」を学ぼうと思った。ちょうど良い勉強会が週末開催されていたので、参加してみた。ハッシュタグは「 #awsbasics 」だ。

AWSのゆっきーさんがご担当された。ゆっきーさんは、受験場所の確保に困り、風呂場で受験し腰を痛めたそうだ。が、その話しが後の受験場所選定の参考になった。

たまたま土曜だったが、業務で必要な知識や技能の習得は無論業務時間に行える。セミナーやトレーニング、資格対策本の購入など会社の支援を受けられる。補足まで。

初めて「資格」そのものを意識した勉強会に参加したと思う。内容が素晴らしかった。

セッションの中で、何度か実施の試験を想定した設問があったが、解説を聞いた後なので「全問正解」できた。この体験も「試験を受けてみようかな」とぼんやりと意識するきっかけになった。

登壇時のスライドはダウンロードできるようになっており、「復習のメインコンテンツ」になった。今後たびたび登場するのでこのブログでは「勉強会スライド」と呼ぶ。


2022/03/16(水)

隔日で30分程度「勉強会スライド」を見直して過ごす中、実際に触ってみたくなったので、公式のハンズオンをやってみた。CLFの試験には直接関係ないサービスだが、とても良くできたハンズオンで分かりやすかった。

この体験で、グッと身近なモノになったと思う。

システムエンジニアとは名ばかりで技術から遠ざかって自分でも驚く感覚だった。やったハンズオンはコマンドライン(いわゆる黒い画面)は使わなかったと思う。


2022/03/17(木)

勢いは大事だと思い「模擬試験」を受けてみた。まず無料なのがありがたい。AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF)とAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)にチャレンジした。正答率はそれぞれ85%と70%だった。合格ラインは70%以上だと認識している。

多くのみなさんが取得されているSAAは、実際のユースケースを題材にした問題が多く難しかった。かつてのエントリー資格らしいが恐ろしい。過去に受けた試験だとPMPに近い感覚だ。全般的な知識を背景にユースケースごとの振る舞いを問う問題が多数出題されるところが似ている。さらに上位資格のAWSソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SAP)がある。どれだけ難しいのか想像がつかない(自分の実力では)。

知人のクラスメソッド平野さんが書いたブログを頼りにアカウント作成から完了までやってみたが、とてもわかりやすくて助かった。感謝。


2022/03/24(木)

先週からの1週間は「勉強会スライド」の見直しもほぼせずAWS知識習得として「空白の1週間」になってしまった。優先すべきタスクがあったからだ。完全に停滞期だった。そんな時は「手を動かす」に限る。しばらくサボっていた知識習得を再開し、無力さを知る意味でも、AWS認定SysOpsアドミニストレーター(SOA)の模擬試験を受けてみた。45%だった。予想通り大惨敗した。実力不足なので糧にならなかったが、刺激にはなった。


2022/03/26(土)

CLFには直接関係ないが、Amplify Studio のハンズオンを受けてみた。上記で紹介した勉強会シリーズ( #awsbasics )の一環だ。JAWSUG初心者支部( #jawsug_bgnr )のコアメンバーOdaさんが講師だった。

慣れていないので、時間内では3分の2位しか終えられなかった。ただ、前述のハンズオンで「完走」が大事だと理解できていたので、残りのステップを1時間ほど居残りしてやり終えた。手順が公開されているのでご紹介する。


2022/03/28(月)

前週の金曜に大事な業務が終わったので、週末に加えオフを過ごした。勉強はしなかった。3日のブランクだ。


2022/03/30(水)

勉強を再開した。理解が怪しそうなポイントと明確に「暗記」が求められそうな正式名称などを中心に、ポイントを絞って「勉強会スライド」を読み込み直した。

初めて「受験」を意識した。

試験サービス「Pearson VUE」は別の試験でお世話になっていたので、軽い気持ちでどんな感じか調べてみた。試験「日本語」かつ試験官「日本語」で、2022/03/31(木)に受けられる予約があった。そして、試験の直前でも枠さえあれば受験予約して受けられるコトを知る。

業務について重要な連絡を受ける。

夜は大事な友人の「送別会」の幹事で「夜桜見物」も予定していた。ひと通り眺めて「Pearson VUE」サイトはそっと閉じた。1日を通して良い桜だった。


2022/03/31(木)

在宅勤務だった。昨日の続きで「Pearson VUE」を開いた。試験問題「日本語」試験官「日本語」で検索すると、その日の空き時間で受験可能な枠がひとつだけあった。

勢いは大事だ。

当日予約した。

最後の付け焼き刃で「勉強会スライド」の以下の項目を復習した。資格試験も苦手だが、暗記も苦手だ。本当に資料がわかりやすくて助かる。「模擬試験」で間違った箇所も復習した。

・Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)
・Amazon S3 のストレージクラス
・AWS Identity and Access Management (AWS IAM)

受験場所を確保については、いろいろ片付けたり、邪魔が入らないようにとやや厳しい要件がある。前述のゆっきーさんのように風呂場もひとつの選択肢だが、自分の場合は電源の確保に課題があった。そんな訳で、鍵も掛かる、便座がある(風呂場の椅子よりは腰の負担が少ないであろう)トイレで受験するコトにした。

自宅のトイレを晒すのは控えるが、気が散らない集中しやすい環境だ。便座に座った状態で丁度良い高さのスツールがあったので、膝の上に受験用のPCを置かずに済んだのもポイントだ。

いよいよ試験開始30分前のチェックイン時間だ。

「Pearson VUE」のアプリ「OnVUE」を起動して、実際の試験環境で動作のチェックをする。試験予約の際に払い出された「アクセスコード」を入れる。チャットによる試験官とのやり取りが始まる。スマホによる「バーチャルチェックイン」で、ID(顔写真付きの身分証)と受験場所(トイレ)の四方を撮った。非常に狭いので撮影には苦労した。さらに試験官から電源を抜いて、PCを360度1周回転させて周りをPCインカメラで見せるよう指示がある。

受理されたホッとした。

チャットの向こうの試験官からは特に質問はなく、試験環境が自マシンに展開された。予約した試験開始時間の少し前だったと記憶している。

試験開始だ。

試験内容は語れないので、試験の体験について書く。

自分のPCで選択肢を選んでから実際に画面上で「マーク」されるまでにひと呼吸あり「もっさり」した動作だったのが気になった。全部で65問あるのだが、選択肢を選んでも「マーク」されず、やり直したケースが何度かあった。普段触っているアプリの感覚だと地味にストレスだった。(自環境の問題の可能性が高いので参考程度に)

試験問題の日本語訳はほぼ問題なく「英語」に戻すボタンも数回しか押さなかった。

見直し用の「マーク」は65問中10問ほどつけた。全問回答した後に見直すか聞かれるので、見直しを選択するとリストが表示され、そこから次へで全部チェックできる。複数選択問題の2つで回答を変更した。操作的には提示されるポップアップの指示に従うだけで、やりたいコトができた。

記憶の引き出しをこねくり回しても良い回答もできそうになかったので、試験時間を20分強残して「試験終了」を押した。

合格していた。ホッとした。結果は以下の通りだ。スクリーンショットは撮れないのでない。

受験者スコア:769
結果:合格

30分前のチェックインから100分程度便座に座っていたが、腰は痛くならなかった。ただ、何らかのクッションがある方がお尻に負担がかからないので良い気がした。次回はより良い環境を模索したい。


後記

日付の通り下書きを書いてから8,9ヶ月寝かしてしまった。noteの世界では「 #熟成下書き 」というハッシュタグがある。まさにそんな感じだ。  

今年度中には次の資格である「AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)」にもチャレンジしたい。

明日の6日目は #jawsugyokohama 運営のランナー新居田さんだ。この先12/07(水),08(木)も空いているのでエントリーしてみては如何だろうか。

https://twitter.com/beajourneyman


#AWSCommunityBuildersAdventCalendar #アドベントカレンダー

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