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#136_【調査・研究】求む、観光研究!※学生さん限定

対馬では、古くから様々な調査研究が行われてきました。
それはひとえに「国境の島」という、日本では類い稀な歴史の蓄積があるからでしょう。

しかしながら、日本の「すみっこ」に位置するがために

「遠すぎる」

「とにかく旅費がかかりすぎる」

ということから、学生の身分で研究に来るにはちょっと…という方も多かろうと思います。

そんなみなさまに、朗報です!(o゚▽゚)o


令和6年度対馬市SDGs研究奨励補助金

概要

対馬におけるSDGsの推進に資する以下のテーマに対し、公募選考し、採択された方に、調査研究活動に必要な経費が補助されます。
具体的には…

  • 対馬の環境に関する研究テーマ

  • 対馬の社会に関する研究テーマ

  • 対馬の経済に関する研究テーマ

  • 対馬の環境・社会・経済の総合的な研究テーマ

補助対象者

  • 対馬市民

  • 対馬市民が共同で研究を行うグループ

  • 学生等(学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく、大学、大学院、大学院大学、短期大学、高等専門学校、専修学校に所属する大学生、大学院生、短期大学生、高等専門学校生、専門学校生、研究生)

  • 対馬市民と大学生等又は大学教員が共同で研究を行うグループ

※大学教員個人の申請や、大学教員が主たる申請は対象外です。共同研究の場合でも、教員に関しては使用に制限のある費目があります。

補助金の額

  • 個人研究    補助対象経費の5分の4以内で、上限15万円

  • グループ研究    補助対象経費の5分の4以内で、上限50万円

補助対象期間

交付決定日から2025年1月31日(金)まで

申請期限

2024年6月7日(金)16時必着

その他

申請方法や必要な書類のダウンロードなど、詳細については下記のリンクをご参照ください。

もちろん、「対馬市SDGs研究奨励補助金」は、観光分野に限らず、対馬に関係する内容で必要が認められれば採択されますので、どのような分野の研究でも申請可能です。
個人的には、自然科学系に対し、社会科学系の学生が少ない気がしますので、もう少し来てほしいという願望はありますが…。
※少子高齢化や離島へき地によって生じる問題(教育、医療、人や物の移動など)、歴史、文化財保護など、ネタはいくらでもあります。

私は申請したことありませんが、5年前に「多文化共生について研究したい!」という女子が単身対馬に来たいというので、この制度を利用して対馬まで来てもらい、島内の事業者さんなどを案内しました。
ちなみに彼女は、 はるか彼方に出世し、ただいま在京キー局でお仕事をされています…f^_^;)。

話が脱線しました。
研究は人から言われてするものではありませんので、押しつけるつもりはまったくありませんが、対馬は京都、鎌倉、白川郷、ニセコ、宮島、石垣島とはまた異質の状況ではないかと思いますので、インバウンド研究でユニークな実績を出したければ、実際に訪れその光景を目の当たりにするだけの価値はあると思います。

参考までに、インバウンドや国境の話題に関係しそうな写真を集めてきました。

【日韓関係悪化前の比田勝港国際ターミナル(2019年4月12日撮影)】
【コロナで釜山航路が運休中の比田勝港国際ターミナル(2020年7月4日撮影)】
【ひっきりなしに観光バスが出入りする韓国展望所。そこにレンタサイクルも…。】
【厳原港国際ターミナル前の看板(2019年11月18日撮影)】
※市民と広告主の間で協議がなされ、最近日本人でも分かりやすい表記に更新されました。
【韓国の方がよく購入されるようです。】
【外国との行き来がある場所以外では見ない掲示物がたくさん(比田勝港国際ターミナル)。】
【日韓で交通ルールが違いますので、警官がサイクリストに交通ルールの説明です。】
【「許しません 白い粉、通しません 黒い武器」(税関の標語です)】
【対馬の三密。】
【低潮線保全区域は領海の設定に影響します。】

※現状に対しての良し悪しは論じていません。あしからず。

さいごに

人に勧めとくだけ勧めておいて、「オマエはやらんのかい?」とツッコまれそうですが、いまのところ経費が発生する要素が思い当たらないので、申請は見合わせているという感じですf^_^;)。

島外の方に関しては、対馬での実地研究と対馬学フォーラムに行き来する費用で、補助金の大半が吹き飛ぶと思います。
むしろ、せっかくの制度ですから、島外の学生のみなさん、ぜひご活用くださいo(^-^)。

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