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#45_【イベント】国境の島アスリートセミナー

たまにライターのような仕事もしていまして、私がお世話になっている整骨院の先生について、2年前記事にしたことがありました。

そのころ、オンライン上で知り合いになったwithnews編集部の方に「アスリートのセカンドキャリア」の連載を紹介され、「対馬にもいい人おるわ!」と反射的に出稿したところ、私の知らぬ間にYahoo!ニュースへも拡散し、かつてない大きさの反響をいただきましたが、それだけ関心を持たれる話題だったのか、と感じました。
たしかに、対馬が、というより長崎県下全体が、スポーツへの熱量が高いという印象を受けます。

「国境マラソンIN対馬」の前日に、ゲストランナーおふたりによる「国境の島アスリートセミナー2023」が行われると聞き、スポーツとは無縁の私ですが(言われなくても見れば分かるとツッコまれそうですが)、だからこそ見えない世界があるのだろうと思い、参加しました。

元マラソン日本代表の加納由理さんは、ここ数年、駅伝やマラソンの大会中に疲労骨折や脱水症などのアクシデントが毎年起きている状況に問題意識を抱き、「Players Centered Project」(通称「#カノプロ」)を立ち上げ、女性アスリートの心と体の健康を考える活動をされています。
また、35歳まで競技を続けてこられたということで、飽きっぽい性格の私からすると、子どもの頃から継続してきた力が驚異的と感じますが、引退後に立ちはだかる現実に苦しんだとのことで、現役選手にセカンドキャリアを考える機会を提供する場として、「オンライン勉強会」の開催や「note」を通しての発信活動もされています。

マラソン中継の解説を聞いていると、マラソンを極めるとしゃべりが達者になると勝手に思っていましたがf^_^;)、加納さんはひとつひとつ想いを大事にされている方という印象を持ちました。
7月22日(土)に、世田谷区成城でリアルに集まる、#カノプロ のイベントも予定されているようです。過去に陸上をやってましたという方で、お近くにお住まいでしたら、ぜひ足を運んでみてください(^^ )。

そして、もうひとり登壇されたのは、箱根駅伝5区で4年連続区間賞を叩き出した「2代目・山の神」として知られる柏原竜二さん。
高校時代に、1ヶ月間陸上部員だけで練習メニューを考えたことをきっかけに、チームの士気が上がり、指導者の意図も分かるようになり、練習が面白く感じるようになった体験から、自分ごとにして創意工夫をすることが大事であるということを、終始笑いを取りながらお話されていましたが、スポーツに限らず何事にも通ずる深い内容だったと感じます。

柏原さんといいますと、箱根駅伝で人々の記憶に残るご活躍をされている一方、実はサブカルにも造詣が深いということで(「Ghost of Tsushima」もプレイされています)、個人的にこれだけは聞いておきたいと思い「どこで、アニメやゲームの時間を作るんですか?」と尋ねたところ、「長距離は、朝昼晩練習する間の「すき間時間」が多いので、その1~2時間でゲームをしたり、アニメを1・2本見たりしている」とさらっと返されましたf^_^;)。興味のあることにはトコトン集中できる性格なのか、自己管理がきちんとできる方なのか、いずれにしてもスゴい方だと思います。

内容が本職からそれましたが、走り終わった後に伺ったお話では「国内で、外国からこんなに来やすいマラソンの大会はないし、韓国からたくさん人が来て盛り上がっているということは、良い大会なんだと思う。地形が陸上の練習に使いやすい傾斜で、交通量が少ないので、トレーニングにも適している」とおっしゃっていました。

お互いがお互いの魅力を引き出していて素敵なトークイベントだったと思います。私がその雰囲気をどこまで伝えきれているのだろうかという不安もありますが、日本のすみっこから、おふたりの今後のさらなるご活躍を祈念いたしますo(^-^)。

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