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【就活】あなたが「誰にも負けないこと」はなんですか?

ずっと他のクリエイターさんの記事を読むばかりで、書くことをかなりの間さぼってしまっていました。大変久しぶりにnoteを投稿します。
9月中旬ごろに留学を終え、無事カナダから帰国し、大学生活リスタートをしました、大学3年生のsasaです。現在は復学し、卒業に必要な単位をとっています。夏インターンに全く手を出さなかったので、就活準備に出遅れたのもあり、焦りの気持ちもありながら自分と向き合う時間を大切にしています。現在は、企業研究などをしながら、インターンのためのESを書いたり、とにかく就活イベントに参加してみたりして、広い意味での「社会勉強」をしています。自己分析などを振り返りながら、色んな企業があるなーとか、面接ではこんなことまで聞かれるのかーなど、様々なことを少しずつ知っていく毎日です。

「誰にも負けないことは何ですか?」と聞かれたら、何て答えますか?


「自分が、誰にも負けないことはなんですか?」Youtubeで就活関連の動画を見ていた時だっただろうか、この質問を目にして、これは深堀り甲斐があるなと思って、自分なりの経験を踏まえて振り返ってみることにしました。

私は、(これは謙虚とかそういうのではなくて本当に)大した学歴も持っておらず、そこまで頭がいいわけではなく、平均並の人生を歩んできたつもりです。自分の中で「世界一になりたい!」という熱い願望や、それに付随する粘り強さみたいなものは、生来的に持ち合わせていないもので、よくやる気を失くすし、すぐだらけてNetflix見ちゃったりする怠惰な部分もあり、特に就活準備をしている現在、あれやんなきゃこれやんなきゃの毎日でありなあがらも、有言実行できない日もあれば、自分でもびっくりするくらい作業がはかどる日もあり、自分自身に対するたっぷりの皮肉を込めて「人間らしいなぁ」と思っています。

そんな中、もし私なりの答えを出すとしたらなんて答えるかを考えてみました。私の考えた答案は「愚直に考えること。」です。
そんなに多くの国に行った経験もないし、決してたくさんの価値観や経験、高い教育を受けられる都会で生まれ育ったわけでもないですし、家はcrazy richでもない。自分は今まで経験してきた「数」は人に劣るかもしれないけど、それなりに一つ一つの経験に自分なりの想いを込めて頑張ってきた「質」みたいなものは誰にも負けないかなーと思っています。そんな話を、カナダ留学中に経験した一つの就労経験からお話しようと思います。

カナダでの「セールス」の経験

留学をしていた時、色々長い話になるので簡単にお話すると、ブラック企業みたいなところに入っちゃったんです。具体的には「契約内容と全く異なることをやらされたり、お給料が違ったり、デスクワークだと聞いてオフィスに出勤したら、イスも机もないようなところだったんです。コントラクトにはしっかり明記されているお給料も、支払いが遅れているから待ってくれと言われ「これ絶対払われないやつでしょ…」と思っていました。(案の定お給料は払われず、十何万円ほど見込めたお給料も全部パーで、その月の収入は0でした。)

業務の内容を簡単に説明すると、簡単には「セールス」のようなもので、簡単に言うと、街中にいる人にランダムに声をかけ、セールスをかけていくといったお仕事でした。全然知らない人にとにかくアプローチしまくり、お話しながら自社のサービスを売っていく、みたいな作業です。「未経験」要素が多すぎて、何から手を付け自分の業務に慣れていくべきか、どう上手にモノを売るか、ということに毎日悩まされながら仕事に奮闘しました。ただ、お給料がもらえない中での仕事なのもあり、「こんなことしに留学しに来たんじゃないんだけどな」という気持ちでいっぱいでした。ただCoop(プログラム)のための修了証書をもらうために、就労時間を稼がなければいけないのもあり、すぐにもやめられないといった状態でした。

面接で聞いた話と笑ってしまうくらい「全てが違った」あの職場で、こんなことをしたくて入ったわけじゃないんだけどな、と自分がやっていることを疑問に思いながら結局1か月をしない間に、メンタルがやられ身体を壊し、若干鬱チックにもなり辞職しました。

最悪な経験から何を考えたか

①できることとできないこと・やりたいこととやりたくないこと
職場や業務内容が劣悪だったことは少し置いておいて、色々業務自体の内容を振り返ってみると、「できないこととできること、やりたいことと、やりたくないことをよく考えた一か月だったな」という風に振り返っています。当時の私はある程度の日常英会話は基本できていたので、それまで経験していたレストランのウェイトレスの仕事や、日本でやっていた塾講師のバイトも含めて「できる要素」が非常に多かったなと思っています。
ただ営業は、ただモノを売るだけではなくて、まずお客さんに自分自身を知ってもらうところから始まり、顧客側と自分(会社)の関係を構築してからこそ成り立つものだよな、とか、色々考えていくと、自分はその「深いところまでの人間関係構築」みたいな部分をかつ英語でやることがハイレベルすぎて「できない」という感覚があったんです。ただ、人と仲良くなることはできるんですが、お客さんがどんな人であるかとか、どのようにしてサービスを提供すればいいかのいわゆる「営業スキル」や、仕事をする上で絶対に欠かせない広義的な意味での「コミュニケーション能力・対人能力」が結構難しかったなと思っていて、そういう自分の「できない」ことをかなり実感した一か月でもありました。

「就活」的に落とし込んでみると

②みんな「できない」から始まる
今就活準備をしていく中で、新卒の私たちが踏まえなければいけないことは正直自分が持っている武器、要するに「できること」って、本当に少ないということだと思っています。やりたいことをモチベーションに、現段階で自分ができることから他の「できること」を作ってキャリアアップしていくしか方法はないと思うんです。私たち学生が企業に「売る」ことができるのは、いわゆるポテンシャル、のような何かを学ぶ姿勢であったり、経験から学んできた物事への考え方であったり、そういうところでしかない。何十年と経験を積んできたプロの人事の皆さんの前で「入社したら自分がすぐ即戦力になれます」なんて口が裂けても言えるはずはなく、即戦力になれるかどうかではなく、即戦力になるために、今自分のもっているものをこう使って、自身を成長させていきたいと思っている、みたいなことを語らなければいけないんだろうな、と最近感じています。

会社に「みせる」軸と、自分の本当の「本音」軸は別物

ただ留意しておきたいのは、就活において「企業にみせる」自分という側面と、実際に思っているいわゆる「本音」の自分、というところは絶対に別で考える必要があるということです。例えば、私は「営業」という経験したことのない分野に足を踏み込んで、その厳しさを感じたり、できないことに果敢に挑戦することができ「自分のできることを広げたい!」という気持ちもありましたが、お給料ゼロの状態で、かつ職場の環境もひどい状態でありながらも、その状態でして続けたいという気持ちや覚悟はなかったんですね。やったことのないことに思い切ってチャレンジする姿勢は大事にしながらも、自分の中で「ここまでならできるぞ、ここまでなら挑戦してみたい」みたいなちゃんとした線を引いてあげないと、(特に真面目な人は)会社や上の人にどんどん喰われていく。その2つを常に考えながら、自分を企業に売るだけの「雇って~雇って~」の姿勢ではなくて、自分も「企業を選んで」いかなければいけないな、という学びを得ることができました。

長くはなりましたが

結局何が言いたいかというと、「仕事は一か月足らずで身体を壊しやめてしまい、職場環境もズタボロで辞めて正解だったとは思うが、そこから学んだことはたくさんある」ということです。自分の置かれていた環境や自身をそこで変えることはできなかったけど、自分なりに、これから何か生業を見つけて暮らしていく上で大切にしていきたいこと、を十分に考えることができたと考えています。なので、悪い経験だったにしろ良い経験だったにしろ、その経験が長期か短期であるかは別として、めちゃめちゃ一つの物事に対して自分なりにたくさん答えを出そうとしたよな、と。


一見、ひどいストーリーのように見える経験でも、色んな切り口があって、色々な考え方ができるということ。ブラック企業に入った経験を「ひどかった」で終わらせるのではなくて、色々自分なりに考えて学んだぞ!と胸を張って言えるように、よく向き合い愚直に考えてきた、と思います。
途中で投げ出して、長く続かないものもたくさんありましたが、そんなもんも全部ひっくるめて、自分なりに納得のいくようにたくさん向き合おうとしたな~っていうその真剣さみたいな部分は誰にも負けないかな、と思っています。そんなこんなで私の愚直さは、誰にも負けない!と、思います!笑


みなさんの人に負けないことは、なんですか?


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ここまでご拝読頂き、ありがとうございます!

わたくしSasaのnoteでは、一年間のカナダ留学を経験した身として

留学や勉強のこと、また就活生として考えるキャリアなどをトピックに

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