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今更ながら、オンライン授業について愚痴る。


梅雨が明けて、とても暑くなってきました。感覚的にですが、今年は晴れの日が多い気がしませんか?みなさん、熱中症にお気を付けくださいね。水分は大事。一気に飲むよりも小分けで少しずつ飲むのが良いそうです。


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大学2年生の春から、オンライン授業を経験してかれこれ1年半が経とうとしている。

全てが対面に戻った大学もあれば、まだ依然としてオンライン授業が続いている学校も多いのではないいだろうか。

私の大学はどちらかというと後者で、対面の授業もあれば、オンラインの授業もあるという感じで、色々と入り混じった生活を送っている。

オンライン授業になって、家を出る機会が減り、登校する時間のコストが削減されたが、大学生活がより豊かになったとか、そういうわけではもちろんない。

今日はその納得いかない不満というか、私個人が思うオンライン授業についての悩みをみなさんに聞いてほしい。



私の大学の先生は、結構オンライン授業に対してネガティブな認識を持っている人が多い。オンラインが嫌な教授は履修生徒が多くとも絶対に対面で授業をやる、といった姿も見られる。もはやコロナの感染がどうのこうのは関係ない。なんのための遠隔授業なんだみたいなことは、結構ある。

教授の気持ちも少しわかる。Zoomに入ればみんな真っ暗。Zoomを使っている人ならわかると思うが、黒い人の影の画面になっているか、Gmailでログインしている人は「さ」だの、「き」だの、アドレスの名前の1文字目が出てるだけ。誰だよお前みたいなやつもいる笑。あと、グループセッションになっても一向にミュートを解除しない人もいる。

「画面共有できてますか?」といってもたいていの生徒は黙っているし、反応も対面と比べたらタイムラグがあるし、「今日の授業は終わりです」といっても、頭を下げてくれる人はおらず、ただ黙ってルームを退室していくのを待っている。ライブ配信でコメントだけ残して離脱していくようなものだ。

教授にとってオンライン授業は寂しいものだ。

だが、私はオンライン授業でも、スクリーンの前に立って先生の説明を聞いている人だっていると思うのだ。


大人数の履修者がいる授業で、質問が一個もなかったことが何週間にもわたって続き、先生が「まぁどうせ、僕の授業になんて興味ないですよね」と愚痴をこぼしたことがあった。「オンライン授業だから、なんでもできますよね」と、永遠と不満をつぶやいている。

教授の言うとおり、そういう人もいるかもしれないし、Zoom上で生徒の顔が見えないのは、教授にとっては「誰が授業を聞いているか」がわからないわけだから、出席点のつけようがない。完全に不利だ。だが、不利なのは教授だけであろうか。

教授の何気ない一言は、画面OFFながらも、ちゃんと画面の前に立って授業を聞いている生徒を思って出てきた言葉であろうか。

私はミュートにしながらも、「へー」だの、「そうなんだ」だの、一人でリアクションしてる変な人なんだが、90分間の授業を受けたあと、教授の何気ないその一言が、少し胸にささった。

スクリーンが真っ黒だから「みんな話を聞いていない」と一括りにされてしまったのに、なんだか納得がいかなくて、どれだけ真剣に授業に参加していても、それが教授には届かないことの悲しさを感じた。


なぜ教授は「オンライン」というだけで、

そんなにネガティブになるのだろうか??


オンライン授業は一部の生徒にとっては、有利かもしれない。自由に席を立てるし、スマホをいじってても、注意する人は誰もいない。

しかし、真面目に授業を聞いている生徒も同様に、うなずいても教授にその姿が届くことはない。質問がなければ話を聞いていないと言われるし、「宅配便が来たので3分ほど席を外します」とメッセージを残してさえも、どうせ何かの言い訳でしょと、信じてくれない教授だっている。



オンラインは、すれ違いの連続だ。相手を思いやっているはずの行為が、真っ黒な画面で隠されているだけで、お互いへの不信感に変わってしまう。

遠隔というだけで、「怠惰」だの、「やる気がない」だの言われてしまう生徒は、一体どうすればいいのですか?


教授は授業を作るのに必死で大変で、ストレスフルだ。
だが何故、「教授は大変、生徒は楽。」になってしまうのだろうか。


教授は大変、生徒も大変。」じゃ、だめなんだろうか。



「もっと仲良くやりたいなぁ」と思う、
前期終了10日前。

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