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つらぬき楽園の学費ってどうなってるの??〜誰でも選択できる場をつくりたい〜

こんにちは!オルタナティブスクールつらぬき楽園 代表の蓑島淳子ことみのっちです。

フリースクールやオルタナティブスクールを選択する時に、親として気になるポイントのひとつが「学費」ではないでしょうか?

つらぬき楽園は、公立小学校に通うのと同程度の金額で通うことができるオルタナティブスクールです。入学金もありません。

具体的には、週一開催の現在は参加費500円と昼食代300円(公立小学校の給食と同程度)、お子さんだけで参加するようになる際に活動保険800円程度/年。会場までの交通費や特別活動のアクティビティ代(例:テーマーパークの入園料など)は都度負担。

これだけです。

え、それって運営どうなってるの??という疑問が湧くと思うのですが、人件費はありません。ボランティアだから。

なぜそんなスタイルで運営していくのか、書いておこうと思います。

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学校に行かなくなった我が子の居場所をなんとか探したいと思うし、いい場所があれば通わせたいとも思うけど、金銭的に難しい、ということは少なくないですよね。

(地域にあればお金を出してでも通わせたいけど、引越ししないといけなくて無理、という距離問題もあるあるだと思います。このことについては別記事で。)

かくゆう私もその1人。

長男が学校に合わないことがわかり、学校以外の居場所を探し、私立やフリースクールという選択肢を考えただけでなく、地域のオルタナティブスクールに実際に入学金と数ヶ月の学費を支払った経験もあります。(そのスクールも子どもたちとどうも合わなくて数ヶ月で辞めることに🤣しかも兄弟2人分🤣)

しかも我が家の場合、次男の小学校選択の時期にシングルマザーになるべく家を出て学区が大きく変わりました。(関東圏から東海圏へ)

(紙の上では成立しない離婚。生活はシングルマザーなのに「ひとり親」とは認められず事情により住民票の異動もできないため居住地では本人確認もできない。そこには様々な困難に継ぐ困難がありました。社会的弱者ってこういうことー?!みたいな経験も。これもまた別記事で。)

引っ越した当初は地域の学校に通おうかと入学時検診をし、状況を話すと、ひとり親家庭では入学のための教材等の購入費、遠足や修学旅行などは補助が出ると紹介がありましたが、離婚が成立していない状態では申請できず。

そもそも補助は公立学校に入学した場合にしか出ないのもなんとも悲しく感じました。諸外国のように、”その子ども”に給付される仕組みになればいいのにと何度思ったことか・・・😂(草津市はフリースクールへの補助が出るようになりましたね!)

また、息子たちの心理検査の結果と児童精神科の先生の判断から特別児童扶養手当の申請ができることになったのですが、これも紙の上では「ひとり親」ではないことで世帯収入にひっかかりこちらも申請できず。

・・・と、我が家はちょっと特殊すぎる状況なわけですが、学校選択とひとり親に”なりかけ”という状況とが相まって、”学校や教育関連のお金問題”にかなり頭を抱えたということです。

そもそも、お金を気にせず出せる家庭には、これまでも選択肢はそれなりに広がっているんですよね。(私立とかインターナショナルスクールとかオルタナティブスクールとか)

お金があるかどうかで子どもたちの未来への選択が狭まるって、なんかめっちゃ悔しいんですけど!!!!と心の叫びが・・・🤣

この”お金問題”を超えて運営されているのが 地域立小中一貫校 瀬戸市ツクルスクール

「ツクルは趣味!」と言い切る運営代表の一尾さんはツクルスクールはボランティアでされています。

オルタナティブスクールを仕事にしようとすると、そこには人件費が発生して利用料が発生する。当然のことですし、そういう形で運営されている方を否定するつもりは全くありません。

ただ、経験を通した心の叫び(笑)と、私自身の目的ややりたいことと合っているかどうかということを見た時に、スクール運営で生計を立てるのはどうもピンとこなかった。

でもさ、そんなの理想で、実際無理じゃんって思うじゃん。

それをやっていたのが瀬戸市ツクルスクールなんです。

ツクルスクールを知って、オンラインでも現地見学でも代表の一尾さんのお話を伺い、実際にそこに通っている子どもたちの様子もこの目でみて、いたく感動し心動いた私は、自分もいつかスクールをやるならそのスタイルだ!!と決めたわけです。

そしてそれを叶えるには、まずはどうにか生計立てて準備して、ちょっと落ち着いてからにしようと思っていたのですが、息子たちは今日も目の前で成長していくんですよね。

長男は1時間半くらいかけてツクルスクールの姉妹校に通っていますが、小1の次男にはなかなかヘビーな距離。地域にもそんなスクールを作ることが必要なんです。そして地域のスクールは息子たちのためだけでなく、地域の子どもたちにとっても大切な場になる。

どんな状況の家庭にも、子どもたちにも、選択の自由はあるし実際に選択できる。そんな社会をつくっていきたいです。

こんな想いがあり、つらぬき楽園は公立小学校と同程度の料金で通うことができます。

最後まで読んでくださってありがとうございました😊

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余談。

それじゃみのっちはどうやって生計立ててんの?ってことが気になった方は読んでね。笑

私自身は、「新しい教育の形の場に通う当事者(息子たち)を育てる親でありながら、感性教育の専門家として、生まれたその瞬間から子どもたちが未来に生き抜く力を育むために、親自身が子育てや教育を自分ごととして考え選択していくことを継続サポートすること」が本職です。長い。笑

赤ちゃんが産まれたその日から人生ははじまっている。

産まれてすぐは何もできないのではなく、赤ちゃんは「できる」ことがいっぱいあります。

産まれたその日から赤ちゃんを「1人の人」として尊重し、赤ちゃんが持っている力を生かし伸ばしていく子育ての方法を「ベビーウェアリング」という抱っこの方法を通して伝えています。

尊重されている赤ちゃんの目は違うな、と、これは経験則にすぎないのですが、多くの親子さんと関わってきて感じています。

尊重される経験=自己肯定感を育みます。さらに、ベビーウェアリングの方法で抱っこをすることは先天性股関節脱臼を予防するだけでなく、赤ちゃん自身が自分の身体を使うのがとても上手になります。

心とからだの健康は、人が元気に生きていくベースとなるものなので、赤ちゃんに最初にプレゼントできてかつ一生残るギフトです。

産まれたその瞬間から赤ちゃんにしてあげられる「抱っこ」の質を高めることは、赤ちゃんに最も早くプレゼントできる最高のギフトになります🎁

そんな風に産まれたその日から大切に育んだ力を、学齢期にも継続して生かして伸ばしていける場が「つらぬき楽園」です。

ぶっちゃけいまは生計が立っているような状況じゃありません。つらぬき楽園もベビーウェアリングのお仕事も、同時に育むスタイルでやっていくのがこの1年です!

時代に合った子育て方法を実践し、教育も自由に選択していきた方と繋がって、大きく育んていきたいです😊! 




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