「甲子園」は誰の権利?
熱闘が繰り広げられている甲子園。
当然、この「甲子園」も商標登録されていたりします。
しかし、野球の「甲子園」にあやかった意外な「甲子園」が登録されていたことを発見しましたので、今回はそちらをご紹介します。
1、そもそも野球の甲子園の正式名称って?
小さい頃から野球をやっていたにも関わらず、正式名称を知らなかった私。
「甲子園は甲子園だろ!」と思っておりましたが、
野球大会としての正式名称は甲子園ではないのですね。
実は、あの野球の甲子園って、「全国高校野球選手権大会」という名前だそうです!
甲子園が有名になりすぎて、正式名称を知らなかったことに少し恥ずかしさを覚えます。
というかそもそも、甲子園って本来は地名だそうですね。
みなさん知っていました?
関東住まいの私は知りませんでした。
恥ずかし。
2、甲子園は誰の権利?
甲子園もちゃんと商標登録されております。
権利者は意外なことに、阪神電気鉄道株式会社なんですね。
これも初めて知りました。
3、朝日新聞社が保有する意外な権利とは
甲子園というのはとても使い勝手が良い言葉で、全国大会などの名称として、以下のように「〇〇甲子園」が多数登録されております。
「全国ボートレース甲子園」
「ボランティア甲子園」
「きもの甲子園」
「SMSチャット甲子園」
「アイドル甲子園」
「数学甲子園」
「いけばな甲子園」
「写真甲子園」
そんな中、朝日新聞社は以下のような権利を保有しております。
明らかに、野球の甲子園を意識した登録商標ですね。
朝日新聞社の気持ちを勝手に想像すると以下のような形でしょうか。
甲子園はもはや登録できない。。。
↓
でも、なんとか野球の甲子園にあやかりたい。
↓
資金援助もしているし。。。
↓
どうしよう。。。
↓
せやっ!!!
といった形で、「夏の甲子園」をひねり出し、商標登録したのでしょうか。
(※あくまでも想像ですが。)
現在「夏の甲子園」は問題なく商標登録されており、権利として存在します。
よって、「夏の甲子園」を使用する際は注意が必要です。
勝手に商品名やサービス名として使用することは権利侵害の恐れがありますから、商品名やサービス名として使用することは控えるべきですね。
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