用語集: 「トリレンマ」 <ー 国際金融のお話、グローバルサウスの新通貨、そう上手くはいかないもの

今回は「トリレンマ」についてコメントさせて頂きます。

「トリレンマ」

なんですか、この変な単語は?

「トリレンマ(trilemma)」: 3つの目標や要件のうち、同時に2つしか達成できないことを指します。

国際金融のトリレンマは、1960年代にロバート・マンデルとマックス・フレミングによって提唱された理論です。この理論によると、一国が対外的な通貨政策を取る際に、①為替相場の安定、②金融政策の独立性、③自由な資本移動、の3つのうち、必ずどれか一つをあきらめなければならないというものです。

①の為替相場の安定を重視すると、②の金融政策の独立性が失われます。これは、為替レートを維持するために、金融政策を海外の金利水準に合わせる必要が生じるためです。③の自由な資本移動を重視すると、①の為替相場の安定性が損なわれてしまいます。これは、資本が自由に移動することによって、為替レートが変動しやすくなってしまうためです。

国際金融のトリレンマは、世界各国の通貨政策に大きな影響を与えています。例えば、日本は為替相場の安定を重視したため、金融政策の独立性をある程度放棄しています。一方、中国は金融政策の独立性を重視したため、為替相場の安定をある程度犠牲にしています

トリレンマは、国際金融のみならず、他の分野でも適用することができます。例えば、エネルギーのトリレンマは、経済成長、環境保護、エネルギー安全保障の3つのうち、同時に2つしか達成できないことを指します。この場合、経済成長と環境保護を同時に達成しようとすると、エネルギー安全保障が損なわれてしまいます。

トリレンマは、社会や経済が複雑に絡み合っていることを示すものです。トリレンマに直面した際には、どの目標や要件を優先するか、慎重に検討する必要があります。

金融危機は、この虚を突いてきます。

大手の中国で「トリレンマ」矛盾する政策

*人民元買い為替かいにゅ(元高)
*利下げ(元安)

かつ、為替流通締め付けが強いのに「グローバルサウス」で「新通貨」ですか?

どうぞ、やってみて下さい。

確かに、USDの流通量&外貨準備としてはおしているかもしれませんが、こんなトリレンマを抱えつつどのぐらい、現在の金融市場に切り込んでいけるのか、お手並みを拝見させて頂きましょう。

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