ハローワーク / 求人用語翻訳集:番外編 「どうして、ハローワーク/求人広告は曖昧な表現が多いのか?」<ー 好きでそうしているわけではありません。

今回は「どうして、ハローワーク/求人広告は曖昧な表現が多いのか?」について説明をさせて頂きます。

こちらは以前、山乃辺 時久さんから頂いた質問です。

「どうして、ハローワーク/求人広告はあいまいな表現が多いのか?」:基本、ハローワーク/求人広告がそう望んで、曖昧にしている訳ではありません。 理由として2が考えられます。

1.男女雇用機会均等法の影響により、募集要項は基本男女同等に出さなくてはいけなくなった。 従い、今まで男性がメインの仕事、女性がメインの仕事にも「とりあえず」男女を均等に扱わなくてはなくなり、無理やり広告をださなくてはいけないため、とはいえ現実的に男性の職場、女性の職場は存在し「女性が多い職場です」などの表現に変え、本来の目的を達している。

例:

「女性が多い職場です」=「ここは女性の職場にて、男性の人が応募しても恐らく、ほとんど採用されません」

という意味に翻訳ができます。

2.まともに求人広告を出していたら、ご年配の方から「年齢制限で応募するところがないじゃないか!」と怒りのクレームが多発。 そこで「ハローワーク/求人広告会社」が対策を打ったのは「年齢」の項目を外したり、曖昧な表現に変更。

例:

「年齢不問、この職場は若い人が多数活躍しています」 = 「ご年配の方は、応募採用される確率は低いでしょうね~ 若者の職場ですから」

という翻訳になります。 

表現を変えご年配の方が応募できても 仕事の内容はかわっていないのでたとえ、ご年配の方が応募できても、職場は若い人がメインの仕事(力仕事、もしくはエクセル関数を使いまくった表計算を使った事務処理業務など)が多く 採用される確率は相当低いでしょう。

結果、求人広告内容の読解力がないと空回りばかりになります。これで、こんな分かりにくい広告にさせたのは「誰か?」をご理解いただけたでしょうか?

実際、ご年配の方もちゃんと求人広告をみると昔から数は少なくとも「定年退職者OK」などとちゃんと書いてあり、ちゃんと内容を見ないで「文句ばかり言っていたため」こんな非合理的は広告になってしまったと考えます。

それにより、広告内容の意味がわからず「年齢不問、この職場は若い人が多数活躍しています」などへ応募し「不採用」となり、時間の浪費をしている方が多いですね。

繰り返しになりますが、「職業/パート」についていても毎週求人広告を観ることが習慣になってしまった私が分かった事は「今の日本では、たとえコロナでも、年齢が70歳ぐらいでも」贅沢をしなければ何等かの仕事はあります。ただ、最低賃金になる可能性が大です。

つまり、プライドを捨てれば仕事は年齢に関わらず、何かしらはあります。

ま~ プライドが邪魔をして仕事として、最低賃金で、マンションのごみ処理はできないでしょうけどね~。求人はあるのですが...

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