見出し画像

04号への橋渡し日記 1220-1226

1220

04号のためのインタビューのメモ書きを原稿にする作業を行う。この原稿はいくら長くなっても、いくら詳しくなっても面白いと思うので、第二稿で30%、さらに書き足して第三稿でまた30%くらい分量を増やしたい。


ツイッターで「ベレー帽とカメラと引用」の感想を書いてくれた方がいて、明らかにこのツイートのおかげで十数冊売れた。もはや03号は残り数冊のみ。


 

1221

「ミュージック・マガジン」の巻頭のインタビューに大森靖子とkiki vivi lily を発見する。

この二人は2019年も2020年も、私がSpotifyでよく聴いた曲のベスト3に入っている人なので嬉しい。

 



1222

図書館でたまたま「昭和ノスタルジー解体: 『懐かしさ』はどう作られたのか」(高野 光平)という本を手に取って開いたら「渋谷系」がどうこうという章があって驚いた。ブックオフで安かったので「レイモンド・チャンドラー読本」を買う。

 

個々の歌詞について、これまで様々な機会にあれこれ読んできたが、「歌詞」一般についての考察は読んだ記憶がない。とりあえず「歌詞とは〇〇によく似たものだ」「歌詞とはこのような点で×××と異なるものだ」というメモを仕事の合間に書いてみた。少しずつ書きためることにする。

 

インターFMの番組「Music is Music」で「ベレー帽とカメラと引用」を告知していただけることになった。

1月10日の夜11時の予定なので、皆さんお楽しみに。



 

1223

中沢新一「精霊の王」を少し読んで、いろいろと刺激を受ける。前書きの後でフランス語のタイトルがドドーンと出てくるデザインにしびれる。映画のプロローグの後で出るタイトルみたいでカッコいい。

 

04号はイメージとしてはほぼ完成しているので、あとは実際に手を動かせばできる。05号は最終号として、こうしようああしようというアイディアがチラホラと漂っている状態。 

 

 

1224

図書館で売野雅勇の「砂の果実  80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々」を発見したので借りてくる。もともとコピーライターで、歌詞を書いたことがないのに依頼されたから書いた、というところから始まる。

 

Mステ「ウルトラSUPER LIVE 2020」タイムテーブル【出演者一覧】が発表になったとツイッターで知る。

「嵐、BABYMETAL、小沢健二、瑛人、NiziU、ビリー・アイリッシュ、星野源、 Mr.Children、MISIA、LiSAなど豪華出演者が揃いました。」

と書いてあって、このメンツの中で上から三番目が小沢健二になっているのは不思議というか、うまい説明を思いつけない。この間も似たようなことがあったが、これだと「人気も知名度もいま一つなのに、なぜか特別扱いされている謎の人物」という印象しか与えないのでは。

 

語彙の面から「ヘッド博士」の歌詞を分析できたら面白いかもなあ、と何となく思いつく。「遠心力」とか「佳境」とか。「ロボトミー」「胡蝶の夢」「魔法陣」……。


 

1225

ときどき特定の歌詞に独自の解釈を行う人がいるので、見つけたらなるべくメモしておきたい。




Mステでのパフォーマンスを見たが「彗星」の「全力疾走してきたよね」というフレーズには前々から馴染めない。

これが「休み休みだけど、どうにかこうにかやってこれたよね」であれば自己批評として読めるし、聴けるし、自虐的なユーモアもある。リスナーとしての自分のわたくし事としても「うんうん」と100%同意できる。

 

 

1226

本の整理をしていたら学研の学習漫画「世界の偉人まんが伝記事典」が出てきた。N4書房の販売リストの中に、自分が所有している古書を入れて売ってもよいらしいので、販売してみることにする。アマゾンで買うと2~4万円するようだが、汚れのある本なので送料込みで五千円としてみる。

 

「ベレー帽とカメラと引用」では書き手の募集を随時行っている。これまではさほど反応がなかったが、ここにきてチラホラと04号掲載分の候補者が現れるようになった。意欲のある方は早めにご相談ください。

 

2019年の曲ながら、なぜか今年よく聴いた曲は Kate Bollingerの「Untitled 」。



毎週土曜か日曜に更新してきたので、この日記の今年の更新はこれで終了。一年に3冊くらい出せたらいいなと思ってはいたものの、イメージ通りに上手く進みすぎたので、かえって不思議なくらいである。

皆さんよいお年をお迎えください。

次回「2021年への橋渡し日記」をお楽しみに。

 

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?