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【ゲーム開発】新作ゲーム「スシ・ニンジャ・ファイト」の制作を振り返って~デザイナー編~(開発)

本日もお疲れ様です☕
株式会社Black Beard Design Studioです!

先日発表いたしましたBBDSのカジュアルゲームブランド「Voyagee」の
記念すべき第1作目「スシ・ニンジャ・ファイト
皆さまプレイしていただけましたか?

▼iOSの方はこちらから▼

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今回は「スシ・ニンジャ・ファイト」の開発裏話を
デザイナーからお送りします!

プランナー(企画)編はこちら
エンジニア編はこちら

今回の「スシ・ニンジャ・ファイト」の企画目標は
短期間×少人数×低コストでBBDSらしいゲームを開発」でした。
各担当者がどのようなアプローチで開発に向き合ったか
ぜひご覧くださいませ!


デザイナー編

■企画目標:短期間×少人数×低コストでBBDSらしいゲームにデザイナーとしてどう応えたか

Voyageeの開発期間の理想は1か月です。

ただ、ゲーム内のグラフィックリソース
(2DUI、キャラモデル、背景モデル、エフェクト)を
どういうデザインにするかも込みで仕上げるというのは現実的ではありませんでした。

そのため、プランナー編でも軽く触れていますが、
どこにコストを掛けるか?の精査から始めました。

精査を行う際、いずれにしても、
割り切った大幅なコスト削減案が必要でした。

タイトルから分かるように、
メインとなるのが、「スシ」「忍者」「ゾンビ」です。

幸いFPSだったため「忍者」は作る必要がありません。

であれば、「スシ」と「ゾンビ」を社内でデザインから作成し、
残りはアセットストアに頼るという方法でデザインコストを大幅削減しました。

しかし、それでも1か月でデザインを描き起こし、
モデルデータを作り、セットアップし実機に組み込む事を考えると時間は全くありません。

そのため、1つずつのデザイン、モデリング自体が低コストで出来るものを考える必要があり、結果として、現在の見た目に落ち着きました。


オタクゾンビ
©2021 Black Beard Design Studio Inc.
ギャルゾンビ
©2021 Black Beard Design Studio Inc.

「スシ」はローポリの良さを活かす可愛いデザイン
+詳細なデティールを省き、必要最低限「それ」に見えるサイン的なテクスチャー

「ゾンビ」のデザインテーマは
プリミティブ(四角形)で成り立つ単純なデザイン
ゾンビではあるがレーティングが上がらないようにグロテスクな表現は無し
というものでした。

そんな感じで、コストとしては寿司がデザイン込みで1日3、4個
ゾンビはデザイン1日3体、モデル1体程度で終わることが出来ました。

また、背景、エフェクト、2DUIはアセットストア購入含めプランナー側で全て吸収してもらい、何とかデザインリソースを予定通り揃えられました。

■見せ方の工夫

その他、簡素なモデルでも良く見える工夫として、
シェーダーもいくつか用意しました。

その中で寿司シェーダーのお話を少しさせていただければと思います。
スシニンジャファイトに使用しているシェーダーにも少々工夫がされています。
当初は、モデル作成コスト削減のために
スシのモデルとゾンビ両方のアウトラインを Unityのシェーダー側で付ける予定でした。
しかし最終的にはスシのみにUnityのアウトラインを使用することになりました。

主な理由としてはUnity側のアウトラインの仕様のためです。
ゾンビのモデルは非常にローポリゴンなため、
セルシェーディングをしようとするとモデルをのエッジをハードエッジにしないと輪郭がきれいに出てくれません(画像1)。


画像1

そこでモデルの角をハードエッジにするのですが、
そうすると Unityのアウトラインの仕様のためにアウトラインが
フェースごとにバラバラになってしまいます(画像2)。

画像2

これを避けるために
結果的にゾンビのモデルにハードエッジを付けたうえでアウトラインを
モデル側で作成するという結論になりました。
これならシェーディングもアウトラインもきれいに出ます(画像3)。


画像3

反対に、スシは丸みのある形状なので、
ソフトエッジでもシェーディングに問題がなかったため、
そのままUnity側でアウトラインを付けています。
これに加えて、おいしそうな見た目にするため、
簡単なツヤの出るMatCapを作成してゾンビにも使っているセルシェーダーに加えています。

シェーダーを使ったスシの一部


デザイナー担当からは以上になります。
BBDSではより良いものを作っていくというスタンスがデザイナーの基本なのですが、
今回のようにデザインをコスト削減の手段として取り入れるという事もとても勉強になるし、面白かったです!
また次の開発noteでお会いしましょう!
お疲れ様でした!

最後に

以上、デザイナーによる
「スシ・ニンジャ・ファイト」開発裏話でした!
今後もnoteでは開発ゲームについての投稿をしていく予定ですので、
どうぞお楽しみに!

そして、「スシ・ニンジャ・ファイト」は完全無料でプレイできますので、
まだダウンロードしていない方はぜひ以下のリンクよりどうぞ!

▼「スシ・ニンジャ・ファイト」ダウンロードはこちらから▼
App Storehttp://bit.ly/3YdfCTk 
Google Play ストアhttp://bit.ly/3Fmft7s

また、Voyagee公式Twitterでは、
一番早く新作情報や更新情報をお届けしておりますので、
ぜひフォローしてお待ちいただけますと幸いです!

それでは次のBBDS公式noteでお会いしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました😊


BBDS公式HP:https://www.kurohige.jp/
BBDS公式Twitter:https://twitter.com/BlackBeardDS


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