秋の山と熊
先日、父と2人で地元の山に登山に行きました
もちろん登山の目的は山を登ることそれ自体にあるわけですが、秋も深まり見頃を迎えた紅葉を見たい、という目的もありました
*
山を登り始めて一時間後
僕達は紅葉のアーチをくぐっていました
景色に見とれながら歩いていると、
ひらけた道にでました
これまで通ってきた道はほとんど斜面だったのですが、ここにきてようやく平坦で見通しのきく道に入ったのです
しかし、平坦なその道を歩き始めて1分後に僕の前を歩いていた父が急に立ち止まりました
どうしたのかと思い、父の背中越しに前方を覗いてみると、熊の糞が落ちていました
木の棒でつついたりして確認しましたが、どうやらまだ新しいようです
引き返すか進むか
究極クエスチョン、キュー!キュー!
ZIPでよくみる、芸能人への質問コーナーが思い出されます
あのコーナーでは、出演する芸能人たちは笑顔で究極クエスチョンに挑むわけですが、本物の究極クエスチョンでは一切笑いが起きないことをこのとき知りました
結局、僕たちは進むを選択しました
今から引き返しても熊と出くわすかもしれないし、いっそ頂上を目指した方が熊のエサとなる木の実がなる樹種は枯れているため安全なのでは?
と考えた末の決断でした
しかし進みはじめて10数分後、再び熊の糞が出現
また、究極クエスチョンです
熊を倒せる力を手に入れる
という選択肢が欲しいと思いました
そして、僕らは今回も進むを選択しました
もう少し進むと紅葉エリアが終わり、熊のいなさそうなエリアに突入できるため、そう決断しました
なにより、ここまできたなら頂上に行きたいと思ってしまったのです
( おそらく登山玄人者からすれば誤った選択だと指摘されそうですね )
そして今度は片手に直径20cmくらいの石を装備することにしました
その程度の石で仮に熊に反撃したとしても太刀打ちできないことはわかっていますが、ないよりはあった方がマシです
それから約1時間後
無事に頂上にたどり着くことができました
しかし、長居は無用
頂上で少々休憩し、今度は下山です
今来た道とは別なルートで帰りました
もちろん熊への警戒は怠りません
熊鈴に加えてスマホでガンガン音楽をかけます
選曲は、
これをかけていれば追っ手から逃げきれそうな気がする曲ランキングトップ3に入りそうな
ルパン三世のテーマでした
その後、無事に駐車場に帰ってくることができました
*
それにしても、ホントに熊にはクマったものです
襲われたらひとたまりもないんですもの
熊についての対策資料をクマなくチェックしないといけませんね
次の登山までの課題にしたいと思います
、、、おっと、なにやら
怒涛の北風が吹いてきましたね
冬が近い証拠ですかね〜
( 親父ギャグが言いたかっただけのオマケのくだりでした )
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