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#好き028 ナビィの恋

沖縄の離島を舞台とした1999年の映画。

なぜこのような映画を作ることができたのか、私には詳しいことはわからないが、当時の沖縄民謡の大御所たちがキャストとして登場し、最高の音楽と、イマイチな演技を披露してくれる。登川誠仁、嘉手苅林昌、 大城美佐子、山里勇吉など、今は皆、鬼籍に入っている。

私は、沖縄には縁もゆかりもないのだが、中学卒業のときに家族で旅行に行ったのがきっかけだったのか、沖縄のことがすっかり好きになり、沖縄音楽もたくさん聴いた。この映画のサントラももちろん最高で、映画を見た後に映画館でサントラを購入をしたのは、後にも先にもこの映画だけだと思う。これだけ豪勢な沖縄民謡がありながら、なぜかマイケル・ナイマンなのもいい。私にとっては、ピアノレッスンのあの曲よりも、三線とピアノのセッションのほうが印象的である。

失礼ながら、そんなに素晴らしいストーリーでも映像でも演技でもないと思うし、予告編だって全然映画の良さが表現できてないと思うのだが、私にとっては特別な映画で、思い出すだけで心がソワソワする。学生時代の個人的な思い出の補正というのもあるのだと思うが、数少ないエモーショナルと思える映画の一つだ。今でも、沖縄に旅行に行ったり、沖縄民謡を耳にするたびに、懐かしさと、少しの切なさを感じるのだが、それはナビィの恋の影響である。


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