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健康やモテを度外視するボディビルダーが、健康的な体づくりを語る理由②

① はコチラ → 健康やモテを度外視するボディビルダーが、健康的な体づくりを語る理由①
※リンクは入れますが、読まなくても大丈夫です^^

 ボディビル競技には、野球などのメジャースポーツ同様「シーズン」があります。取り組み方は人それぞれですが、筋肉を最大限に育てるためには体脂肪が増えることもいとわずによく食べて、体全体を大きくしていく必要があるとの考え方が王道。そのためシーズンオフは食事の管理の方向性を変える傾向にあり、増量期と呼ばれます。

 ビルダーのイメージは「減量」だと思いますが、実は1年タームで増量と減量とを繰り返して自身の体をアップデートしているのです。
 言ってみれば、僕たちは理想を求めつづける「万年ダイエッター」なわけですね。一般的なダイエッターと何が違うのかというと「ほどほど」に留められないということ。

 ただ、それだけなんですよ。それだけなのに……。

 毎年、増量期から減量期に切り替えて1ヶ月くらいですかね。
 体脂肪がほどほどに落ちて、筋肉がほどほどに育っている。
 そんな自分の姿を鏡に映して見ては

「いまの体がちょうどよく健康だし、きっと一番モテるんだろうな」

 なんて想いが、頭をかすめたりします(小声:一瞬ですよ)。

 そう、わかっているんです。

 僕らが「やべえ!エグい!カッケーッ!」とアガる体は、多くの方の目には「やべえ!エグい!キモッ!」と映っていることくらい……。
 でも、わかっていたとしても、ひとたび極限の世界を味わってしまうと、もう戻れない。かなしいかな、ほどほどではとても止められない。極限まで体脂肪を落とそう、極限まで筋肉をつけようとしてしまうんです。

 ……しまうんですけど! はい、ここからが大事なところ。

●肥満状態から飢餓状態まであらゆる体を経験しているからこそ、僕らが極限を求める過程には、皆さんが求める「いい体」の状態が必ずあるのです。僕らは、皆さんが求める「いい体」を毎年毎年通り過ぎています。

●毎年、試行錯誤をくり返して体を変え続けているからこそ、体脂肪と筋肉の量をコントロールすることでしか体型を変えることができないことを、よく理解しています。

 つまり僕らは、皆さんが目的地に辿りつく最高・最善のルートを知っているということ。先ほど「ほどほど」で止められないと書きましたが、極限の道は自らの意志で求めた者にしか拓けませんから、自分以外の誰かに強要するようなことなど、いたしません。

 健康とは、そもそも「いい体」に宿るもの。だからこそ健康やモテを度外視するボディビルダーが健康的な体づくりを語るべきだと、私は思うのです。

【バズ筋note-02】
肉体改造の「過ぎたるは猶及ばざるが如し」こそビルダー。
しかし、その過ぎたる過程に「健康でいい体」がある。

次回予告……
今こそ、覚醒の時ーー。筋肉リテラシー向上プロジェクト、発進!

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