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8.その他アプリケーションの電池パックの概要

ノートPCと携帯電話以外の、主な電池駆動機器の状況は下記の通りです。


デジタルスチルカメラ(デジカメ、DSC)


普及品は乾電池駆動のものが多い中で、単三乾電池2直と外形互換で、

カメラ本体側で電圧対応をすれば乾電池を互換品にできる

リチウムイオン電池の登場は興味深いものがあります。

リチウムイオン電池の充電が切れてしまった場合には、緊急に乾電池を使うことが可能です。

ただし、乾電池駆動の機器は最大3Vで設計されており、リチウムイオン電池は4.2Vであるため、機器を壊してしまったり、最悪のケースでは発熱する場合もありえます。


このため、単三互換形状リチウムイオン電池は、端子位置をわざと

互換の位置からずらしており、うまいやり方だといえるでしょう。

一眼レフなど、高級デジカメ用はすべてリチウムイオン電池になっており、一眼レフ用では18500の2直1パラパックが一般的なようです。

高級品ではFG、IDを組み込んだものもあります。


デジカメ用では互換パックや海賊版パックが多く出回っており、

中には粗悪な品質のものがあるようで、安全対策にIDを入れるケースが増えてくるでしょう。


携帯オーディオ


iPodは世代ごとに異なったセルが使われています。(第1と第2世代は同じ)いずれもバッテリーの交換を想定していません。

セル劣化の場合はセットごと交換することになっているようです。


無線機


双方向の無線機(トランシーバ)では円筒型の2直1パラ、2直2パラが使われることが多いのではないでしょうか。

パックとしては、防水は必須で、石油化学プラントなどでの使用のための防爆型のパックもあるようです。

 業務用が主体の市場で、例えば北欧など寒冷な国で使われる場合には、冬季の屋外では-30℃も珍しくなく。

当然、電池にも厳しい性能要求がなされるようです。


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*2006年当時のお話をもとにしております。

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