6.ノートパソコン用電池パックの概要
現在のノートパソコンに使用される電池パックは、ほぼ次のようなものとなっています。
使用セル
数年前まではニッケル水素電池が大きな比率で使用されていましたが、最近はほぼ100%リチウムイオン電池となりました。
使用サイズは円筒型18650(径18.3mm×長さ65mm)が主流で、薄型にこだわった設計の場合には角型103450(厚さ10mm ×幅34mm×長さ50mm)が使用されています。
以前は円筒型では17670(径17mm×67mm)を使用したパックもありましたが、最近ではこのサイズが使われることは無くなりました。
円筒型の 18500(径18.3mm×長さ50mm)や ポリマー型やラミネート型の電池が使われることもありますが、一般的ではなくなっています。
18650セルの容量は1600、1800、2000、2200mAhと増加してきて、現在の最先端は2400mAhとなっています。2005年半ばになって2600mAhという発表も出てきました。
セルの容量は増加していますが、 充電電流や最大放電電流が容量の増加に比例して増加しているわけではなく、容量増大に伴って、充電時間が長くなったり、 最大放電電流が従来品と同じ値に据え置かれたりすることがあるようです。
また、2400ないし2600mAhという容量は18650サイズにとって、若干無理がある容量のようで、公称容量に対して実容量値が少なめになったり、量産したときの品質に問題があったりと、問題を指摘する声もあります。
セル構成
3直1パラ、3直2パラ、4直1パラ、4直2パラのいずれとなります。
過去には3直3パラが主流であった時期もありますが、現在ではほとんど見なくなりました。
3直系の電池パックを使用するパソコンのACアダプターは15~16Vのもの、4直系の電池パックを使用するパソコンは19~19.5Vのものが使われます。
残量管理(FG)
ほとんどすべてスマートバッテリー準拠になっています。
ID管理
ID管理は、一般的には使われておりません。
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*2006年当時のお話をもとにしております。
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