自分らしさが良いのはなぜ?
自分らしく、自分らしく、とはよく言われるし自分らしくいたい、というのはよく聞かれます。
でも、果たして、私の「自分らしさ」って何?と改めて聞かれたら、どう応えますか?
「自分らしく生きようにも、何が自分らしさか分からなければ、自分らしく生きようがない。」リチャード・H・モリタ(カウンセラー)
自分らしいということが、どのようなことなのかを考えてみる時、こうあるべきだという理想論ではなく、自分が素直にどうしたいかを考えてみることが第一歩なのかなって、そう思います。
良い点も悪い点もどちらもなければ、それは自分らしいということにはならないのかなって、そうとも思うから・・・・・・
私らしい生き方、とか、私らしいキャリア、私らしい恋愛や結婚とか(このあたりはひとりではできないので合わせて二人らしさになるのかもしれません)・・・・・・って、いったいどういうものでしょうか。
そしてなぜ私たちは自分らしくいたいと思うのでしょう。
とくに、女性のほうが自分らしさにこだわりを持っていると私は感じます。
よく「マイなんとか」「オンリーなんとか」って女性のほうが使いますよね?
自分らしくいたい理由は、理屈や理論よりも私たちの心が求めているというか、感情で、どちらかというと人のごく自然な姿だと思いませんか。
何かを選択するときや、決心するとき、判断するときももちろんそうですが、それ以外にも普段の洋服を選ぶことなどから、いろいろなことに自分がこれ!と思うことを反映させられるのは、楽しいですよね。
というか、何かしらの手段で自分を表現するって人間の本能なのでしょう。
仕事を通じて自分を表現したり、普段の自分の選択のしかたなどでも自分を表現できます。
私はこれがいい、こういうことがしたい、こうありたい、こんな人です、というのを無意識にやっているのでしょうか。
それが自分がここにいる、存在している、ということにつながるし、自分の存在価値が何か、みんなが求めていることを考えると、自分を表現することもごく自然です。
自分らしくいられることはまた楽でもあるし、楽しいから余計そうありたい。
また、楽で楽しいことなら続けられるから、自然に結果もついてきて、さらに楽しい。
自分らしくいられることは、そんなメリットもあったりするのですね。
さて、では、自分らしさとは何か、自分で理解しているか、です。
「多くの人が自分の可能性よりずっと低い次元で生きている。それは、常に自分らしさを他人に手渡しているからだ。世界に対して力を発揮したかったら、自分自身でいなさい。」ラルフ・ウォルドー・トライン(思想家)
一般論に無理して合わせても、自分らしさは発揮できないかもしれませんよね。
自分らしいということが、どういうことなのかを、素直な気持ちで考えてみてください。
自分らしさを活かせる分野を見つけて、そこで最大限の可能性を追求していく。
もし私の自分らしさとは何か?と聞かれたら最初に何を連想しますか?
ひとりでいられるとき、とか。
気の置けない友人と一緒にいられるとき、家族といられるとき、自分の趣味に没頭しているときなど。
またそこから一歩踏み込んで、どうしてそれが自分らしいと思うのか、考えてみるとまた違う視点の答えも出てきます。
自分らしさを誤解してしまっているときもあるので、普段から自分らしいとはいったいどういうことなのか考えてみておくのもいいでしょう。
チャレンジなのは、自分らしさが何かわかっていてもそうなれないような環境にいるとき。
または自分らしさに素直になれないとき。
そんなときはどうしましょうか。
最終的には価値観の判断だったり、自分にとって今何を優先するかの選択にはなりますが、自分らしさが犠牲になるとき、失うものは何か、考えてみてください。
自分らしさをあきらめて手に入るものとどちらが大事か。
それでホントに納得しているのか。
またどれくらいそのままの状態でいられるのか。
こんな風に考えてみると、答えは意外に明らかだったりするかもしれません。
自分らしいのがいい、と漠然と思うだけでなくときには少々哲学的ですが、こんな風に考えてみると意外に自分を深く知る機会になります。
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