自己評価のしかた
あなたは、自分で自分を評価できますか?
批判する評価ではなくて、プラスに評価する、の意味での「評価」です。
もちろん、評価には査定や分析のような意味合いもありますが、ここでは、自分の値打ちを認めてほめる、という意味で考えてみましょう。
自分に厳しすぎるせいか、これがなかなか上手にできない人が多いと感じます。
現実に、これまでを振り返って小さなものから大きなものまで、今までで「やった!」と思ったことを書き出してみると、詰まってしまって、手がすっかり止まってしまわないですか?
あなたがもし、今までの「やったぁ!」と思うことを書き出してみて、といわれたら、そのリストはどれくらいのものになるでしょう。
スラスラ出てくる?それとも、答えに詰まる?
なかなか自分を評価するって大変、と思いますか?
前回お話したように、人と比べたり、自分が持っていないものにフォーカスするクセがついていることもあるかもしれません。
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自分を卑下しないで
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自分の中にある「やったぁ!」と思う小さなことを見ていくようにするには、どうしたらいいでしょう。
ここは、あまり理屈でやろうとするよりも、自分のやったことを認めてみよう、という気持ちのほうが大事です。
評価するには、何か大きなことをやっていないとダメ、とつい考えていないでしょうか。
大きなことしか評価してはいけないルールなんて、ないはずなのに、いつの間にか小さなことは評価できない、と思い込んでしまっているのかもしれません。
自分で自分を評価するなら、とくにルールはなくても良いのです。
学校での成績や、会社でのパフォーマンス評価とはわけが違います。
たとえば、何か間違いをしたときでも、それを間違いだと気づいたのなら、それを評価してもいい。
それを受け入れられることも、評価したいし、自分のやったことを収拾するために何か行動を起こしたらそれも評価してもいい。
ほかにも、健康でいられることや良い友達がいることだってそう。
毎日続けていることがあるなら、それは大きなことです。
仕事を見つけたこと、一人で旅行したこと、結婚や出産、育児はもちろん、毎日通勤することだってリストに加えたっていいのです。
そんな小さなことを評価したって仕方がない、と思うなら、確かにそれまで。
ただ、自分の「やったぁ!」を普段から意識することが自分への評価→自分を認めること→自信、とつながるのは確かですよ。
評価することがないと、つい「私は何もしていない」と卑下したり自己嫌悪したりにつながります。
こうして私は何かやっているんだ、やってきたんだ、と思えることは、気分もアップします。
どうしたら自己評価できる自分になれるか、と方法が考えているなら、理論はさておき、今までを振り返って、小さな「やったぁ!」を見つけてみてください。
もしどうしても自分でできないなら、あなたを良く知っている人に、聞いてみましょう。
一人でできないときは、誰かに助けてもらったらいいのですから。
自分では思ってもいないことを見ていてくれるかもしれませんよ。
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