「第二の人生の目標を見失った時、読んでください」さほど心配ない事に気付きます _セカンドライフ
定年を迎えて仕事を探す人。仕事をしなくても暮らしていける人。
様々です。
でも第二の人生は、働くにせよ、ライフワークにせよ、目的が以前と大きく異なってきます。
現役中は家族の生活を支えるために一生懸命働いてきたはずです。
でも第二の人生は、これから何のために生きていくのかを確かめながら生きていくようになります。
何故なら人生の終盤を見据えたとき、これまで自分は世の中にどんな貢献ができたかを考えるようになるからです。
1.「第二の人生」をスタートしたとき、身の回りで起こる変化
これまで親しく付き合いのあった人達が、退職とともに関係が変わってしまうことがあります。
まさか!と思われたかもしれません。
でも、これからお話する理由で、関係性が一機に変わることがあります。
定年を経験した人達の話を聞くと、このような状況は多かれ少なかれ経験しているようです。
社内の人間関係だけならまだしも、まさか社外の人間関係でも現役を離れた途端に関係が薄くなるなんて、予想できませんよね。
きっと相手の方は、無意識のうちに「あぁ この人は引退した人なんだ」と思っていたのかもしれません。
2.第二の人生には、「アルもの」リストが大事
私からみると、A氏は色んな勉強や実践をされてきた方で、新しいことを考え出すことができる人だと思っていたのですが、こんな状況になるとは驚きでした。
たしかに第二の人生(定年)を迎えれば、環境が変わるのですから失うものがあるのは当然です。
かく言う私も定年したときには、全く同じ経験を持っていますが、私はA氏のようにならなかったのは、A氏と考え方に違いがあったからだと思っています。
A氏は「ひとつひとつ無くなっていく」という考え方で、今を考えていました。
私は、「失うモノがあるけれど、私にとって”アルもの”は何んだろう」という考えを持っていました。
何かを失うわけですから孤独、寂しさ、妬み、嫉み、焦りを感じるのは当然です。
でもその反対に自分に「アルもの」は何か?「アルもの」でできることは何かを考えていました。無い物ねだりは無意味ですから。。。
では、「アルもの」とは何か?
まずは足元にある健康、家族、衣食住です。
次にスキルです。多少の語学力、出版経験から得た文章力、交渉力
次に能力です。ひとつのことをやり抜く持久力と好奇心
これを見て「なーんだ そんなこと?」と思われました?
普通ですよね。
でも、これらは確実に私がもっている「アルもの」です。
滅多なことで失うモノではありません。
これを全部使って何かをやれば、以前の世界なんてこっちから「ありがとうね! アディオス アミーゴ!」と決別し、全く新しい世界を作ることだって十分できます。
ただし若い頃のようにスタートアップを起こして、大成功するなどというような野望は考えないほうが良いと思います。
もうそれをやるパワーはありませんから。.苦笑
私の場合は、地域の子供達に問題解決の仕方や、仮説の立て方、学び方を面白おかしく教えています。
3.「生きること」「稼ぐこと」の意味を見直す
大きく稼がないと生活維持ができない場合は別問題ですが、そうでなければ「稼ぐ」ことと「生きる」ことは分けると楽に生きていけます。
お金を稼ぐ意味は、「生活の固定費を稼げればいいや」くらいの位置づけにしておけば、ストレスは少なくて済みます。
生きる意味は、「自分のアルもの」で「人が喜ぶ」ことに活かしていく。
稼ぐことと、生きることを分けておくと、孤独、寂しさ、妬み、嫉み、焦りから解放されるようになります。
でも、人間ですから完全に孤独、寂しさ、妬み、嫉み、焦りから逃れることはできませんが。。。それも まぁ いいっかぁ くらいで考えておきましょう
こうして生きて行ければ、他人の成功を喜び、他人の喜びが自分の喜びになり、孤独、寂しさ、妬み、嫉み、焦りから解放された人生を送れるようになります。
さぁ 皆さんも「アルもの」リストを作りましょう。
それは皆さんの強力な武器になるのですから。。。
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