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定年退職とコロナ・パンデミックを同時に迎えて(1)

若い時から、組織、とりわけ会社という組織に馴染むことができませんでした。
30年前に起業を考えたこともありましたが、社会的な条件はとても厳しく、踏み出す勇気もありませんでした。


小心者の私が目指したのは、会社を定年した後に年金暮らしで好きなことを始めるという道でした。


しかし55歳定年を待っていたら、定年が60歳に伸びました。そのうちに年金の支給が65歳からに延長され、65歳までは会社勤めを続けなければならなくなりました。何かとストレスの多い毎日でしたが、65歳の定年退職を目指して、とにかく健康に気をつけながら、計画をまとめていました。


あの場所を訪れたい、あのイベントに行きたい、あの人に会いたい。夢は膨らみました。夢のおかげで、なんとかストレスに耐えることができました。

晴れて定年を迎え、喜びにあふれて計画を進めようとした時、札幌で新型コロナウイルスの感染拡大が始まりました。得体が知りないウイルス。高齢者は重症化し死亡する確率が高い。

自由な旅行は制限され、イベントは次々に中止されました。人と直接会うことも難しい日々が、突然訪れたのです。

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