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優里さんの『レオ』は何故泣けるのか??



いつも読んでいただき
ありがとうございます。

今回は、
優里さんの歌う『レオ』
たーにゃんこなりの歌詞解釈を
書いていこうと思います。

一般的な『犬』や『ペット』からの目線の
歌詞解釈は、たくさんありますので、
そちらをご覧ください✨

まず、
何故たーにゃんこは、ペンを取ったか??
ですが、

これが私がいつも言っている
『愛がないと視えない』
繋がっていくからです。

優里さんて、数々の歌の通りに、
本当に心優しい人なんだな…と思います。

愛がないとこの歌詞は書けないです。
相手が何を思っているか?を考えられないと
書けないですよね。

最初はたくさん視えていたものが、
当たり前の時間と共に薄れていき、
視えていたものが視えなくなる。


これは、何に対しても同じ事で、
普通に生活が出来ていることの幸せ、
当たり前の毎日が訪れる事への幸せ。

皆さんは感じてますでしょうか??

おそらく、
そう感じている人は少ないでしょう。

この広い世界の中で、
おそらく世界一平和で綺麗で衛生的な国は、
他にないんです。

それなのに、その環境が当たり前なので、
その幸せな事実を視えなくしてしまう。

他の国の様子を一度でも見て仕舞えば、
日本人で良かったな。と
思う瞬間は必ずあります。

前置きが長くなってしまいましたが、
私はペットを飼う事をしません。

昔は飼っていたことがあります。

ですが、必ず『死』という
永遠の別れが訪れます。

そして、
ほとんどの動物は
人より先に亡くなります。

まず、ペットを飼った時に、
これが私には耐えられませんでした。

子供の頃は『生』と『死』への執着は、
そこまででもなかったんですけどね。

自分の事しか考えてないうちは、
本当に鈍感というか何というか、
『どうでもいい。』という言葉が、
ぴったりとくるような感じです。

わかりますかね?

自分以外の存在に
そもそも興味がない
んです。

だから、周りの動物や人や生き物が、
生きようが死に絶えようが、
どうでも良い気持ちなんです。

それが、いつからでしょうか…

父を亡くしてからか…
自分が生死を彷徨ってからか…
母を亡くしてからか…

自分でもよくわからないんですけど、

 『このままじゃ人としてダメだな』

と、思うタイミングが
色々あったんでしょうね。

視点が明らかに【自分】から【相手】に
なったんですよね。

それでもやっぱり私も人間なので、
まだまだ『自分主観』が抜けない事は
多々ありますけどね。

【うみねこのなく頃に】というゲームの中の
『愛がないと視えない』という言葉が、
凄く自分には刺さりまして、

本当にそうなんです‼️

驚くくらい‼️

自分は今まで何を見てきたんだろう⁉️
と思うくらい、

同じものを見ているのに、
違うものが見えてくるんです。

不思議な気分になりますよ!
今まで視えなかった(実際は見えていた)ものが
思いやりの心で視えるようになる。

だって、自分が見ている景色は、
今までと何も変わらない。

変わったのは、
自分の感受性の問題なのですから。

これを読んでくださっている皆様には、
必ず『愛を持った行動』を
心がけていただきたいな。と思って、
ペンを取りました。

めちゃくちゃ長くなりましたが、
歌詞の解釈をしていきますね。

「レオ」歌:優里 作詞:優里 作曲:優里

ショーケースの中過ごしていた

誰もかれもが過ぎ去っていた

怖かったんだ 
あの日君に
連れられるまでは



僕と同じの小さな手
転げまわり 
くすぐりあう僕ら

こんなに君の事好きになってた



どんなときでも傍に居て
君が言うなら ああ



名前はレオ 名前呼んでよ

君がつけてくれた名前だから

嬉しい時も悲しい時も

傍に居ると決めた大事な人



君が大きくなるほどに

僕との時間は減るが道理

遠くに君の友達同士

仕方がないよなぁ



最近つけるその香水

鼻の利く僕にとっては辛いや

今日も帰りは遅くなるんだろうか



君が居ない部屋 夢を見る

あの日のこと また



名前はレオ 名前呼んでよ

君がつけてくれた名前だから

寂しいけれど 悲しいけれど

傍に居ると決めた大事な人



君が誰かと暮らすことを
伝えに帰ってきた夜に

撫でてくれたね きっとお別れだね

最後にさ 会えたから ねぇ幸せだよ



名前はレオ 名前呼んでよ

君がつけてくれた名前だから


もう泣かないでよ 名前呼んでよ

あの日より大きな手で撫でてくれた



名前はレオ 名前呼んでよ

君がくれた名前で良かったよ

忘れないでよ それでいいんだよ

新しい誰かにまた名前つけて

一連の物語の流れは、
私より詳しい解説のサイトがありますので、
そちらをご覧下さい。

簡単に言うと、
子供の頃に『私が守る!面倒を見る!』と
飼い主が約束して飼い始めた『レオ』と言う、
ワンちゃんの目線の歌です。

ショーケースの中過ごしていた

誰もかれもが過ぎ去っていた

怖かったんだ あの日君に
連れられるまでは

ペットショップでしょうね。
飼い主に出会うまでは、
誰の目にも止まる事なく、

自分がどうしてペットショップにいるのかも、
ペットショップで生きる事が当たり前の世界。

小さなスペースで毎日違う人に眺められて、
自分がこの後どうなっていくのかもわからない
そんな毎日を過ごしていたんでしょう。

先行きがわかない不安は、
生きていくものにとって、
本当に恐怖の毎日だと思います。

皆さんはそうなってませんか?
ちゃんと目標を持って生活していますか??

自分の意思を塞ぎ込んで、
誰かの言いなりになってませんか?

自己主張をしてますか?

そう考えると、
この時の『レオ』の気持ちは
理解できると思います。

そして、心の優しい飼い主に恵まれ、
引き取られていって幸せのようです。

僕と同じの小さな手
転げまわり 
くすぐりあう僕ら

こんなに君の事好きになってた

お互いにまだ子供で、小さな手。
純粋にいつも遊んでいたんでしょう。

狭い世界から
【今までよりは】広い世界へ出られた。

不安な毎日を拭ってくれて、
楽しい毎日を与えてくれる飼い主を
大好きになるのは良くわかるかと思います。

どんなときでも傍に居て
君が言うなら あぁ

どんな時でもそばに居てね。
飼い主もそれくらい『レオ』の事が好きで、
楽しい時間を過ごしていたのでしょう。

ですが、『レオ』にとっては、
   ここが世界の全て。

そして、
この言葉を言った本人が裏切る時がくる。
お互いにそんな事を
知るはずもなかったのでした。



名前はレオ 名前呼んでよ

君がつけてくれた名前だから

嬉しい時も悲しい時も

傍に居ると決めた大事な人

暇があったら『レオ!』『レオ!』と
呼んでもらえてたのでしょう。

犬は忠誠心が強い。って言いますからね。
人間以上に忠実に主人を敬います。

だってワンちゃんは、
ずっと家の中にいるから、
そこ以外の世界をほとんど知らない。。。

嬉しい時も悲しい時もずっと一緒に…



君が大きくなるほどに

僕との時間は減るが道理

遠くに君の友達同士
 仕方がないよなぁ



飼い主が成長するにつれ、
『レオ』は放置される時間が増えていきます。

人間って勝手ですよね。

私は絶対こうなる事がわかっているので、
生き物を飼う事をやめました。

犬には犬の。
人間には人間の生活があるんです。

一緒にいる事が当たり前。ではなく、
一緒に居られない事。が、当たり前なのです。

最近つけるその香水

鼻の利く僕にとっては辛いや

今日も帰りは遅くなるんだろうか


君が居ない部屋 夢を見る
あの日のこと また



自分のことばかり考えずに
『レオ』の事を真剣に考えてる時なら、
香水などつけなかったであろうと思う。

犬は嗅覚が人間の5倍?と
言われてますからね。

自分の事を考えてもらえていない事を
わかっていながらも、
飼い主に託し続ける【無償の愛】

これは、人間側からの【無償の愛】も
あるのかもしれません。

ですが、人間には決定権があり、
ペットにはそれがありません。

わかりますかね?

全ては【人の都合で変えられる】と
いう事です。

ですが『レオ』に決定権はありません。
主人の帰りを待つことしかできない。

【今日も】帰りは遅くなるんだろうか?
毎日、遅くて寂しいんでしょうね。

今日も。です。今日も。
まるで晩御飯を作って、
旦那様の帰りを待つ奥様のような…

そんな中、
主人を待つ部屋の中で眠ってしまい
【自分をたくさん呼んでくれた】
あの頃の夢をみます。

犬は喋れないですからね。
【本当に切ない】

どうですか?
皆様は想像できますか?

自分の事を考えてもらえない行動の毎日。
名前を呼ばれることも減り

それでも主人につくす『レオ』

心の叫びが出てしまいます。

名前はレオ 名前呼んでよ

君がつけてくれた名前だから

寂しいけれど 悲しいけれど

傍に居ると決めた大事な人



昔のようにたくさん名前を呼んでよ!
君が付けてくれた名前だから!

寂しいけれど😭 悲しいけれど😭
そばにいると決めた大事な人。

その言葉通り、
『レオには飼い主しか居ない』

飼い始める時は
『私があなたを守ってあげる』
そう言ってくれたのに…

どんなときでも傍に居て
君が言うなら あぁ…

成長して社会に出て、
飼い主は別に暮らす事になったのでしょう。

『レオ』は実家に残され、
別々の生活が始まっていきます。

犬の平均寿命は15年くらいらしいので、
もう老体でしょうね…

君が誰かと暮らすことを

伝えに帰ってきた夜に
撫でてくれたね 
きっとお別れだね

最後にさ 会えたから ねぇ幸せだよ



飼い主が久しぶりに実家へ帰宅して、
結婚する事を『レオ』にも報告しに
帰ってきたのでしょう。

その頃にはもう年老いて、
今回会えるのが最後になる事を
『レオ』は気づいていたんでしょう。

もちろん、人間はね、
いつまでも『レオ』は居なくならない、
当たり前の存在になっているので、

自分の事ばっかりで、
『レオ』の事まで気にかける
余裕はなかったのでしょう。

そんな中でも『レオ』は、
自分を愛してくれた主人が撫でてくれた事が、
嬉しくてたまらなかったのだと思います

そんな日があり、
ついに【その日】を迎えてしまいます。

自分の力では動く事すらままならない。
人間で言うと寝たきり?危篤?でしょうか…

『レオ』は人間のように
友だちと自由に遊び回ることもなく、
恋愛する事もなく、
自分の子供を知る事もなく、

それでも

名前はレオ 名前呼んでよ

君がつけてくれた名前だから

もう泣かないでよ 名前呼んでよ

あの日より大きな手で撫でてくれた

何度も名前を呼ぶ主人。
だけど老体だからか、
その声はもう『レオ』の耳に届かない…

あの頃のように名前を呼んでよ…

いくら呼んでも聞こえない…

そんな中でも目は見えているようで、
主人が泣いている姿は確認できる。

『もう泣かないで』
レオは、ここに居るよ。
名前呼んでよ…

主人は何度もレオと呼ぶが、
それでもやっぱり主人の声はレオに届かない。

だけどひとつだけわかった事は、

自分(レオ)を引き取って帰ったあの頃、
楽しくくすぐったあの頃、
何度も名前を呼んでくれたあの日、

あの日より大きな手で撫でてくれた。

それだけはわかる。。。
(くぅ…切ねぇ…)

そして、『レオ』は息を引き取る…

名前はレオ 名前呼んでよ

君がくれた名前で良かったよ

忘れないでよ それでいいんだよ

新しい誰かにまた名前つけて

そう、当たり前じゃない。
今という時間。今日という1日。

同じように過ごしているけど、
全く別の1日になる毎日。

毎日が同じ事が当たり前じゃなくて、

毎日違う事が当たり前なんです。

いや、無理ですマヂで。
生き物を飼った時のこの瞬間は、
2度と経験したくない。

私は自分の親も2人とも経験したので。
『死』に対する恐怖なのか何なのか。
自分でもわからないですが、

さっきまでずっと動いていたものが、
電池が切れたように動かなくなるんです。

人は死んだらどうなりますか??
という質問を時々もらいますので、
答えておきますと、

【無】 です。

何もなかったことになります。
あるのは生きてる人からの観点だけであり
無です。

あぁ、楽になったな。とも思わないし、
辛かったな。とも思わないです。

びっくりするくらい。【無】です。

だから

忘れない事

が、死者への唯一の報いとなります。

その生き物の存在があった事。
その生き物が生きている間に伝えたかった事。
その生き物がくれた【無償の愛】

これを忘れない事です。

そしてまた、それを踏まえて、
また新しい誰かに【名前】を付けてあげて。

名前を付ける。という事は、
その生命の存在を認める事。

認識する。そこにある事を疑わない。

最近ってね。
生きているのに自己主張する人も減ったし、

自己主張してる人を認識すればいいのに、
否定しまくる人も増えてるので、
本当に生きづらいかと思いますが、

『存在を認める事の大切さ』

ペットショップで売られていた『レオ』を
あなたは『生きている』と認めてくれた。

私があなたを守ってあげる。
そう言ってくれた。

なのに、やっぱり犬は犬。
人間は人間というしがらみに、
苦しみながらも、

お互いの存在を尊重して、
人間の自分勝手に従い続ける『レオ』

人は『自分勝手に生きている』ことを
自覚できるようになると、

毎日が楽しく生きられるように
なるのかもしれませんね。

ペットを飼われている読者様は、
ペットの一生は短いので、
一生懸命に愛でてあげてくださいね☺️

私は放置してしまう【罪】を持ってるので
遠慮させていただきます。


飼うと決めた時どんな気持ちでしたか?

忘れた事が罪なのではなく、
思い出せない事が罪なのだ。

これは人間の子供達も
配偶者も恋人も友人も同じです。

自分の人生とも照らし合わせられる。

だから共感できる人が
多いのかもしれませんね。

人はそれを失った時に初めて気がつく。
【自分がどれほど酷い仕打ちをしていたのか
を…

名前は『レオ』 名前呼んでよ

楽しい毎日が皆様に訪れますように。

最後までお読みくださいまして、
ありがとうございました。

あなたを成長させるために失われた
全ての生命に感謝を✨

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