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バットマン:梟の夜 ネタバレあり感想・あらすじ解説


僕が受け入れるのはただ一つだ

運命など存在しない(ナイトウィング)


バットマン翻訳コミックの感想第3回は『バットマン:梟の夜』です。

概要

前作『梟の街』とほぼ同じ時間軸での出来事をまとめた短編集です。

主にバットマンファミリーの各視点でのタロンとの闘いをまとめたものですがバットマンが活躍するエピソードもあります

内容的に前々作『梟の法廷』・前作『梟の街』のネタバレが含まれますので注意してください。


あらすじ

梟第三部、完結!

今宵、知られざる梟の夜が幕を開ける……。



バットマンは「梟の法廷」など単なるおとぎ話にすぎないと考えていた。だが、今は違う。実際に不死身の暗殺者タロンに殺されかけ、「梟の法廷」の存在が19世紀にまで遡るものだと知った。ゴッサムシティを支配する謎の秘密結社「梟の法廷」が、闇の騎士を始末すべくタロンの群れを解きはなったとき、バットマンの仲間たちも命がけの戦いを繰り広げていた……。本書は『バットマン:梟の法廷』と『バットマン:梟の街』の裏側で起きていた出来事を収録した作品である。バットマン関連誌で展開されたクロスオーバー大作『バットマン:梟の夜』にて、梟三部作は完結する!

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今作は章ごとに主役が変わるので各章の主役の紹介をします。

1章 バットウィング(デビッド・ザヴィンビ)

2章 バットガール(バーバラ・ゴードン)

3章 ロビン(ダミアン・ウェイン)

4章 ナイトウィング(リチャード・ディック・グレイソン)

5章 レッドフード(ジェイソン・トッド)

6章 バットマン(ブルース・ウェイン)

7章 バーズ・オブ・プレイ(ブラック・キャナリー、バットガール、
    カタナ、ポイズン・アイビー、スターリング)

8章(4章の続き) ナイトウィング(リチャード・ディック・グレイソン)

9章 キャット・ウーマン(セリーナ・カイル)

10章 ジョナ・ヘックス

また、各章ごとにイラストレーターも変わっているので絵柄も異なります。


前々作の『梟の法廷』、前作の『梟の街』はバットマンがメインでバットマンコミックの入門書としてアメコミ初心者にもおすすめだと思うのですが本作は有名なキャラクターからマニアックなキャラクターまで居るので正直初心者におすすめかというと微妙です。

もちろんここから知ったキャラクターに興味を持っても良いのです本作収録の各連載誌があまり翻訳出版されてないのも悩み所ですね。

各章ごとの主役はバットファミリー等ヒーロー側なのですが各内容自体はタロンとの対決なので本作のメインはタロンと言えますね。

タイトルも『梟(タロン)の夜』ですし。

登場人物(ネタバレ有り)


1章 戦力外通告


・バットウィング(デヴィット・ザヴィンビ)

主役。コンゴ共和国のバットマン。
ブルース・ウェインが設立した「バットマン・インコーポレイテッド(バットマン株式会社)」という各国のバットマンのフランチャイズの一員。
黒人のイケメン。スーツはメタリック。名前の通り羽がついている。
ゴッサムのバットマン・インクのパーティーに招待されたところ梟の法廷のターゲットであるルシアス・フォックスを守るためにタロンと戦う。

・ルシアス・フォックス

ウェイン・エンタープライズ社のCEO。
バットマンの装備関係の開発協力者。梟の法廷のターゲットにされる。

・タロン

梟の法廷に育てられた暗殺者。梟モチーフのコスチュームを着ている。
不死身のような肉体と治癒力を持つ強敵。

本名 アレキサンダー・ストーントン
1856年に引退したタロン。今回の作戦で復活してルシアス・フォックスを狙う。野蛮な凶暴性を持つと言われている。

・梟の法廷

ゴッサムを裏で支配していた闇組織。
冒頭でアレキサンダー・ストーントンの引退について会議している。
常に仮面をしているのにタバコを吸ったり飲み物飲んだりしてる。


2章 風船爆弾の脅威


・バットガール(バーバラ・ゴードン)

主役。ジム・ゴートンの娘。
かつてジョーカーに襲われて半身不随になったが奇跡的に回復してバットガールとしてバットファミリーの一員になり活動している。
梟の法廷のターゲットであるゴッサム市警本部長の父親ジム・ゴードンを守るためにタロンと戦う。

・ジム・ゴードン

ゴッサム市警本部長。バットマンの相棒。バーバラの父親。
梟の法廷に狙われてバーバラ含めて脅迫をされる。

・タロン

梟の法廷に育てられた暗殺者。梟モチーフのコスチュームを着ている。
不死身のような肉体と治癒力を持つ強敵。

本名 マリー
1946年に梟の法廷に選ばれた少女。
ディック・グレイソンも居たヘイリーズサーカスで曲芸師としての才能が有るも戦時中に風船爆弾で受けた火傷が有り表舞台には出れなかった。
舌も無く、しゃべれない。
冒頭でバットガールを何故か殺さずに見逃す。
作中の最後、血文字で自身の思いを伝える。


・梟の法廷

ゴッサムを裏で支配していた闇組織。
マリーをタロンに育てる為にスカウトに来る。
一見優しく見えたが暗殺者に育てる為なのでやっぱり悪人だと思われる。

・歩美

1944年の戦時中に日本でアメリカに送る風船爆弾を作っていた少女。
冒頭と最後に彼女の母親宛てへの手紙が綴られる。
風船爆弾の事件については巻末の解説に記載あり。

3章 コマツグミ対フクロウ(ロビン対アウル)


・ロビン(ダミアン・ウェイン)

主役。バットマン(ブルース・ウェイン)の息子。
ラーズ・アル・グールの娘のタリアの息子でも有りタロンと同じく暗殺者として育てられた。その為バットマンと違い殺人もする。
梟の法廷のターゲットである軍務局長兼指揮官ベンジャミン・バローズ少将を守るためにタロンと戦う。

・ベンジャミン・バローズ少将

軍務局長で陸軍と空軍の指揮官で梟の法廷に狙われる。
狙ってくるタロンとは血筋に因縁がある。

・タロン

梟の法廷に育てられた暗殺者。梟モチーフのコスチュームを着ている。
不死身のような肉体と治癒力を持つ強敵。

本名 不明
1778年以前から活動していた。
過去の任務の失敗の後始末の為にバローズ暗殺に志願する。

4章 血統


・ナイトウィング(リチャード・ディック・グレイソン)

主役。初代ロビン。
現在はナイトウィングとして独立している。
梟の法廷のターゲットであるゴッサムの市長と副市長を守るためにタロンと戦う。

・タロン(1人目)

梟の法廷に育てられた暗殺者。梟モチーフのコスチュームを着ている。
不死身のような肉体と治癒力を持つ強敵。
市長と副市長を襲うがナイトウィングに倒される。

・タロン(2人目)

梟の法廷に育てられた暗殺者。梟モチーフのコスチュームを着ている。
不死身のような肉体と治癒力を持つ強敵。

本名 ウィリアム・カップ
1910年代にヘイリーズ・サーカスでジャグリングと投げナイフの名手として活躍していた。
上流階級のバートン・クラウンの娘のアメリアと交際をしていた。
正体はディック・グレイソンの曽祖父。


5章 仮面の下で


・レッドフード(ジェイソン・ドット)

主役。2代目ロビン。
死から復活してレッドフードとしてアウトローズの仲間と活動している。

・アウトローズ

レッドフード(ジェイソン・トッド)、アーセナル(ロイ・ハーパー)、スターファイア(コリアンダー王女)の3人のチーム。
アウトローズとは無法者という意味。
梟の法廷のターゲットであるミスター・フリーズを守るためにタロンと戦う。

・タロン

梟の法廷に育てられた暗殺者。梟モチーフのコスチュームを着ている。
不死身のような肉体と治癒力を持つ強敵。

本名 シャオ・ルーン
かつてヘイリーズ・サーカスに所属していた曲芸師。
梟の法廷に対して心は売っていないとのこと。

  • ミスター・フリーズ(ビクター・フリーズ)

冷凍銃を駆使する冷凍人間。
映画やゲームで有名なヴィラン。
梟の法廷に研究資金と引き換えに冷凍保存の技術提供をしていたが暗殺のターゲットに選ばれる。


6章 アーカム襲撃


  • バットマン(ブルース・ウェイン)

主人公。ダークナイト。世界一の名探偵。
ジェレマイア・アーカムをタロンから守る為にアーカム・アサイラムに向かう。

  • ジェレマイア・アーカム

多くのヴィランが収容されている精神病棟アーカム・アサイラムの所長。
梟の法廷の暗殺のターゲットに選ばれる。

・タロン

梟の法廷に育てられた暗殺者。梟モチーフのコスチュームを着ている。
不死身のような肉体と治癒力を持つ強敵。

ジェレマイア・アーカムを狙う2人組。片方は巨体。

・ブラックマスク(ロマン・シオニス)

ギャングのボス。黒い仮面を被るヴィラン。
アーカム・アサイラムに収容されていたがジェレマイア・アーカムからブラックマスクの仮面を渡されてバットマンを狙う。

・その他ヴィラン
ミスター・ザーズ
スティールジャケット
フライト
クレイフェイス
ノクターナ

アーカム・アサイラムの患者。
ブラックマスクに洗脳されてタロンを狙う。

7章 殺しの美学


・バーズ・オブ・プレイ

ブラックキャナリー(ダイナ・ランス) 超音波ボイスを放つ格闘家
バットガール(バーバラ・ゴードン) ゴッサムを守護する闇の乙女
カタナ(山城タツ) 魂を奪う妖刀の使い手である謎の侍
ポイズンアイビー(パメラ・アイズリー) 植物を操る環境テロリスト
スターリング(イブリン・クロフォード)闘い方を知り尽くした一流のスパイ

上記5人の女性のチーム。
バットガールからバットマンの要請を聞いてタロンからターゲットを守るはずだったがポイズンアイビーがターゲットの1人で既に始末されて手遅れだった。

・タロン

梟の法廷に育てられた暗殺者。梟モチーフのコスチュームを着ている。
不死身のような肉体と治癒力を持つ強敵。

本名 ヘンリー・バラード
1842年以前から活動していた。
ターゲットのポイズン・アイビーを始末してバーズ・オブ・プレイに逆に狙われる。

8章 灰色の息子(4章の続き)


・ナイトウィング(リチャード・ディック・グレイソン)

主役。初代ロビン。
現在はナイトウィングとして独立している。
タロンの正体が自分の曽祖父であると知る。
梟の法廷に誘われるが拒否をする。

・タロン

梟の法廷に育てられた暗殺者。梟モチーフのコスチュームを着ている。
不死身のような肉体と治癒力を持つ強敵。

本名 ウィリアム・カップ
ディック・グレイソンの曽祖父。
『梟の法廷』でバットマンに倒されてバットケイブに冷凍保存されていたのはウィリアム。
バットマンがディックをいきなり殴った所も見ていた。
ウィリアムの行動がディックの人生に大きく関わっていたことが明かされる。


9章 似た者同士


・キャットウーマン(セリーナ・カイル)

主役。猫のコスチュームを着ている怪盗。
バットマンの味方だったり敵だったりする。
スパークと共にペンギンの持つ短剣を狙うがそこにタロンが現れペンギンを守るか決断を迫られる。

・スパーク

キャットウーマンの相棒。手から電撃を放つ。

・タロン

梟の法廷に育てられた暗殺者。梟モチーフのコスチュームを着ている。
不死身のような肉体と治癒力を持つ強敵。

本名 エフライム・ニューハウス
1665年以前から活動していた。
他のタロンに比べて名誉や道徳心に対する思いが強い。
梟の法廷への忠誠心も強いがそれは洗脳による虐待の結果だとキャットウーマンに見抜かれる。
ペンギンを狙うがその中でペンギンの所有する短剣が過去の任務で失った短剣だと気づき短剣の回収にこだわるようになる。

・ペンギン(オズワルド・コブルポット)

ゴッサムの暗黒街のボス。
梟の法廷にターゲットにされてタロンに狙われる。
鳥類の骨董品を集めていてその中にエフライムの失った短剣があった。
キャットウーマンとは旧知の仲。(仲間というわけではない)


10章 ニューオーリンズの復讐


・ジョナ・ヘックス

主役。凄腕のガンマンの賞金稼ぎ。
目的であったサーストン・ムーディがタロンに狙われていた為タロンと対峙する。

・アマデウス・アーカム

ジョナ・ヘックスに同行する男。
後に「アーカム・アサイラム」を創設する。
ジェレマイア・アーカムの祖先。

・ナイトホーク、シナモン

ジョナヘックスの味方の2人。

・タロン

梟の法廷に育てられた暗殺者。梟モチーフのコスチュームを着ている。
不死身のような肉体と治癒力を持つ強敵。

女性。梟の法廷からの命令でサーストン・ムーディの命を狙う。

・サーストン・ムーディ

ゴッサムの下水道局の元局長。梟の法廷の指示でタロンに狙われる。
ジョナ・ヘックスが探していた男。
子供達を誘拐して梟の法廷の迷宮を作らさせていた。(『梟の法廷』でバットマンが閉じ込められた迷宮)


感想(ネタバレ注意)











登場人物紹介だけで約4,000文字を書いたので見ての通り登場人物が多いのですが

正直最初に読んだときは

だ、誰!?


となった登場人物も数知れず。

というのもこれまで触れたバットマンが映画やドラマ、ゲームというメディアだったのでそれらに出てこないキャラクターに関しては知識が無かったのです。

ジョナ・ヘックスとか時代設定的に基本はバットマンと絡みませんし。

とはいえ短編ながらも各章の中でうまく話がまとまっているのでキャラクターをよく知らなくても面白かったです。

また、各章のタロンの過去の素性や性格が描かれている話も多く、それらも同情的になれる話であったり良かったですね。

逆に梟の法廷の非道さが際立ちますけど。

それでは各章の感想です。

1章 戦力外通告(バットウィング)


正直バットウィングを知らなかったのですがマーベルのブラックパンサー感があってかっこよかったです。

タロンのデザインもかっこいい。

話はシンプルにルシアス・フォックスを狙うタロンをバットウィングが撃退する話です。


2章 風船爆弾の脅威(バットガール)


冒頭いきなり日本のシーンから始まりまして驚きました。

結論から言うと日本で作った風船爆弾の被害を受けたマリーが梟の法廷に拾われてタロンとなったということですね。

日本、というよりは戦争の被害者ですね。

風船爆弾を作った女学生が原爆を落とされた長崎に居たというのが最後に明かされるのもなんとも言えない気持ちになりますね。

アメコミですが日本人にも響く話だと思います。

マリーは最初の闘いでバットガールを見逃すのですがその理由をバットガールが聞いたときにマリーは血文字で返事をします。

私もマスクをつけてる。
気持ちはわかる。


マリーは風船爆弾の被害で話せなくなっており、これが彼女の唯一の意思表示となりました。

同じ女性ということもあり、仲間意識が芽生えたんでしょうかね。


3章 コマツグミ対フクロウ(ロビン)


ダミアンの生意気っぷりがよく出てましたね。

タロンと同じく暗殺者として育てられた経緯から似た者同士かもしれないとダミアンは言いますが

「似た者同士でも・・・今のオレは違う!」


ときっぱり否定をしてタロンの首を容赦なく切り落とします。

子供なのに強い。さすがダミアン。


4章 血統(ナイトウィング)


ディックとタロンであるウィリアムが血縁であることが明かされるエピソード前半。

ウィリアムの過去が普通にかわいそうでこれは闇落ちするよねって感じです。


5章 仮面の下で(レッドフード)


正直タロンよりミスター・フリーズの方が強そうなので守る必要なさそうとも思ったりしました。

スターファイアー対ミスター・フリーズの炎対氷の絵はかっこいいです!

割と話の通じる方のタロンだったのとジェイソン自身も死を経験していることで和解のような形に落ち着きました。

しかしタロン自身が死を望んだ為ジェイソンは彼を殺しました。

「もしブルースが生きてたら・・・礼はいらんと伝えてくれ」


ジェイソンのツンデレっぷりが出てましたね。


6章 アーカム襲撃(バットマン)


タロンに襲われるジェレマイア・アーカムを守るバットマンがかっこいい!

ブラックマスクの精神攻撃をはねのける強さを示すのも良いですね。

ジェレマイア・アーカムを連れ出すために容赦なく殴りつけて気絶させるバットマン。

目を覚ましたらまた殴って気絶させます。

やはりバットマンは強キャラ。


7章 殺しの美学(バーズ・オブ・プレイ)


ポイズンアイビーが冒頭ですでに始末されてペラペラになってるのがちょっと面白かったです。

内容はシンプルにバーズ・オブ・プレイ対タロンという感じです。

さすがに5対1ではタロンでも厳しいですね。

最後タロンと一緒に冷凍保存される前のポイズンアイビーの表情とセリフの

「後でちゃんと解凍してね・・・」

こちらもちょっと面白かったです。


8章 灰色の息子(ナイトウィング)


4章の続きです。

引き続きウィリアムの過去と並行してナイトウィング対ウィリアムの話が描かれます。

さすが初代ロビンという感じでナイトウィングは強いです。

身分の差から恋人アメリアと別れざるをえなかったウィリアム。

妊娠していた自身の子を誘拐し、ヘイリーズ・サーカスに渡します。

「オレの息子。ゴッサムの灰色の息子(グレイソン)」


ゴッサムに絶望したウィリアムゴッサムに希望を持つディックの対比も良いですね。


9章 似た者同士(キャットウーマン)


個人的にはペンギンが好きなヴィランなので登場して嬉しかったですね。

キャットウーマンが見過ごすことができずにペンギンをタロンから守るのも良かったです。

スパークについては全く知らないキャラだったのでなんとも言えないのですが。

エフライムはタロンの中でも任務に忠実でありタロンであることの名誉にこだわるなどタロンのキャラクターの中では好きな方ですね。

ペンギンを助けたりタロンに同情したり、キャットウーマンの本性が見える話でしたね。

「怪物にだって情けが必要だ」


10章 ニューオーリンズの復讐(ジョナ・ヘックス)


1章~9章はほぼ同じ時間帯の各所の闘いを描いているのですが10章のみ1,880年代のゴッサムの西部劇が舞台の話となっています。

その為他の話と関連性は無く、ジョナ・ヘックスがゴッサムでタロンと出会うだけの話です。

後半からは梟の法廷とは関係ないジョナ・ヘックスの話ですがその中でブルースの祖先のアラン・ウェインも登場でします。

バットマン関連のキャラクターも把握できていないので当然ジョナ・ヘックスも未履修でした。

そもそも翻訳本自体が少ないというのもあるのですが。

ただいずれアーカム・アサイラムを創設するアマデウス・アーカムのエピソードは気になりますね。


まとめ


先ほどにも書きましたが各章の主役は分かれてますが本作全体としてはタロンがメインの一冊ですね。

収録されている話は各連載誌の中でタロンと戦うエピソードなので基本的にはキャラクターの背景や説明はほとんどなく知ってる前提なのですが逆にタロンは各エピソードで過去が語られることも多いので印象的にはタロンの印象の方が強いですね。

そしてこれはちょっとネタバレですがタロンは不死身ということもあり本作で登場したタロンは今後も登場するようですね。

翻訳コミックに居るかはわかりませんがまたタロンの活躍が見れると嬉しいですね。


というわけで『梟の夜』でした!

読んで頂きましてありがとうございました!


バットマンの『New.52』シリーズはここから『喪われた絆』に続くのですが次回の感想は『バットマン:イヤーワン/イヤーツー』を書こうと思います。

こちらの作品はブルース・ウェインがバットマンとして活動する1年目と2年目を描いた作品でバットマンの原点のひとつとしての作品です。


また読んで頂けると嬉しいです!

よろしくお願いします!


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