Ryo John Ito | BATHTUB COFFEE代表

コーヒーで世界征服を目論んでいる(割と本気) BATHTUB COFFEE代表のジョン…

Ryo John Ito | BATHTUB COFFEE代表

コーヒーで世界征服を目論んでいる(割と本気) BATHTUB COFFEE代表のジョンです。SIMPLIFY the Brewerをつくっています。水分はコーヒーかクラフトビールで補給します。ノーブルーム過激派。 https://simplify.coffee/ja

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独断と偏見のコーヒー語辞典 [2023年03月27日版]

 近年比較的使われることの多いコーヒーに関する用語に、簡単な解説を交えて紹介する。御多分に洩れず移り変わりの激しい近年のコーヒーを理解するための一助となれば幸いである。なお、語の選定や解説は、著者の独断と偏見によるものであることは予め断っておく。随時加筆修正中。ご意見ご要望は著者Twitterまで。 アールオーアール【RoR】 [Rate of Rise] 焙煎中の温度上昇率。一般的に1分間に上昇する温度のこと。 アールディーティー【RDT】 [Ross Droplet

    • 焙煎コーヒー豆輸入時の食品届の記入方法

      はじめに海外のロースターから焙煎したコーヒー豆を輸入販売するショップが増えている。弊店も同様で、しばしばイタリアのGardelli Specialty Coffeesをはじめとする海外のコーヒー店から焙煎豆を輸入し販売している(詳細はこちら)。また、個人でも簡単にコーヒー豆の輸入ができる時代になった。個人で消費する分には何も考えなくてよいのだが、これが販売となると話は別である(ここでいう販売とは「不特定又は多数の者に対する販売以外の授与」も含み、輸入した本人が自家消費する場合

      • バリスタとサスティナビリティ

        もうすぐ1歳になる息子が、リビングに転がるミルクピッチャーをおもむろに持って遊び出す。コーヒー器具が溢れている我が家では、日常的な光景である。この子が大きくなったとき、もしかしたらバリスタになりたいと言い出すかもしれない。そのとき僕は心の底から賛成できるだろうか。否、現在多くのバリスタを取り巻いている決して褒められたものではない労働環境が変わっていなければ、残念ながら反対せずにはいられないかもしれない。 バリスタと言えばオシャレでかっこいい職業というイメージもあるかもしれな

        • 6万円で事業をはじめた話

          6万円。これが何の金額かお分かりになるだろうか。僕が最初に事業をはじめたときの、まさに最初の資金である。 僕はコーヒー器具の輸入販売をしている。現在ももっとも人気のある商品が、この6万円で一番最初に輸入した商品だった。事業をはじめようと思ったきっかけはいろいろあったが、趣味の一環として海外からコーヒー器具の輸入をしていたことが、そのうちの大きなひとつだ。 コーヒーの業界に入る前、僕は大学院で英語をやっていたので、個人輸入に際し言葉の壁はあまりなかった。個人で輸入を繰り返す

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        独断と偏見のコーヒー語辞典 [2023年03月27日版]

          大会・確率・マゾヒスト

          大会というものは、昔からあまり好きではない。比較的緊張しいなタチなので、普段と違う環境の中一発勝負で成果を出さなくてはいけないというプレッシャーが好きではないのだ。 そんな中、2年ほど前に何を思ったかふとコーヒーの大会に参加したことがある。コーヒーのテイスティング力を競うこの大会。コーヒーの入った3つのカップがひとまとまりのセット。それが8セット用意される。実はそれぞれの3つのカップのうちひとつだけ違うコーヒーが入っており、その違うコーヒーが入ったカップを当てるゲームのよう

          大会・確率・マゾヒスト

          道具のはなし

          カフェでバリスタを見ていると、様々な道具を使い一杯のコーヒーをいれています。よく見かける器具から、カウンターの外からではなかなか見えないあんなパーツのことも知ってみましょう。きっとカフェでバリスタを見るのが楽しくなるはず。自分でエスプレッソを落とすかたはなおさらです。よく知っているはずの器具でも、実は知らなかったあんなことも?ビギナーのかたからプロのバリスタまで、きっと新たな発見があるはずです。 ノックボックスエスプレッソを抽出し終った粉を捨てるためのボックスです。金属、あ

          カフェラテをいれる

          カフェの一番の人気メニュー、知っていますか?実は日本をはじめアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダでも、一番人気はカフェラテだそう。個人的には、はじめは驚きでした。なんだかんだでポアオーバーだと思っていたから。でも、誰にでも飲みやすかったり、SNSにあげるキレイな写真が撮れることを考えると、確かに納得。最近では自宅に家庭用のマシンを置いて、ラテアートをSNSにあげるかたなんかも増えてきていますよね。さて、そんなカフェラテですが、プロのバリスタがどのようにして、また何を考え

          カフェラテをいれる