見出し画像

オフラインとオンライン

東日本大震災の時もそうだったし、現在発生しているコロナ禍でも顕著に現れていたが

人は目の前に相手がいる時には言えないような残酷な行為を平気でオンラインではしてしまう。

(無意識にと書きたかったが実はそうではない。)

それは相手が目の前に”いる”と認識できているときは言った後の未来や相手との関係性、雰囲気などを想像しやすいけれど、オンライン上ではそれができないからである。

この場合のオンラインとはメールや電話など直接相手と面と向かって話せないものだ。 

だってみんなテレビ電話なら良い子に話すでしょう?でもメールや電話、SNSへのコメントとなると途端に豹変する人がいる。

画像2

さて、ここで我々発信者の話題。


僕たちは毎日自分の考えや行動をSNSやnoteなどのブログツールで発信している。

そんな中で気をつけたいところが

「その発言や発言の仕方、オフラインでもやってんの?」

である。

例えば見ず知らずの人に「それは〇〇でしょ!」と突然フランクにコメントをしたり、「拡散してください!」とお願いをする。

もし道端で出会った人に突然「あなたの演奏おかしい、本当はこうでしょ!」と言われたり、この「この演奏会は有益なのであなたのお友達にもご紹介ください」と言われたらする?

怖くない?え、誰?ってなるよね?

それがSNSやメールではとてもよく起きてる。

僕が音大生当時、僕の態度が気にくわないと先輩同士で話していたようで僕の同級生伝えで注意をされた。
「〇〇先輩たちがカズくんの〇〇をやめるように言っている。」

僕の答えは「じゃあこう伝えて。ご意見があるなら直接お越しください。」こうだった。その後僕に直接言いにきた人はいない。
門下の兄姉弟子たちが僕を想って直接教えてくださったことは大概が的を得ていて勉強になったのは言うまでもない。

画像1

相手の顔や雰囲気、バックグラウンドが想像できないと僕たちは平気で粗相を犯す。

じゃあ僕たちがどうしたら良いのかであるが、要するに
知ってもらうことだ。

見ず知らずの人から演奏の仕方の教授やコンサートの宣伝依頼がくるから不審に思うのだ。

普段から様々なSNSやブログで自分を発信したり、youtubeをやったり、会いに行ったりとにかく「知ってもらう」

不審者から知り合い、果ては友達や仲間になってしまえば人は話を聞いてくれる。

でも多くの場合人との距離を誤りやすい、対面でさえ距離感を間違えて引かれることもあるのだからSNSで言えば尚更だ。

なのでまずは幼い頃に習った「お友達を増やすには」から始めたらかなり違ってくる。SNSやメールだからと言って言いたい放題、やりたい放題は違う。

SNSはそういうもんだ!と主張する方のところにはそういう方々が集まる。
それで良いならそこで、そうでないのならオフラインとオンラインの言動にできるだけ差が生じないように

画像3

その方が自分を偽らなくて楽でしょ?

今日はそんな話。


サポートして頂いた支援は全て金管楽器や金管バンドの奏法の研究、音楽を使ったエンターテイメントの発展に使用させていただきます。