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ヒューマンエラーとシステムエラー

おはようございます。音楽家の河野一之です。

お知らせ

まずはお知らせをさせてください。

①The LIVE "In Eb"動画販売開始!

令和3年2月28日(日)
東京都西日暮里駅もより「やなかホール」にてチューバ、テナーホーン、ピアノ、パーカッションの4人で開催されたライヴコンサートの配信動画です。

あの感動を再び!


②17LIVEという無料配信サイトで毎朝生放送しています。

ぜひ覗きにお越しください。

毎朝6:30~管楽器奏者が教えるブレスウォームアップ
毎日チューバライヴ


③金管バンドでスターウォーズを練習する会
6/26(土)10:00〜12:00
今回は前回のStarwars Phantom menaceに加えSWシリーズフォースの覚醒よりThe march of the Resistanceを練習します!

ご応募は以下リンクより

ヒューマンエラーとシステムエラー

最近の学びでヒューマンエラーなど存在しなく、システムエラーしかないんだよという話がありました。

まるで罪を憎んで人を憎まずという言葉のようですが、学べば学ぶほど本当にその通りだなと思うところで

完璧な人間というのはいません。本当の本当にいません。

どんなに気をつけていても失敗はしますし、思い通りにいかないことなんて当たり前の話です。そんな人間なので、様々なエラーを起こします。

なのでこのことを大前提に置いた場合、ヒューマンエラーというのはそもそも無く(=なぜなら失敗するのが前提なので)、その事前にするとわかっている失敗も含め、あらかじめ失敗をさせないような”システム”が必要なのです。

人を責める方が簡単

人を責める方が思考を使わないので簡単なのはわかるでしょうか?その人のせいにさえしてしまえば、あとの責任は自分には無くなるからです。

しかし、それでは問題の再発防止とはなりません。

責める前に、①なぜその問題が起きたのか、②その問題を解決するにはどうしたらいいのか、③再発防止を行うにはどうしたらいいのか

この3つを”一緒”に考えることが必要です。つまりシステムを見直すのです。

でないと、想いが足りなかったから、気合が足りなかったからなどという精神論に発展してしまいます。

しかも、絶対に人は失敗するという大前提があるにも関わらずその失敗を責めてしまうと人は二つの方法を取らざるを得なくなります。

それは

①失敗を恐れる
=行動力を失う=指示待ち人間
②失敗を隠す
=さらなる失敗に発展する=失踪する

こうなります。

システムを疑い、失敗は褒めろ

何か失敗が起きるので、あればその失敗が起きないようなシステムを組むことが必要です。

その失敗をする人を精神的に追い込むのでは無く、出来る作業だけやってもらうとか、または新たに人員を増やすとか、より適任の人材を雇い直すなどシステムややり方を変えなくてはただの堂々巡りとなります。

また失敗した際にまずは行動したことを褒めるべきです。

僕も指揮者や指導者としての業務の際に、チャレンジしてくれた奏者や何か新しいことをしようと動いてくれた方、でも失敗した方には

NICE CHALENEGE!

としか言いません。どんどん挑戦してもらって、行動してもらって失敗という経験値を積んでもらい、より世界の広い音楽を作りたいからです。

僕がもったいないと思ったり、興味を失ってしまうのは

行動をしない人、口だけの人

です。行動に移さない人ほど言葉は出します。行動をしていない=失敗もしていない=経験値がないから想像力がなく、誰かの挑戦へ気軽に茶々を入れられるのです。僕は嫌いにさえなりません、興味を失います。

まとめ

誰かの、人のせいにするのは簡単です。今のコロナ禍でも、コロナのせい、政治家のせい、行政のせい、社会のせい、会社のせい、親のせい

何かのせいにするのは本当に簡単です。でもそうした責任転嫁をしても、損をするのは自分です。

得をしたいのなら腹を括って自分で生きる。そして誰か人のせい、つまりヒューマンエラーを責めるのではなく、システムを見直す根本的な変化を促さない限りエラーは永遠に起こり続けます。

ぜひ、人に腹を立てる前に、自分の行動、システム、手順ややり方などを見直してみてください。

捗ります。

Thank you

Kazz


サポートして頂いた支援は全て金管楽器や金管バンドの奏法の研究、音楽を使ったエンターテイメントの発展に使用させていただきます。